オーチス・ワールドワイド
アメリカのエレベーター・エスカレーターメーカー
オーチス・ワールドワイド・コーポレーション(英語: Otis Worldwide Corporation)は、エレベーター・エスカレーター・動く歩道などを開発・製造・販売するアメリカ合衆国の企業である。日本法人は日本オーチス・エレベータ株式会社。
本社 | |
現地語社名 | Otis Worldwide Corporation |
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以前の社名 | Otis Elevator Company |
種類 | 公開会社 |
市場情報 | |
業種 | 輸送用機器 |
設立 | 1853年9月20日 |
創業者 | エリシャ・オーチス |
本社 | コネチカット州ファーミントン、 |
事業地域 | 世界中 |
製品 | エレベーター、エスカレーターほか |
売上高 | 13,685,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) |
営業利益 | 2,033,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) |
利益 | 1,253,000,000 アメリカ合衆国ドル (2022年) |
子会社 | 日本オーチス・エレベータ |
ウェブサイト | https://www.otis.com/en/us |
旧社名はオーチス・エレベータ・カンパニー(英語: Otis Elevator Company)。1976年に複合企業であるユナイテッド・テクノロジーズ(現・レイセオン・テクノロジーズ)に買収されたが、2020年4月に独立し現在の名称となった。
概略
編集エレベーターの落下防止装置を発明したエリシャ・オーチスが、1853年にニューヨーク州ヨンカーズに設立した。現在の本社はコネチカット州ファーミントン。
従業員はアメリカ国内6万人、国外5万1000人。収益96億 USドル(うち80%は国外)。世界中にオーチス製の180万基のエレベーターと11万5000基のエスカレーターが稼働中。150万基のエレベーターとエレベーターを保守点検する。これらはエレベーター・エスカレーター会社として世界最大である。
オーチスのエレベーターは、エッフェル塔 (1887年)、自由の女神 (1900年)、エンパイア・ステート・ビル (1931年)、国連本部事務局ビル (1948年)、世界貿易センターのツインタワー (1967年)、霞が関ビル (1968年) にも設置された。
歴史
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- 1852年 - エリシャ・オーチスがエレベーターの落下防止装置を発明。
- 1853年 - エレベーター工場を設立。エレベーターの販売を開始。
- 1854年 - ニューヨーク万国博覧会で落下防止装置のデモンストレーションをおこない成功。
- 1857年 - 初の乗用エレベーターをニューヨークの小売店に設置。
- 1857年 - 蒸気エレベーターを販売。
- 1862年 - 保守点検業を開始。
- 1862年 - 初めて国外(カナダ・ニューファンドランド)にエレベーターを販売。
- 1867年 - オーチス・ブラザーズ・カンパニー (Otis Brothers & Co.) 設立。
- 1890年 - パリ万国博覧会にてエスカレーターを発表。
- 1903年 - ギアレス駆動の電気エレベーターを発表。家庭用エレベーター発売。
- 1924年 - 初の押しボタンによる自動制御エレベーターを発表。
- 1931年 - 初のダブルデッキ・エレベーターを発表。
- 1932年 - 日本法人として東洋オーチス・エレベーター株式会社(現・日本オーチス・エレベータ株式会社)を設立。
- 1950年 - 最初のオペレーターがいらない自動エレベーターを設置。
- 1976年 - ユナイテッド・テクノロジーズに買収される。
- 1979年 - 最初の完全なマイクロプロセッサ制御エレベーターを発表。
- 1989年 - 最初のリニアモーター駆動エレベーターを発表。
- 2024年 - ユナイテッド・テクノロジーズから独立。
主な工場所在地
編集脚注
編集関連項目
編集- ユナイテッド・テクノロジーズ(元親会社)
- エリシャ・オーチス(創始者)
- 日本オーチス・エレベータ(日本法人)