オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー

エミルー・ハリスのアルバム

オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー』(All I Intended to Be) は、エミルー・ハリスにとって25枚目の、ノンサッチ・レコードからは3枚目のリリースとなるスタジオアルバムである。アメリカ合衆国では2008年6月10日にリリースされた[1][2]。ビルボード200へ22位で初登場し、1981年にリリースされた『エヴァンジェリン』以来、ハリスのソロアルバムとしては最も高位となるトップカントリーアルバムの4位に達した[3]。Nielsen SoundScanによると、2014年現在、米国で153,973枚を売り上げている[4]

『オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー』
エミルー・ハリススタジオ・アルバム
リリース
録音 October 16, 2005 — March 17, 2008
ジャンル カントリー・フォーク, アメリカーナ
レーベル ノンサッチ
プロデュース Brian Ahern
エミルー・ハリス アルバム 年表
ソングバード
2007
All I Intended to Be
2008
ハード・バーゲン
2011
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アルバムの情報

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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
オールミュージック     [5]
ビルボード(critics’ choice)[6]
Crawdaddy!favorable[7]
エンターテイメント・ウィークリー(A–)[8]
モジョ      21 May 2008
Orlando Sentinel     [9]
Q      p 103, July 2008
PopMatters          [10]
Slant Magazine     [11]
タイムズ     [12]
The Austin Chronicle    [13]
Uncut     [14]

ハリスはによると “Sailing Round the Room” はテリー・スキアーボに触発され、生と死を祝うものであると述べた。“How She Could Sing the Wildwood Flower” は、APとサラ・カーターの関係を指し、ハリスがケイト&アンナ・マクギャリグルとともにテレビで見たドキュメンタリーに触発されている。“Gold” ではドリー・パートンヴィンス・ギルによるゲストボーカルをフィーチャーし、“Old Five and Dimers Like Me” と "Beyond the Great Divide" はジョン・スターリングとのデュエットである。“Moon Song” は、ハリスの親友であるパティ・グリフィンによって書かれ、2007年のアルバム Children Running ThroughiTunesのボーナストラックとして収録されている。

このアルバムは、Qの2008年ベストアルバム50で49位となった[15]

アルバムはまた、2009年グラミー賞のベストコンテンポラリーフォーク/アメリカーナ・アルバムの分野でのグラミー賞にノミネートされた[16]

タイトルは "Old Five and Dimers Like Me" の最後の行からとられている。

トラックリスト

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#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Shores of White Sand (Karen Brooks cover)」(Jack Wesley Routh)  
2.「Hold On」(Jude Johnstone)  
3.「Moon Song」(Patty Griffin)  
4.「Broken Man’s Lament (Mark Germino cover)」(Mark Germino[17])  
5.「Gold」(Emmylou Harris)  
6.「How She Could Sing the Wildwood Flower」(Emmylou Harris, Kate McGarrigle, Anna McGarrigle)  
7.「All That You Have Is Your Soul (Tracy Chapman cover)」(Tracy Chapman)  
8.「Take That Ride」(Emmylou Harris)  
9.「Old Five and Dimers Like Me (Tom T. Hall & Billy Joe Shaver cover)」(Billy Joe Shaver)  
10.Kern River (Merle Haggard cover)」(Merle Haggard)  
11.「Not Enough」(Emmylou Harris)  
12.「Sailing Round the Room」(Emmylou Harris, Kate McGarrigle, Anna McGarrigle)  
13.「Beyond the Great Divide (Karen Brooks cover)」(J.C. Crowley, Jack Wesley Routh)  

パーソネル

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  • エミルー・ハリス – ボーカル、アコースティックギター(1-13)、ハーモニー(2-4、6-13)
  • ブライアン・エイハーン – 12弦ギター(1、6)、バリトンエレクトリックギター(4、7、12)、Tac-Tacベース(5)、Afuche(5)、Earthwoodベース(6、11)、バンジョー(6)
  • ティム・グッドマン – アコースティックギター(1)
  • エモリー・ゴーディ・ジュニア – ベース(1)
  • ジム・ホーン – リコーダー(1)
  • キース・クヌーセン – ドラムス(1)
  • ジョン・マクフィー – コルドボックスとエレキギター(1)
  • ビル・ペイン – キーボード(1)
  • リン・ランガム – バッキングボーカル(1)
  • ジャック・ラウス – バッキングボーカル(1)
  • ランディ・シャープ – バッキングボーカル、ボーカルアレンジ(1)
  • グレン・D.ハーディン – キーボード(2、4、5、7、8)
  • グレッグ・ライツ - スライドエレキギター(2)、スティールギター(5、8、10、13)、Weisenborn (8,11)、マンドロンチェロ(11)
  • バディ・ミラー – バッキングボーカル(1)、ハーモニーボーカル(2)、ボーカル(8)
  • ハリー・スティンソン – ドラムス(2、4-8、12)
  • ケニー・ヴォーン – エレキギター(2、4、5、7、8)
  • グレン・ワーフ – ベース(2、4、5、7、8)
  • スティーブ・フィッセル – スチール(3、7、12)
  • メアリー・アン・ケネディ – ハーモニー・ボーカル、マンドリン(3、11)
  • フィル・マデイラ – アコーディオン(3、9、10、12、13)
  • デビッド・ポメロイ – ベース(3、12)
  • パムローズ – ハーモニーボーカル、アコースティックギター(3、11)
  • パトリック・ウォーレン – キーボード(3、6、11、12)
  • カレン・ブルックス – バッキングボーカル(1)、ハーモニーボーカル(4、7)
  • ドリー・パートン – ハーモニーボーカル(5)
  • ビンス・ギル – ハーモニー・ボーカル(5)
  • ケイト・マクギャリグル – ボーカル(3、6、12)、ガット弦ギター(6、12)、バンジョーソロ(6)
  • アンナ・マクギャリグル – ボーカル(3、6、12)
  • マイク・オールドリッジ – ボーカル、ドブロ(9、10、13)
  • ジョン・スターリング – ボーカル、アコースティックギター(9、10、13)
  • スチュアート・ダンカン – マンドリン(9、10、13)
  • ファッツ・カプリン – マンドリン(9)
  • マーク・ベル – サウンドエンジニア(6、12)

リリース履歴

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領域 日付
オランダ 2008年6月6日
ベルギー
アイルランド
イギリス 2008年6月9日
ノルウェー
デンマーク
ポルトガル
ギリシャ
アメリカ 2008年6月10日
カナダ
スウェーデン 2008年6月11日
ドイツ 2008年6月13日
イタリア
スイス
オーストリア
オーストラリア 2008年6月14日
ニュージーランド

チャートでのパフォーマンス

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チャート(2008) 最高位
  アメリカ合衆国 ビルボード トップカントリーアルバム 4
  アメリカ合衆国 ビルボード Billboard 200 22

脚注

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  1. ^ Cohen, Jonathan (7 April 2008). Billboard Bits: New Kids/Zootopia, River To River, Emmylou Harris. Billboard. Retrieved on 12 June 2008.
  2. ^ More about this album. Nonesuch Records. Retrieved on 12 June 2008.
  3. ^ Hasty, Katie. "Lil Wayne Crushes The Competition To Debut At No. 1". Billboard. June 18, 2008.
  4. ^ September 17 & 23 releases”. Universal Music Group. p. 59 (September 2014). November 24, 2019閲覧。
  5. ^ Deming, Mark. オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー - オールミュージック. 2008年6月12日閲覧。
  6. ^ Billboard - Google Books. books.google.com. (2008-06-14). https://books.google.com/books?id=DhMEAAAAMBAJ&pg=PA45&ei=dPrUTfeBOsrcsgbUlNGIDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CCgQ6AEwAA#v=onepage&q&f=false 2011年7月27日閲覧。 
  7. ^ Album Review: Emmylou Harris, All I Intended To Be”. Crawdaddy (2008年5月28日). 2008年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
  8. ^ Clark Collis (2008年6月6日). “All I Intended to Be Review | Music Reviews and News”. EW.com. 2011年7月27日閲覧。
  9. ^ Topic Galleries”. OrlandoSentinel.com. 2011年7月27日閲覧。[リンク切れ]
  10. ^ Hauner, Thomas. “Emmylou Harris: All I Intended to Be”. Popmatters.com. 2011年7月27日閲覧。
  11. ^ Emmylou Harris | All I Intended to Be”. SlantMagazine.com. 2008年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
  12. ^ [1] Archived June 15, 2011, at the Wayback Machine.
  13. ^ Emmylou Harris - Music Review”. The Austin Chronicle. 2011年7月27日閲覧。
  14. ^ Emmylou Harris - All I Intended to Be - Review”. Uncut.co.uk. 2011年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
  15. ^ The 50 Best Albums of 2008. (January 2009). p. 81. 
  16. ^ Grammy Awards Nominees 3 December 2008. http://www.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx#14 Archived 2009-03-31 at the Wayback Machine.. Retrieved on 8 December 2008.
  17. ^ in the booklet: "Written by Emmylou Harris"