オーシャニック航空
オーシャニック航空(Oceanic AirlinesまたはOceanic Airways)とは、映画やドラマなどに登場する架空の航空会社。ABCのドラマ『LOST』[1]に登場するものが特に有名であるが、他にも多数のメディアに登場している。
過去に実在した似たような名前の航空会社としては、トランスオーシャン航空(アメリカ)、オーシャン航空(イタリア)などがあった。
1996年の映画『エグゼクティブ・デシジョン』では1988年に起こったクウェート航空のハイジャック事件をモデルとしている場面でクウェート航空の代わりにオーシャニック航空の名称が使用されている。このときの映像が他の多くのメディアの作品にリユーズされていることから、「オーシャニック航空」が架空の航空会社の名称として定着したともいえる。登場するときはシドニー⇔ロサンゼルス線を運航していることが多い。
オーシャニック航空の登場する作品
編集- 『エグゼクティブ・デシジョン』:アテネ発ワシントンD.C.行きのオーシャニック航空343便がイスラム教徒のテロリストにハイジャックされる。
- 『エイリアス』:主人公がロサンゼルス国際空港にいる場面でオーシャニック航空シドニー行のアナウンスが流れる。
- 『LOST』:主人公たちが搭乗したオーシャニック航空815便シドニー発ロサンゼルス行が無人島に墜落する。
- 『プッシング・デイジー 恋するパイメーカー』:旅行会社にオーシャニック航空の広告が飾られている。
- 『LAX』:ロサンゼルス国際空港のターミナル内の広告やモニターにオーシャニック航空の名前がある。
- 『エアポート2001』:オーシャニック航空シドニー発ロサンゼルス行のジャンボ機に時限爆弾がしかけられる。
- 『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』:空港のラウンジでオーシャニック航空の案内アナウンスが流れる。
- 『エアポート'03』:FBIの捜査官がオーシャニック航空816便シドニー発ロサンゼルス行の機内で殺人犯の捜索を行う。
- 『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』:オーシャニック航空57便で航空保安官が殺害される。
- 『クリミナル・マインド 国際捜査班』:オーシャニック航空815便の客室乗務員が殺害される。
『エグゼクティブ・デシジョン』のフッテージ再利用
編集また以下の作品では『エグゼクティブ・デシジョン』のストック・フッテージが使われている。
- 『ダイヤモンド・イン・パラダイス』:オーシャニック航空に乗って登場人物がバハマに向かうシーンがあったが、最終的にカットされた。
- 『壊滅暴風圏/カテゴリー6』:オーシャニック航空762便が雷に打たれシカゴのオヘア空港に緊急着陸する。
- 『Dr.マーク・スローン』:ロサンゼルス発スイス行のオーシャニック航空456便の機内で殺人事件など不可解な事件が発生する。
- 『犯罪捜査官ネイビーファイル』:オーシャニック航空343便が北朝鮮の工作員によってハイジャックされる。
オーシャニック航空が登場した作品のリスト
編集便名 | 事故・事件の概要 | 作品名 |
---|---|---|
816 | FBIに捜索されている連続殺人犯が搭乗している。 | Code 11-14 |
815 | 客室乗務員が殺害される。 | クリミナル・マインド 国際捜査班 シーズン2第6話 |
815 | 南太平洋の無人島に墜落する。 | LOST |
815 | 地対空ミサイルで撃墜される。 | CHUCK/チャックシーズン1第2話『チャック VS ヘリコプター』 |
762 | 稲妻に直撃され緊急着陸する。 | 壊滅暴風圏/カテゴリー6 |
762 | 精神疾患患者が神経ガスを使った脅迫を行う。 | エアポート2001 |
456 | 副操縦士が殺害され、乗務員にも病気が発生する。 | Dr.マーク・スローン |
343 | イスラム教徒のテロリストにハイジャックされる。 | エグゼクティブ・デシジョン |
343 | 北朝鮮の工作員にハイジャックされる。 | 犯罪捜査官ネイビーファイル |
017 | マイアミ沖約130kmの大西洋上に不時着する。 | わんぱくフリッパー |
009 | ウォルター・マッソーがダイアン・キャノンにキスする。 | Out to Sea(邦題:『カリブは最高!』) |
1079 | 500億ドルがEUからUSに運ばれる | USドラマ「ホワイトカラー シーズン6」 |
脚注
編集外部リンク
編集- Oceanic AIRLINES(現在は『LOST』公式サイトに自動転送される)
- 『LOST』公式サイト