『オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー』(All I Intended to Be) は、エミルー・ハリスにとって25枚目の、ノンサッチ・レコードからは3枚目のリリースとなるスタジオアルバムである。アメリカ合衆国では2008年6月10日にリリースされた[1][2]。ビルボード200へ22位で初登場し、1981年にリリースされた『エヴァンジェリン』以来、ハリスのソロアルバムとしては最も高位となるトップカントリーアルバムの4位に達した[3]。Nielsen SoundScanによると、2014年現在、米国で153,973枚を売り上げている[4]。
ハリスはによると “Sailing Round the Room” はテリー・スキアーボに触発され、生と死を祝うものであると述べた。“How She Could Sing the Wildwood Flower” は、APとサラ・カーターの関係を指し、ハリスがケイト&アンナ・マクギャリグルとともにテレビで見たドキュメンタリーに触発されている。“Gold” ではドリー・パートンとヴィンス・ギルによるゲストボーカルをフィーチャーし、“Old Five and Dimers Like Me” と "Beyond the Great Divide" はジョン・スターリングとのデュエットである。“Moon Song” は、ハリスの親友であるパティ・グリフィンによって書かれ、2007年のアルバム Children Running Through にiTunesのボーナストラックとして収録されている。
このアルバムは、Qの2008年ベストアルバム50で49位となった[15]。
アルバムはまた、2009年グラミー賞のベストコンテンポラリーフォーク/アメリカーナ・アルバムの分野でのグラミー賞にノミネートされた[16]。
タイトルは "Old Five and Dimers Like Me" の最後の行からとられている。
- エミルー・ハリス – ボーカル、アコースティックギター(1-13)、ハーモニー(2-4、6-13)
- ブライアン・エイハーン – 12弦ギター(1、6)、バリトンエレクトリックギター(4、7、12)、Tac-Tacベース(5)、Afuche(5)、Earthwoodベース(6、11)、バンジョー(6)
- ティム・グッドマン – アコースティックギター(1)
- エモリー・ゴーディ・ジュニア – ベース(1)
- ジム・ホーン – リコーダー(1)
- キース・クヌーセン – ドラムス(1)
- ジョン・マクフィー – コルドボックスとエレキギター(1)
- ビル・ペイン – キーボード(1)
- リン・ランガム – バッキングボーカル(1)
- ジャック・ラウス – バッキングボーカル(1)
- ランディ・シャープ – バッキングボーカル、ボーカルアレンジ(1)
- グレン・D.ハーディン – キーボード(2、4、5、7、8)
- グレッグ・ライツ - スライドエレキギター(2)、スティールギター(5、8、10、13)、Weisenborn (8,11)、マンドロンチェロ(11)
- バディ・ミラー – バッキングボーカル(1)、ハーモニーボーカル(2)、ボーカル(8)
- ハリー・スティンソン – ドラムス(2、4-8、12)
- ケニー・ヴォーン – エレキギター(2、4、5、7、8)
- グレン・ワーフ – ベース(2、4、5、7、8)
- スティーブ・フィッセル – スチール(3、7、12)
- メアリー・アン・ケネディ – ハーモニー・ボーカル、マンドリン(3、11)
- フィル・マデイラ – アコーディオン(3、9、10、12、13)
- デビッド・ポメロイ – ベース(3、12)
- パムローズ – ハーモニーボーカル、アコースティックギター(3、11)
- パトリック・ウォーレン – キーボード(3、6、11、12)
- カレン・ブルックス – バッキングボーカル(1)、ハーモニーボーカル(4、7)
- ドリー・パートン – ハーモニーボーカル(5)
- ビンス・ギル – ハーモニー・ボーカル(5)
- ケイト・マクギャリグル – ボーカル(3、6、12)、ガット弦ギター(6、12)、バンジョーソロ(6)
- アンナ・マクギャリグル – ボーカル(3、6、12)
- マイク・オールドリッジ – ボーカル、ドブロ(9、10、13)
- ジョン・スターリング – ボーカル、アコースティックギター(9、10、13)
- スチュアート・ダンカン – マンドリン(9、10、13)
- ファッツ・カプリン – マンドリン(9)
- マーク・ベル – サウンドエンジニア(6、12)
- ^ Cohen, Jonathan (7 April 2008). Billboard Bits: New Kids/Zootopia, River To River, Emmylou Harris. Billboard. Retrieved on 12 June 2008.
- ^ More about this album. Nonesuch Records. Retrieved on 12 June 2008.
- ^ Hasty, Katie. "Lil Wayne Crushes The Competition To Debut At No. 1". Billboard. June 18, 2008.
- ^ “September 17 & 23 releases”. Universal Music Group. p. 59 (September 2014). November 24, 2019閲覧。
- ^ Deming, Mark. オール・アイ・インテンディド・トゥ・ビー - オールミュージック. 2008年6月12日閲覧。
- ^ Billboard - Google Books. books.google.com. (2008-06-14). https://books.google.com/books?id=DhMEAAAAMBAJ&pg=PA45&ei=dPrUTfeBOsrcsgbUlNGIDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CCgQ6AEwAA#v=onepage&q&f=false 2011年7月27日閲覧。
- ^ “Album Review: Emmylou Harris, All I Intended To Be”. Crawdaddy (2008年5月28日). 2008年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
- ^ Clark Collis (2008年6月6日). “All I Intended to Be Review | Music Reviews and News”. EW.com. 2011年7月27日閲覧。
- ^ “Topic Galleries”. OrlandoSentinel.com. 2011年7月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ Hauner, Thomas. “Emmylou Harris: All I Intended to Be”. Popmatters.com. 2011年7月27日閲覧。
- ^ “Emmylou Harris | All I Intended to Be”. SlantMagazine.com. 2008年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
- ^ [1] Archived June 15, 2011, at the Wayback Machine.
- ^ “Emmylou Harris - Music Review”. The Austin Chronicle. 2011年7月27日閲覧。
- ^ “Emmylou Harris - All I Intended to Be - Review”. Uncut.co.uk. 2011年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月27日閲覧。
- ^ The 50 Best Albums of 2008. (January 2009). p. 81.
- ^ Grammy Awards Nominees 3 December 2008. http://www.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx#14 Archived 2009-03-31 at the Wayback Machine.. Retrieved on 8 December 2008.
- ^ in the booklet: "Written by Emmylou Harris"