キバナヨウラク
キバナヨウラク(黄花瓔珞、学名:Gmelina philippensis)はシソ科の半落葉性・半つる性低木。過去のクロンキスト体系ではクマツヅラ科に分類されていた。属名はドイツの植物学者J. G. Gmelinにちなむ。シノニムの種小名hystrixはヤマアラシの意(※ 最新園芸大辞典にはハリネズミの様な刺毛を有すると記述)[4][5][6]。
キバナヨウラク | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キバナヨウラクの花
(2024年5月 沖縄県本部町 熱帯ドリームセンター) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Gmelina philippensis Cham.[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Hedgehog, Purple Bulang[3] |
特徴
編集高さ5–6 mほど。幹にはブーゲンビレアのような鋭い刺がある。葉は長さ4–9 cmほどの楕円形で革質、対生する。花は黄色で、長さ4 cmほどの2枚の花弁をもち、赤褐色の苞に包まれた長さ10–15 cmほどの総状花序を形成し、その形は仏具の瓔珞に似る。開花期は6–10月[3][4][5][6]。
分布、利用
編集フィリピン、タイ、ミャンマー、インド原産[4][3]。沖縄県内では路地植えされ、公園樹などに用いられる[5]。越冬温度10–13℃で、日本本土では温室などで栽培される[4]。繁殖は挿し芽または実生による[6]。
脚注
編集参考文献
編集- 白井祥平「キバナヨウラク」『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。
- 最新園芸大辞典編集委員会 編「キバナヨウラク」『最新園芸大辞典』(第2版)誠文堂新光社、千代田区、1989年。ISBN 4416483015。
- 平良一男; 新里隆一・仲村康和・松田正則「キバナヨウラク」『沖縄 花めぐり』沖縄都市環境研究会、2009年。
- 沖田原耕作「キバナヨウラク」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。ISBN 9784909366832。
外部リンク
編集- キバナヨウラク GKZ植物事典
- キバナヨウラク 四季の山野草
- キバナヨウラク かぎけん花図鑑
- キバナヨウラク おすすめ情報(2022-09-02)観覧温室 京都府立植物園
- キバナヨウラクの花が咲き始めました! 東山動植物園オフィシャルブログ 2018-09-13
- キバナヨウラク(黄花瓔珞) jusa's Garden
- きばなようらく (黄花瓔珞) 草花と樹木のデジタル植物園
- キバナヨウラク属の樹木 4.キバナヨウラク 平井信二先生の樹木研究 木の情報発信基地 中川木材産業(株)