クリプトクリアランス(Cryptoclearance)[2]とは、アメリカ合衆国競走馬種牡馬。主な勝ち鞍に1989年ドンハンデキャップワイドナーハンデキャップ英語版(G1)、1987年フロリダダービーペガサスハンデキャップなど。

クリプトクリアランス
欧字表記 Cryptoclearance[1][2]
品種 サラブレッド[2]
性別 [2]
毛色 鹿毛[2]
生誕 1984年4月9日[1]
死没 2009年9月24日(25歳没)[3]
Fappiano[1][2]
Naval Orange[1][2]
母の父 Hoist the Flag[1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 George G. Farm, Inc.[1]
馬主 Philip Teinowitz[1]
調教師 Flint S. Schulhofer[1]
競走成績
生涯成績 44戦12勝[1][2]
獲得賞金 3,376,327ドル[1]
勝ち鞍
GI ドンハンデキャップ 1989年
GI ワイドナーハンデキャップ 1989年
GI ペガサスハンデキャップ 1987年
GI フロリダダービー 1987年
GII ホーソーンゴールドカップハンデキャップ 1988、1989年
GII パターソンハンデキャップ 1988年
GII エヴァグレイズステークス 1987年
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経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

1986年8月2日、サラトガ競馬場でのメイドン競走でデビューし4着、2戦目で初勝利を記録する。その後3戦してアローワンス競走で1勝を挙げ、2歳時は5戦して2勝を記録した。3歳となり、年明け初戦から1着、2着としたあとG2競走エヴァグレイズステークス英語版で重賞初勝利。1戦挟んで出走のフロリダダービーでG1競走初勝利を挙げた。アメリカクラシック三冠路線に乗り込み、ケンタッキーダービープリークネスステークスアリシーバの4、3着、ベルモントステークスベットトワイス英語版の2着に終わる。続く4戦はトラヴァーズステークス2着を最高に勝ち星がなかったが、9月のペガサスハンデキャップでG1競走2勝目を挙げた。残シーズンはG1競走メドウランズカップハンデキャップとブリーダーズカップ・クラシックに使われたが3着、5着という成績に終わった。

4歳となった1988年、初戦のアローワンス競走を勝った後は4戦連続2着を記録するなどしばらくの間勝てず、8月のG2競走ホーソーンゴールドカップハンデキャップ英語版で久しぶりの勝利を挙げる。続くG1競走3連戦は未勝利だったが、11月のG2競走パターソンハンデキャップを勝ち、年明けて1989年の初戦ドンハンデキャップも勝って重賞競走連勝。4月にワイドナーハンデキャップを制してG1競走4勝目を挙げ、6月にはホーソーンゴールドカップハンデキャップを連覇した。その後は勝ち星を挙げることなく、11月のブリーダーズカップ・クラシックでサンデーサイレンスの5着となったのが最後の競馬となった。

引退後

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引退後の1990年からヴィネリースタッドで種牡馬となり、のちにマルゴーファームに移動[3]。40頭を超えるステークスウイナーを送り出したが、2009年9月24日に心臓発作による合併症を起因とする疝痛を起こし、手術後に死亡した[3]

主な産駒

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血統表

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クリプトクリアランス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Fappiano
1977 鹿毛 アメリカ
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛 アメリカ
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Killaloe
1970 鹿毛 アメリカ
Dr. Fager Rough'n Tumble
Roused
Grand Splendor Correlation
Cequillo

Naval Orange
1975 鹿毛 アメリカ
Hoist The Flag Tom Rolfe Ribot
Pocahontas II
Wavy Navy War Admiral
Triomphe
母の母
Mock Orange
Dedicate Princequillo
Dini
Alablue Blue Larkspur
Double Time
母系(F-No.) (FN:4-m) [§ 3]
5代内の近親交配 Princequillo 4 × 5 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [11]
  2. ^ [12]
  3. ^ [11]
  4. ^ [11][12]


出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l Cryptoclearance (KY)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Cryptoclearance(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  3. ^ a b c Prominent Sire Cryptoclearance Dies at Age 25”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2009年9月25日). 2020年7月8日閲覧。
  4. ^ Victory Gallop(CAN)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  5. ^ Cryptocloser (ON)”. EQUIBASE Horse Profile. Equibase Company LLC.. 2020年7月20日閲覧。
  6. ^ Volponi(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  7. ^ Traitor(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  8. ^ Strategic Maneuver(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  9. ^ Millennium Wind(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  10. ^ クリプティックラスカル(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  11. ^ a b c Cryptoclearance(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年7月8日閲覧。
  12. ^ a b Cryptoclearanceの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年7月8日閲覧。

外部リンク

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