ガリレオゴールド (Galileo Gold[1]) はイギリス生産の競走馬種牡馬である。主な勝ち鞍は2016年英2000ギニー(G1)、セントジェームズパレスステークス(G1)。

ガリレオゴールド
C.J.マーフィットとアルシャカブレーシングの勝負服
欧字表記 Galileo Gold[1]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2013年1月31日(11歳)[1]
Paco Boy[1]
Galicuix[1]
母の父 Galileo[1]
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Brian O'Rourke[1]
馬主 C.J. Murfitt
→Al Shaqab Racing[1]
調教師 Hugo Palmer(イギリスの旗 イギリス[1]
競走成績
生涯成績 12戦5勝[1]
獲得賞金 £960,886[1]
勝ち鞍
GI 英2000ギニー 2016年
GI セントジェームズパレスステークス 2016年
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現役時代

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2013年1月31日に誕生。同年12月のタタソールズ当歳馬セールにて7500ポンド2014年9月のタタソールズ1歳馬セールで3万3000ユーロでそれぞれ落札された[2]

2015年5月にデビューを果たすと7月までに4戦し、ヴィンテージステークスで重賞初制覇を飾る。その後はフランスジャン・リュック・ラガルデール賞に挑戦し、3着に入った[1]

2016年は前哨戦を使わずぶっつけで英2000ギニーに出走。ここでは前年の2歳王者エアフォースブルーが断然の1番人気に推され、本馬は単勝15倍(14-1)と目立たない人気であった。しかし、エアフォースブルーを含む人気上位3頭が下位に沈む波乱の中、残り2ハロンで先頭に並びかけ、最後は2着オウタード(Awtaad)に1馬身半差をつけて栄冠を手にした[3]。鞍上のランフランコ・デットーリはアルシャカブレーシングの所有馬では初のイギリスクラシック競走制覇となり、管理するヒューゴ・パーマー(Hugo Palmer)調教師はこれがイギリスクラシック競走初制覇であった[4]

2ヶ国の2000ギニー制覇を目指して出走した愛2000ギニーではオウタードに雪辱を果たされて2着に敗れた[5]。次戦のセントジェームズパレスステークスでは仏2000ギニーザグルカも交えて3頭の2000ギニー馬が顔を揃えたが、デットーリの好騎乗が光ってこの対決を制し、2度目のG1制覇を果たした[6]。続くサセックスステークスでは前走で破ったザグルカとの叩き合いにクビ差敗れて2着となった[7]

ここまでは常に安定した成績を残してきたが、シーズン終盤はジャック・ル・マロワ賞で8着に沈み初の大敗を喫すると、クイーンエリザベス2世ステークスも勝ち馬マインディングから離された5着に終わり、精彩を欠いた[1]

2017年ロッキンジステークスから始動したが、離された5着に敗れた。レース中に軟部組織の故障を発生しており、レースから9日後に現役引退が発表された[8]

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2015.05.30 ヨーク 未勝利 芝6f 2着 M.ハーレー 2/30馬身 Age of Empire
0000.06.09 ソールズベリー 未勝利 芝6f 1着 M.ハーレー 2馬身3/4 (Zeeoneandonly)
0000.07.02 ヘイドックパーク EBFスタリオンズノービスステークス 芝7f 1着 M.ハーレー 1馬身1/4 (Hayadh)
0000.07.27 グッドウッド ヴィンテージステークス G2 芝7f 1着 L.デットーリ 3/4馬身 (Ibn Malik)
0000.10.04 ロンシャン ジャン・リュック・ラガルデール賞 G1 芝8f 3着 L.デットーリ 1馬身1/4 Ultra
2016.04.30 ニューマーケット 英2000ギニー G1 芝8f 1着 L.デットーリ 1馬身1/2 (Massaat)
0000.05.21 カラ 愛2000ギニー G1 芝8f 2着 L.デットーリ 1/2馬身 Awtaad
0000.06.14 アスコット セントジェームズパレスステークス G1 芝8f 1着 L.デットーリ 1馬身1/4 The Gurkha
0000.07.27 グッドウッド サセックスステークス G1 芝8f 2着 L.デットーリ クビ The Gurkha
0000.08.14 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝8f 8着 L.デットーリ 3馬身1/4 Ribchester
0000.10.15 アスコット クイーンエリザベス2世ステークス G1 芝8f 5着 L.デットーリ 7馬身 Minding
2017.05.20 ニューベリー ロッキンジステークス G1 芝8f 5着 L.デットーリ 10馬身 Ribchester

種牡馬時代

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2018年からアイルランドのタリーホースタッド(Tally-Ho Stud)で種牡馬入りした[9]。初年度の種付け料は1万5000ユーロ[10]

主な産駒

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血統表

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ガリレオゴールド血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ダンジグ系
[§ 2]

Paco Boy
2005 鹿毛
父の父
Desert Style
1992 鹿毛
Green Desert Danzig
Foreign Courier
Organza High Top
Canton Silk
父の母
Tappen Zee
1986 栗毛
Sandhurst Prince Pampapaul
Blue Shark
Rossaldene Mummy's Pet
Palestra

Galicuix
2008 栗毛
Galileo
1998 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
母の母
Clizia
2002 芦毛
Machiavellian Mr. Prospector
Coup de Folie
Cuixmala Highest Honor
Floripedes
母系(F-No.) 1号族(FN:1-u) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×4=9.38%、Mr. Prospector5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ Galileo Gold Horse Pedigree. 2019年2月21日閲覧
  2. ^ Galileo Gold Horse Pedigree. 2019年2月21日閲覧
  3. ^ Galileo Gold Horse Pedigree. 2019年2月21日閲覧
  4. ^ Galileo Gold Horse Pedigree. 2019年2月21日閲覧


脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Galileo Gold | Race Record & Form. Racing Post. 2019年2月21日閲覧
  2. ^ Form and Entries for Horse Galileo Gold (GB)”. irishracing.com. 2019年2月21日閲覧。
  3. ^ Full Result 3.45 Newmarket 30 April 2016”. Racing Post. 2019年2月21日閲覧。
  4. ^ Frankie Dettori triumphs on Galileo Gold in Newmarket’s 2,000 Guineas”. The Guardian (20165-04-30). 2019年2月21日閲覧。
  5. ^ Irish 2000 Guineas: Awtaad beats Galileo Gold at Curragh”. BBC (2016年5月21日). 2019年2月21日閲覧。
  6. ^ Galileo Gold wins St James’s Palace under brilliant Frankie Dettori”. The Guardian (2016年6月14日). 2019年2月21日閲覧。
  7. ^ The Gurkha beats Galileo Gold in Sussex Stakes at Glorious Goodwood”. The Guardian (2016年7月27日). 2019年2月21日閲覧。
  8. ^ Daithi Harvey (2017年5月29日). “Galileo Gold Retired From Racing”. Thoroughbred Daily News. 2019年2月21日閲覧。から
  9. ^ Martin Stevens (2017年9月3日). “Classic hero Galileo Gold gets the call-up to Tally-Ho Stud”. Racing Post. 2019年2月21日閲覧。
  10. ^ 2018 IRE NOMINATION FEES (€4,000 & Above)”. Richard Knight Bloodstock Agent Ltd. 2019年2月21日閲覧。

外部リンク

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