グローブ・ユニティ・オーケストラ

グローブ・ユニティ・オーケストラ[1]Globe Unity Orchestra)は、フリー・ジャズアンサンブル

グローブ・ユニティ・オーケストラ
Globe Unity Orchestra
別名 グローブ・ユニティ
出身地 ドイツの旗 ドイツ
ジャンル フリー・ジャズ
活動期間 1966年 - 1987年2006年

略歴

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グローブ・ユニティは、1966年秋にベルリン・ジャズ・フェスティバルにて、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハによって結成された[2]ギュンター・ハンペルのカルテットと、マンフレート・ショーフのクインテット、そしてペーター・ブロッツマンのトリオ[3]を組み合わせ、11月3日にベルリン・フィルハーモニーでデビューした。メンバーは、片側がハンペル(バスクラリネット、フルート)、ウィレム・ブロイカー(バリトン・サックス、ソプラノ・サックス)、ショーフ(トランペット)、ゲルト・デュデック(テナー・サックス)、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ(ピアノ)、ブッシ・ニーベルガル(ベース)、ヤキ・リーベツァイト(ドラム)、もう片側がブロッツマン(サックス)、ペーター・コヴァルト(ベース、チューバ)、スヴェン・オーケ・ヨハンセン(ドラム)。

翌年の間、このコア・グループは他のヨーロッパやアメリカなどのミュージシャンが加わり完成されていった。そのメンバーは、ヨハネス・バウアー(トロンボーン)、アンソニー・ブラクストン英語版(アルト・サックス、クラリネット)、ウィレム・ブロイカー(テナー・サックス)、ルディジャー・カール(アルト・サックス)、ギュンター・クリストマン(トロンボーン)、ギュンター・ハンペル(バスクラリネット)、近藤等則(トランペット)、スティーヴ・レイシー(ソプラノ・サックス)、ポール・ローフェンス(ドラム)、ポール・リットン(ドラム)、アルベルト・マンゲルスドルフ(トロンボーン)、エヴァン・パーカー(ソプラノ・サックス、テナー・サックス)、ミシェル・ピルツ(バスクラリネット、クラリネット、バリトン・サックス)、エルンスト・ルートヴィヒ・ペトロウスキー(アルト・サックス、クラリネット、フルート)、エンリコ・ラヴァ(トランペット)、ポール・ラザフォード(トロンボーン)、ハインツ・ザウアー(ソプラノ・サックス、テナー・サックス)、ボブ・スチュワート(チューバ)、トーマス・スタンコ(トランペット)、ケニー・ホイーラー(トランペット)。

オーケストラは、「AACMビッグバンド以来、最も優れたアウトサイド・ジャズの才能を集めている」と述べられている[4]

彼らは1970年代後半、ジャズ・ヤトラのためにインドのニューデリーで演奏した。1978年、ニューデリーのアショカ・ホテルでのことである。

グループとして活発に活動していた時期の最後のコンサートは、1987年にシカゴ・ジャズ・フェスティバルで開催された。

2006年、コンサートとレコーディングを行った40周年記念ラインナップは、サックス奏者のエヴァン・パーカー、エルンスト・ルートヴィヒ・ペトロウスキー、ゲルト・デュデック、ルディ・マハール(バスクラリネット)に、トランペット奏者のケニー・ホイーラー、マンフレート・ショーフ、アクセル・ドーナー、ジャン・ルック・カッソッツォ、そしてトロンボーン奏者のポール・ラザフォード、ジョージ・ルイス、ジェブ・ビショップ、ヨハネス・バウアーに加え、アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ(ピアノ)、そしてドラマーのポール・ローフェンスとポール・リットンが参加した。

ディスコグラフィ

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アルバム

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  • 『グローブ・ユニティ』 - Globe Unity (1966年、Saba/MPS) ※アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ名義
  • Live in Wuppertal (1973年、FMP)
  • For Example (1973年、FMP) ※1曲のみ
  • Evidence Vol. 1 (1975年、FMP) ※Globe Unity Special名義
  • Into the Valley Vol. 2 (1975年、FMP) ※Globe Unity Special名義
  • Jahrmarkt/Local Fair (1975年/1976年、Po Torch)
  • 『インプロヴィゼーションズ』 - Improvisations (1977年、JAPO)
  • Pearls (1977年、FMP)
  • 『コンポジションズ』 - Compositions (1979年、JAPO)
  • Hamburg '74 (1979年、FMP)
  • Intergalactic Blow (1982年、JAPO)
  • 20th Anniversary (1993年、FMP)
  • Globe Unity 67 & 70 (2001年、Atavistic/Unheard Music Series)
  • Globe Unity 2002 (2002年、Intakt)
  • Globe Unity – 40 Years (2007年、Intakt)
  • Globe Unity – 50 Years (2018年、Intakt)

コンピレーション・アルバム

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  • Rumbling (1991年、FMP) ※『Evidence Vol. 1』『Into the Valley Vol. 2』を収録。Globe Unity Special名義

シングル

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  • "Der alte Mann bricht ... sein Schweigen" (1974年、FMP)
  • "Bavarian Calypso/Good Bye" (1975年、FMP)

脚注

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  1. ^ グローブ・ユニティ」の略称で呼ばれることも多い
  2. ^ Globe Unity Orchestra”. European Free Improvisation pages. 2008年8月31日閲覧。
  3. ^ Allen, Clifford (2008年2月10日). “Globe Unity Orchestra: Globe Unity - 40 Years”. All About Jazz. 2008年8月31日閲覧。
  4. ^ Litweiler, John (1984). The Freedom Principle: Jazz After 1958. Da Capo. p. 253. ISBN 0-306-80377-1