カンターミヤマクワガタ
カンターミヤマクワガタ(Lucanus cantori)は、昆虫綱甲虫目クワガタムシ科ミヤマクワガタ属のクワガタムシの一種。名称由来はキリスト教音楽の聖歌隊長から[要出典]。
カンターミヤマクワガタ | |||||||||||||||||||||||||||
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カンターミヤマクワガタ
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Lucanus cantori Hope, 1842 |
分布
編集特徴
編集体長は39~90mmとなり、アジア地域のミヤマクワガタの中では最大級の大きさとなる。
ミヤマクワガタの仲間では珍しく、横幅が広く、その幅は本属の中で最大であり[要出典]、特に頭部幅の大きさが目立つ。大顎は上から見ると、ノコギリクワガタのようなくの字に曲がっているような形状にも見える。
生態
編集成虫は冷涼地のブナ科の木に集まり、そこの樹液を吸う。
幼虫期間は他のミヤマクワガタのように1~2年ほどかかる。腐朽が進んだ朽ち木や、土化した木を食べて成長する。
輸入
編集ミヤマクワガタの仲間なので、高温に弱く、寿命も短いために、輸入が難しく、標本で入る場合が多い。
独特の体型と個性で人気種ではあるものの、生きた虫の輸入はとても難しく、生体は現在[いつ?]入手困難になっている。
亜種
編集- Lucanus cantori cantori (インド、ネパール、ブータン産)
- Lucanus cantori colasi (ミャンマー亜種)
ミャンマー亜種colasi は顎の張り出しと湾曲が弱く、頭部の横幅が現名亜種cantori より狭い。
参考文献
編集- 学研の図鑑『カブトムシ・クワガタムシ』 学研 ISBN 4-05-500421-4
- 憧れの虫を飼おう! 世界のカブト・クワガタムシ 川上洋一 人類文化社 ISBN 4415027350
- 吉田賢治 世界のクワガタムシ カブトムシ 成美堂 ISBN 4415027350