キャロライン・ベルトッツィ

キャロライン・ベルトッツィ(Carolyn Ruth Bertozzi, 1966年10月10日 - )はアメリカ合衆国化学生物学者糖鎖生物学生体直交化学[1]という新たな学際的学問領域を提唱したことで知られる。2022年モーテン・P・メルダルバリー・シャープレスとともにノーベル化学賞を受賞した[2]

Carolyn R. Bertozzi
キャロライン・ベルトッツィ
キャロライン・ベルトッツィ(2022)
生誕 (1966-10-10) 1966年10月10日(58歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関 スタンフォード大学
カリフォルニア大学バークレー校
ローレンス・バークレー国立研究所
出身校 ハーバード大学
カリフォルニア大学バークレー校
博士論文 Synthesis and biological activity of carbon-linked glycosides (1993)
主な業績 糖鎖生物学
クリックケミストリー
主な受賞歴 ウルフ賞化学部門(2022)
ノーベル化学賞(2022)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者ノーベル賞
受賞年:2022年
受賞部門:ノーベル化学賞
受賞理由:クリックケミストリーと生体直交化学の開発

来歴

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マサチューセッツ州ボストン出身。同州レキシントンで育つ。1988年ハーバード大学卒業。在学中に生物学から有機化学に専攻を変更し、またレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストトム・モレロが所属していたアマチュア・バンドでキーボードを担当していた[3]。1993年カリフォルニア大学バークレー校で化学のPh.D.を取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校ポスドクとなった。1996年にUCバークレー助教授、2002年に教授に就任した。2000年からはUCサンフランシスコ教授を兼務した。

現職では、2000年からハワード・ヒューズ医学研究所研究員、2006年からローレンス・バークレー国立研究所で生物ナノ科学分野のディレクターを務める。2015年からスタンフォード大学教授。

主要論文

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  • Mahal, Lara K.; Yarema, Kevin J.; Bertozzi, Carolyn R. (1997). “Engineering Chemical Reactivity on Cell Surfaces Through Oligosaccharide Biosynthesis”. Science 276 (5315): 1125–8. doi:10.1126/science.276.5315.1125. PMID 9173543. 
  • Bertozzi, Carolyn R.; Kiessling, Laura L. (2001). “Chemical Glycobiology”. Science 291 (5512): 2357–64. Bibcode2001Sci...291.2357B. doi:10.1126/science.1059820. PMID 11269316. 
  • Saxon, Eliana; Bertozzi, Carolyn R. (2000). “Cell Surface Engineering by a Modified Staudinger Reaction”. Science 287 (5460): 2007–10. Bibcode2000Sci...287.2007S. doi:10.1126/science.287.5460.2007. PMID 10720325. 
  • Prescher, Jennifer A.; Bertozzi, Carolyn R. (2005). “Chemistry in living systems”. Nature Chemical Biology 1 (1): 13–21. doi:10.1038/nchembio0605-13. PMID 16407987. 
  • Wang, Peng George; Bertozzi, Carolyn R., eds (2001). Glycochemistry: Principles, Synthesis, and Applications. New York: Marcel Dekker. ISBN 978-0-8247-0538-1 

主な受賞歴

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科学アカデミー会員

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出典

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  1. ^ Sletten, Ellen M.; Bertozzi, Carolyn R. (2011). “From Mechanism to Mouse: A Tale of Two Bioorthogonal Reactions”. Accounts of Chemical Research 44 (9): 666–676. doi:10.1021/ar200148z. PMC 3184615. PMID 21838330. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3184615/. 
  2. ^ Carolyn Bertozzi
  3. ^ , https://www.faz.net/aktuell/stil/trends-nischen/tom-morello-gratuliert-carolyn-bertozzi-seiner-alten-bandkollegin-18367792.html 
  4. ^ 名古屋メダル受賞者一覧(Gold Medal)”. 公益財団法人MSD生命科学財団. 2022年10月6日閲覧。

外部リンク

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