エルベール3世 (オモワ伯)

エルベール3世(Herbert III, 910年 - 980/5年)は、オモワ伯(在位:943年 - 980/5年)である。

エルベール3世
Herbert III
オモワ伯
在位 943年 - 980/5年

出生 910年
死去 980/5年
配偶者 エドギフ・オブ・ウェセックス
家名 ヴェルマンドワ家
父親 ヴェルマンドワ伯エルベール2世
母親 アデル・ド・フランス
テンプレートを表示

生涯

編集

エルベール3世はヴェルマンドワ伯エルベール2世とで西フランクロベール1世の娘アデルの息子である[1]。943年に父エルベール2世が死去した後にオモワ伯位を継承し[2]、ソワソンのサン=メダール修道院とともにシャトー=ティエリの要塞を手に入れた。

951年にイングランド王エドワード長兄王の娘で西フランクシャルル3世の未亡人エドギフ・オブ・ウェセックスと結婚した[1]。エルベール3世の死後、西フランク王ロテールはエルベール3世の遺領をその甥のブロワ伯ウード1世とモー伯エルベール3世の間で分割した。

エルベール3世はその甥で兄ヴェルマンドワ伯アルベール1世の息子ヴェルマンドワ伯エルベール3世と混同されることがある。

脚注

編集
  1. ^ a b Riché 1983, Table 8.
  2. ^ Dunbabin 2005, p. 96.

参考文献

編集
  • Dunbabin, Jean (2005). France in the Making 843-1180. Oxford University Press 
  • Riché, Pierre (1983). The Carolingians: A Family who Forged Europe. University of Pennsylvania Press