オニトキ
(オニアカアシトキから転送)
オニトキ(鬼鴇、Thaumatibis gigantea)は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類。別名オニアカアシトキ。
オニトキ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Thaumatibis gigantea (Oustalet, 1877) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オニトキ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Giant ibis |
分布
編集形態
編集全長105cmとトキ科最大種。種小名giganteaは「巨大な」の意で、英名(Giant=巨大な)と同義。頭部と頸部には羽毛が無く、灰褐色の皮膚が露出している。背面は黒褐色、腹面は緑がかった灰褐色の羽毛で覆われる。次列風切と雨覆は灰色。
嘴の色彩は灰褐色。後肢の色彩は赤紫。
幼鳥は、頭部と頸部が短い黒褐色の羽毛で覆われている。
生態
編集河川や湖沼、湿地、水田などに生息する。通常は番いか家族群で生活するが、冬季には群れを形成する。
食性は動物食で、水辺で小動物を捕食すると考えられている。
繁殖形態は卵生。樹上に営巣する。
人間との関係
編集開発による生息地の破壊や乱獲などにより生息数は激減している。個体群は断続的で分断されており、各地で絶滅に近いあるいは既に絶滅しているとされる。以前はメコン・デルタに多数の個体が生息していたとされるが、1990年代に行われた調査では本種は確認されなかった。
関連項目
編集参考文献
編集外部リンク
編集- IUCN 2008 Red List - Home Page -
- BirdLife International 2008. IUCN 2008 Red List - Thaumatibis gigantea IUCN 2008. 2008 IUCN Red List of Threatened Species.