エレガンス・シック
シックのアルバム
『エレガンス・シック』(原題:C'est Chic)は、アメリカ合衆国のバンド、シックが1978年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
『エレガンス・シック』 | ||||
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シック の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク パワー・ステーション[1] | |||
ジャンル | ディスコ、ファンク | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ナイル・ロジャース、バーナード・エドワーズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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シック アルバム 年表 | ||||
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背景
編集デビュー当時に参加していたボーカリストのノーマ・ジーン・ライトは、ソロ転向後の所属レーベルとバンドのマネージメントの間に問題が生じてシックでの活動継続が不可能になり、本作よりルーシー・マーティン(ライトの推薦で加入)とアルファ・アンダーソンの2人がメイン・ボーカルという体制になった[9]。
本作のレコーディングは、当時ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズがプロデューサーとして関与していたシスター・スレッジのアルバム『We Are Family』と同時進行で行われ[10]、本作収録曲「愛してほしい」は、当初シスター・スレッジ用の曲だったが、最終的にはシックにより録音された[11]。
反響・評価
編集アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では、1978年12月23日に最高4位を記録した[3]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは1位を獲得した[12]。イギリスではバンド初の全英アルバムチャート入りを果たし、最高2位を記録した[2]。
Jason Birchmeierはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ディスコの狂騒が最高潮だった時代に、その豪華さと過剰さのすべてを体現している」「シックはその後も"Good Times"で更なる大成功を収めるが、エドワーズとロジャースは『エレガンス・シック』ほど完璧に計算されたアルバムを作り出すことはなかった」と評している[13]。
収録曲
編集全曲ともバーナード・エドワーズとナイル・ロジャースの共作。3.と8.はインストゥルメンタル。
- 「陽気な仲間」 - "Chic Cheer" - 4:43
- 「おしゃれフリーク」 - "Le Freak" - 5:25
- 「愛のかけひき」 - "Savoir Faire" - 5:03
- 「ハッピー・マン」 - "Happy Man" - 4:20
- 「愛してほしい」 - "I Want Your Love" - 6:50
- 「僕は自由」 - "At Last I Am Free" - 7:11
- 「愛の勝利」 - "Sometimes You Win" - 4:28
- 「ファニー・ボーン」 - "(Funny) Bone" - 3:42
参加ミュージシャン
編集- バーナード・エドワーズ - ベース、ボーカル
- ナイル・ロジャース - ギター
- トニー・トンプソン - ドラムス
- ルーシー・マーティン - ボーカル
- アルファ・アンダーソン - ボーカル
- ルーサー・ヴァンドロス - スペシャル・ゲスト・ボーカル
- ディーヴァ・グレイ - ボーカル
- デヴィッド・ラズリー - ボーカル
- ロバート・サビーノ - クラビネット、ピアノ、エレクトリックピアノ
- アンディ・シュワルツ - クラビネット、ピアノ、エレクトリックピアノ(on #6)
- レイモンド・ジョーンズ - ローズ・ピアノ
- サミー・フィゲロア - パーカッション
- ホセ・ロッシー - チューブラーベル
- ジーン・オーロフ - コンサートマスター
- マリアンヌ・キャロル、シェリル・ホン、カレン・ミルン - ストリングス
- ジョン・ファディス、エレン・シーリング - トランペット
- アレックス・フォスター、ジーン・ファインバーグ - サクソフォーン
- バリー・ロジャース - トロンボーン
脚注
編集- ^ Chic - C'est Chic (1978, Vinyl) | Discogs
- ^ a b CHIC | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ a b “Chic C'est Chic Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年2月11日閲覧。
- ^ Chic - C'est Chic - dutchcharts.nl
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ swedishcharts.com swedishcharts.com - Chic - C'est Chic
- ^ norwegiancharts.com - Chic - C'est Chic
- ^ Chic - C'est Chic - austriancharts.at
- ^ “シックのナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズ、そして女性ヴォーカル達のストーリー”. Crown Cord (2019年10月1日). 2020年2月11日閲覧。
- ^ Buskin, Richard (2005年4月). “CLASSIC TRACKS: Chic 'Le Freak'”. Sound on Sound. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “I Want Your Love by Chic”. Songfacts. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “Chic C'est Chic Chart History - Top R&B/Hip-Hop Albums”. Billboard. 2020年2月11日閲覧。
- ^ Birchmeier, Jason. “C'est Chic - Chic”. AllMusic. 2020年2月11日閲覧。