グレッグ・コーエン
グレッグ・コーエン(Greg Cohen、1953年7月13日 - )は、アメリカ合衆国のベーシスト。主にジャズの分野で活動し、ジョン・ゾーン率いるフリー・ジャズ/クレズマー・バンド、マサダ等で活動。ジャズ以外の分野のミュージシャンとも多く共演。
グレッグ・コーエン Greg Cohen | |
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マサダで演奏するコーエン(左から2人目) | |
基本情報 | |
生誕 | 1953年7月13日(71歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | ジャズ、フリー・ジャズ、クレズマー |
職業 | ベーシスト |
担当楽器 | ウッド・ベース、エレクトリックベース、アルト・ホルン |
レーベル | DIW |
共同作業者 |
トム・ウェイツ マサダ ウディ・アレン オーネット・コールマン |
来歴
編集ロサンゼルス出身。カリフォルニア州立大学で作曲とベースを学ぶ[1]。
1980年、トム・ウェイツのアルバム『ハートアタック・アンド・ヴァイン』に参加。以後、1980年代を通じて、トムのアルバム制作やツアーをサポート。『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1987年)収録曲「ストレイト・トゥ・ザ・トップ」では、ソングライティング面でも貢献した。デイヴィッド・サンボーンのアルバム『アナザー・ハンド』(1990年)にも参加。日本のシンガーソングライターSIONとも、アルバム『I DON'T LIKE MYSELF』(1993年)以降、度々共演している。
1994年、ジョン・ゾーン等と共にマサダを結成し、多くのアルバムを発表。1996年、ディスクユニオンの社内レーベル「DIW」から、初の自己名義のアルバム『ウェイ・ロウ』発表。タイトル曲も含めた2曲は、デューク・エリントンのカヴァー。
1997年、映画監督のウディ・アレン率いるジャズ・バンドのベーシストとして、ドキュメンタリー映画『ワイルド・マン・ブルース』に出演[2]。1998年、エルヴィス・コステロとバート・バカラックのコラボレーション・アルバム『ペインテッド・フロム・メモリー』に参加。2003年、マサダから派生したユニット、マサダ・ストリング・トリオにも参加。
2005年にはオーネット・コールマンのツアーに参加。ドイツ公演の模様は、ライブ・アルバム『Sound Grammar』(2006年)として発表された[3]。尚この作品は2007年度のピューリッツァー賞 音楽部門を与えられている。
ディスコグラフィ
編集ソロ・アルバム
編集- 『ウェイ・ロウ』 - Way Low (1996年、DIW)
- 『モーメント・トゥ・モーメント』 - Moment to Moment (1997年、DIW)
- Golden State (2014年、Relative Pitch)
脚注
編集- ^ 『ウェイ・ロウ』日本盤CD (DIW-918)ライナーノーツ (杉田宏樹、1996年)に基づく
- ^ Wild Man Blues(1997) (IMDb)
- ^ Sound Grammer>Review(allmusic.com)