ギンヨウエニシダ[要出典](銀葉金雀枝、学名:Argyrocytisus battandieri)は、マメ科の低木で、単型の属ギンヨウエニシダ属に属す唯一の種である。

ギンヨウエニシダ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
: ギンヨウエニシダ属 Argyrocytisus
: ギンヨウエニシダ A. battandieri
学名
Argyrocytisus battandieri
シノニム

Cytisus battandieri

学名の由来

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属名はラテン語で銀色を意味するargyroとエニシダの意味のcytisusの合成語である。種名はフランスの植物学者ジュール・エメ・バタンディエール(Jules Aimé Battandier)にちなんだもの。

この属は1990年代後半に、エニシダ属(Cytisus)から分離して新設されたが、まだほとんど認知されておらず、ほとんどの図鑑や、種苗商のカタログなどでは、Cytisus battandieriとして掲載されている。

性状

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モロッコ原産の、樹高4メートルくらいになる常緑の低木。枝も葉も青みを帯びた白色の絨毛で覆われており、動物の耳のような感触がある。枝は一年で2mほども伸びることがあるが、直径1センチも満たない細さで、ひどく華奢であるため、風に良く揺れる。葉は小さく、羽状の浅い切れ込みがある。花は6月ころに開花し、小さな黄色い蝶形花20-30輪からなる長さ10cmくらいの総状花序で、パイナップルまたはびわの実のような香りがある。

栽培

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半耐寒性で、東京より暖かい地方では、戸外で栽培できる。栽培法はエニシダに準ずるが、風の強い地方には向かない。繁殖は実生による。