キタサンヒボタン
キタサンヒボタン(欧字名:Kitasan Hibotan、1999年3月13日 - 2013年12月15日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2001年のファンタジーステークス。
キタサンヒボタン | ||||||
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欧字表記 | Kitasan Hibotan[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
生誕 | 1999年3月13日[1] | |||||
死没 | 2013年12月15日(14歳没)[2] | |||||
抹消日 | 2003年10月2日[3] | |||||
父 | フジキセキ[1] | |||||
母 | キタサンクイン[1] | |||||
母の父 | ロジンスキー[1] | |||||
生国 | 日本(北海道静内町)[1] | |||||
生産者 | カタオカステーブル[1] | |||||
馬主 | (有)大野商事[1] | |||||
調教師 | 須貝彦三(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 7戦5勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億241万4000円[1] | |||||
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生涯
編集競走馬時代
編集2001年8月11日、札幌競馬場6レースの2歳新馬戦でデビューし勝利。その後さらに500万下とオープンのすずらん賞を連勝し、11月に初の重賞挑戦でファンタジーステークスに出走。3・2番手の好位から馬群を抜け出すと、最後はツルマルグラマーの追撃を1と1/4馬身差抑えて無敗での重賞初優勝を飾った。GI初挑戦となった年末の阪神ジュベナイルフィリーズは1番人気に支持されたが、直線で伸びきれず4着に敗れ、デビュー戦からの連勝記録は4でストップした。
2002年は3月の桜花賞トライアル・フィリーズレビューより始動。1番人気に支持されたが、逃げるサクセスビューティをとらえきれず、キョウワノコイビトにも交わされ3着。桜花賞の優先出走権は得たものの、レース後に右前浅屈腱炎を発症していることが判明[3]したため出走は回避し長期休養に入った。
フィリーズレビューから約1年5か月後の2003年8月、1600万下の新潟日報賞で復帰し勝利したが、レース後に屈腱炎を再発[3]。10月に引退が発表された。
繁殖牝馬時代
編集競走馬引退後、生まれ故郷のカタオカステーブルで繁殖入りした。
2008年7月20日、初仔のキタサンユキ(父:マリエンバード)が3歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。
競走成績
編集以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[4]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2001. 8.11 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1000m(良) | 13 | 4 | 5 | 21.6 (7人) | 1着 | 0:58.3(34.8) | -0.4 | 須貝尚介 | 53 | (マーベラスフェロー) | 486 | |
9. 8 | 札幌 | 2歳500万下 | 芝1200m(良) | 16 | 8 | 15 | 6.0 (3人) | 1着 | 1:10.1(36.1) | -0.5 | 須貝尚介 | 53 | (ヤマオロチ) | 482 | |
9.23 | 札幌 | すずらん賞 | OP | 芝1200m(良) | 13 | 7 | 10 | 4.1 (2人) | 1着 | 1:10.1(35.8) | 0.0 | 須貝尚介 | 55 | (イーグルスウォード) | 482 |
11. 4 | 京都 | ファンタジーS | GIII | 芝1400m(良) | 15 | 6 | 11 | 3.9 (1人) | 1着 | 1:22.6(35.4) | -0.2 | 須貝尚介 | 54 | (ツルマルグラマー) | 470 |
12. 2 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 6 | 11 | 3.5 (1人) | 4着 | 1:35.3(35.7) | 0.2 | 須貝尚介 | 54 | タムロチェリー | 470 |
2002. 3.10 | 阪神 | フィリーズR | GII | 芝1400m(良) | 16 | 1 | 1 | 3.7 (1人) | 3着 | 1:21.8(35.8) | 0.2 | 須貝尚介 | 54 | サクセスビューティ | 464 |
2003. 8. 2 | 新潟 | 新潟日報賞 | 1600万下 | 芝1000m(良) | 12 | 6 | 7 | 11.2 (4人) | 1着 | 0:54.4(32.5) | 0.0 | 須貝尚介 | 55 | (ヨイチキナコ) | 490 |
繁殖成績
編集産駒から重賞勝ち馬は出なかったが、8番仔キタサンロングランの産駒からダイセンメイト(2024年早池峰スーパースプリント)とポマイカイ(2024年ネクストスター盛岡)が出ている。
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 管理調教師 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 2005年 | キタサンユキ | 牝 | 青毛 | マリエンバード | (有)大野商事 | 栗東・須貝彦三 | 13戦1勝(抹消、繁殖) | [5] |
2番仔 | 2006年 | キタサンオリュウ | 牝 | 黒鹿毛 | 美浦・中野渡清一 →北海道・原孝明 →川崎・村田六郎 |
13戦0勝(抹消、繁殖) | [6] | ||
3番仔 | 2007年 | キタサンスズラン | 牝 | 黒鹿毛 | アルカセット | 栗東・須貝尚介 | 13戦2勝(抹消、繁殖) | [7] | |
4番仔 | 2008年 | ジパングパワー | 牡 | 鹿毛 | ファンタスティックライト | 大野龍 | 美浦・嶋田功 →大井・米田英世 |
10戦0勝(抹消) | [8] |
5番仔 | 2009年 | キタサンプリティー | 牝 | 鹿毛 | アルカセット | (有)大野商事 | 小林・辻野豊 | 16戦3勝(抹消) | [9] |
6番仔 | 2010年 | ジパングサンダー | 牡 | 鹿毛 | メイショウサムソン | 大野龍 | 美浦・田中剛 | 1戦0勝(抹消) | [10] |
7番仔 | 2011年 | ダイリュウビーナス | 牝 | 栗毛 | ディープスカイ | 船橋・川島正行 →川崎・村田六郎 |
18戦2勝(抹消、繁殖) | [11] | |
8番仔 | 2012年 | キタサンロングラン | 牝 | 黒鹿毛 | アドマイヤムーン | (有)大野商事 | 栗東・須貝尚介 →北海道・原孝明 |
8戦0勝(抹消、繁殖) | [12] |
血統表
編集キタサンヒボタンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 フジキセキ 青鹿毛 1992 |
父の父 *サンデーサイレンス青鹿毛 1986 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 *ミルレーサー鹿毛 1983 |
Le Fabuleux | Wild Risk | ||
Anguar | ||||
Marston's Mill | In Reality | |||
Millicent | ||||
母 キタサンクイン 黒鹿毛 1984 |
*ロジンスキー 鹿毛 1978 |
Nijinsky | Northern Dancer | |
Flaming Page | ||||
Lodge | *ボールドラッド | |||
Little Hut | ||||
母の母 パーセント鹿毛 1978 |
*バーバー | Princely Gift | ||
Desert Girl | ||||
タケユタカ | *パーソロン | |||
ハヤススム | ||||
母系(F-No.) | 種道(GB)系(FN:22) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | アウトブリード | [§ 4] | ||
出典 |
- 半兄キタサンテイオー(父:サウスアトランティック)は1992年の全日本3歳優駿優勝馬、キタサンチャンネル(父:ヘクタープロテクター)は2001年のニュージーランドトロフィー優勝馬。
- そのほかの主な近親にキタサンサジン(2017年東京スプリント)、キタサンミカヅキ(2017年・2018年東京盃、2019年東京スプリント)。
- 7代母種道は下総御料牧場の基礎輸入牝馬の一頭。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “キタサンヒボタン”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年9月21日閲覧。
- ^ a b c “キタサンヒボタン (JPN)”. 血統書サービス. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年9月23日閲覧。
- ^ a b c “キタサンヒボタン、登録抹消”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2003年10月2日). 2022年9月23日閲覧。
- ^ "キタサンヒボタンの競走成績". netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “キタサンユキ”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “キタサンオリュウ”. JBISサーチ. 2022年9月24日閲覧。
- ^ “キタサンスズラン”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “ジパングパワー”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “キタサンプリティー”. JBISサーチ. 2022年9月24日閲覧。
- ^ “ジパングサンダー”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “ダイリュウビーナス”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “キタサンロングラン”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2022年9月23日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|キタサンヒボタン”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年9月21日閲覧。
- ^ a b “キタサンヒボタンの血統表”. netkeiba.com. 2022年9月21日閲覧。
- ^ “キタサンヒボタンの繁殖牝馬情報”. 競馬ラボ. 2022年9月25日閲覧。