キャサリン・マクナリーCatherine "Caty" McNally, 2001年11月20日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ出身の女子プロテニス選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。これまでにWTAツアーでダブルス6勝を挙げている。

キャティ・マクナリー
Caty McNally
キャティ・マクナリー(2019年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 同・オハイオ州シンシナティ
居住地 同・オハイオ州シンシナティ
生年月日 (2001-11-20) 2001年11月20日(23歳)
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2017年
ツアー通算 6勝
シングルス 0勝
ダブルス 6勝
生涯獲得賞金 2,135,700 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦 (2020)
全英 1回戦 (2019)
全米 3回戦 (2020)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8 (2020,21)
全仏 3回戦 (2020.2022)
全英 3回戦 (2021)
全米 準優勝 (2021,2022)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全仏 1回戦(2021)
全米 ベスト4(2022)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 94位 (2022年11月7日)
ダブルス 11位 (2022年4月4日)
2023年1月4日現在

来歴

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2001年にオハイオ州シンシナティで生まれた。母親のリン・ネイバース マクナリーは、かつて世界ランキング250位に入るプロテニス選手だった。父親のジョン・マクナリー英語版も有望なジュニアテニス選手だった。[1]

ジュニア時代

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ウィンブルドン選手権のジュニア女子ダブルスで、2016年・2017年・2018年の3年連続で準優勝を経験している。2018年の全仏オープン・ジュニア女子ダブルスにイガ・シフィオンテクと組んで出場し、ジュニアグランドスラム初タイトルを獲得した。コリ・ガウフと組んで出場した同年の全米オープン・ジュニア女子ダブルスでも優勝した。

ジュニアフェドカップのアメリカ代表メンバーに選出され、優勝に貢献した[2]

プロ転向後

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2017年ウエスタン・アンド・サザン・オープンのダブルスでプロデビュー。

2019年2月にITF女子サーキットのダウテニスクラシックで優勝。ウィンブルドン選手権グランドスラム初の本戦入りを果たした。シティ・オープンの1回戦でジュ・リンを破り、WTAツアー初白星をあげた。そのままベスト4入りした。ダブルスは、2018年全米オープンジュニアで優勝した時のパートナーである、コリ・ガウフとペアを組み出場。勝ち進み、決勝ではファニ・ストラー/マリア・サンチェス組を6-2, 6-2で下してWTA初優勝を飾った[3]

全米オープンにワイルドカードで出場し、1回戦に勝利してグランドスラム初白星を挙げた。2回戦でセリーナ・ウィリアムズに逆転負けを喫した。10月のBGLルクセンブルク・オープンでダブルス2勝目を挙げた。

初出場の2020年全豪オープンは2回戦で敗れた。ダブルスではベスト8に進出した。新型コロナウイルス感染症の世界的流行によるツアー中断もあり、この年優勝はなかった。

2021年全豪オープンダブルスは2年連続のベスト8入り。4月のMUSCヘルス女子オープンでは、珍しくガウフではないヘイリー・バプティストとペアを組んでダブルスに出場し、全ストレート勝ちで決勝進出すると、エレン・ペレス/ストーム・サンダースを破りツアー3勝目を挙げた。次のITF大会ではサンダースと組んで優勝。さらに次週のエミリア・ロマーニャ・オープンでもガウフと優勝し、3連勝を飾った。全米オープン女子ダブルスでは、大1シードのエリーズ・メルテンス/謝淑薇組も含めて1セットも落とさずベスト4入り。準決勝は相手の途中棄権で決勝に進出したが、サマンサ・ストーサー/張帥組に阻まれた。

2022年のシングルスは年始から予選敗退と初戦敗退が続いたが、6月のロスマーレン・グラスコート選手権で今季本戦初白星をあげ、ベスト8入り。その後は少しずつ勝ちが増え、オストラヴァ・オープンでもベスト8入り。11月のダウ・テニスクラシックでは、WTA125クラスで初優勝し、トップ100に到達した。ダブルスは様々な選手と出場した。アンナ・カリンスカヤと組んだ、2月のサンクトペテルブルク・オープンWTA500初優勝。ガウフとBNPパリバ・オープンおよびマイアミ・オープンに出場し、それぞれベスト8とベスト4で世界ランキングは11位を記録。再びカリンスカヤとシティ・オープンで準優勝。テイラー・タウンゼントと組んだ全米オープンでは、2年連続で決勝進出したが、カテリナ・シニャコバ/バルボラ・クレチコバ組に敗れ、またも準優勝であった。なお、混合ダブルスでもベスト4に入った。10月にアリシア・パークスとオストラヴァ・オープンで優勝した。

WTAツアー決勝進出結果

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ダブルス: 9回 (6勝3敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2019年8月4日   ワシントンD.C. ハード   コリ・ガウフ   マリア・サンチェス
  ファニー・ストラー
6–2, 6–2
優勝 2. 2019年10月20日   ルクセンブルク ハード
(室内)
  コリ・ガウフ   ケイトリン・クリスチャン
  アレクサ・グアラチ
6–2, 6–2
優勝 3. 2021年4月18日   チャールストン クレー   ヘイリー・バプティスト   エレン・ペレス
  ストーム・サンダース
6–7(4), 6-4, 10-6
優勝 4. 2021年5月22日   パルマ クレー   コリ・ガウフ   ダリヤ・ユラク
  アンドレア・クレパック
6–3, 6–2
準優勝 1. 2021年9月6日   ニューヨーク ハード   コリ・ガウフ   サマンサ・ストーサー
  張帥
3–6, 6–3, 3–6
優勝 5. 2022年2月12日   サンクトペテルブルク ハード(室内)   アンナ・カリンスカヤ   アリシア・ロソルスカ
  エリン・ラウトリフ
6–3, 6–7(5), [10–4]
準優勝 2. 2022年8月6日   ワシントンD.C. ハード   アンナ・カリンスカヤ   ジェシカ・ペグラ
  エリン・ラウトリフ
3–6, 7–5, [10–12]
準優勝 3. 2022年9月11日   ニューヨーク ハード   テイラー・タウンゼント   カテリナ・シニャコバ
  バルボラ・クレチコバ
6–3, 5–7, 1–6
優勝 6. 2022年10月9日   オストラヴァ ハード(室内)   アリシア・パークス   アリシア・ロソルスカ
  エリン・ラウトリフ
6–3, 6–2

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2017 2018 2019 2020 2021 2022 通算成績
全豪オープン A A A 2R LQ LQ 1–1
全仏オープン A A A LQ LQ LQ
ウィンブルドン A A 1R NH LQ A 0–1
全米オープン LQ LQ 2R 3R 1R LQ 3-3

脚注

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外部リンク

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