オールド・パタゴニア急行
オールド・パタゴニア急行は、アルゼンチンのチュブ州を走る列車である。愛称は「トロチータ」(La Trochita)[1]。イギリス人の作家、ポール・セルーの著書で紹介されたことから一躍有名となったが、1990年代初頭に廃止。現在は観光列車として復活を遂げている。
オールド・パタゴニア急行 | |||
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概要 | |||
国 | アルゼンチン | ||
種類 | 観光列車 | ||
現況 | 運行中 | ||
地域 | チュブ州 | ||
路線 | |||
起点 | ニュルキンコ駅、エルマイティン駅 | ||
終点 | エスケル駅 | ||
使用路線 | ロカ将軍鉄道エスケル支線 | ||
技術 | |||
軌間 | 750 mm | ||
電化 | 非電化 | ||
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概要
編集チリ国境に近いパタゴニア地方のロカ将軍鉄道エスケル支線は、沿線人口が希薄だったこともあり1993年に列車の運行は廃止された。
しかし地元の熱心な保存運動が実り、週一往復の体制でニュルキンコ、エルマイティンとエスケル間の列車の運行が復活。観光開発の目的もあり、ボールドウィン社製蒸気機関車が数両の客車を牽引して走る。アルゼンチンでは1990年代に無煙化が完了しており、国内で実際に動く蒸気機関車が定期的に見られる場所として徐々に認知度が高まっている。
備考
編集脚注
編集- ^ 『世界で一番美しい山岳鉄道』エクスナレッジ、2015年、129頁。ISBN 978-4-7678-2045-3。