エリソルビン酸
エリソルビン酸(Erythorbic acid)はL-アスコルビン酸(ビタミンC)の立体異性体で、5位炭素原子のみの配置が異なるジアステレオマー。イソアスコルビン酸、D-アラボアスコルビン酸とも呼ばれる。ソルビン酸(Sorbic acid)とは関係ない。
エリソルビン酸 | |
---|---|
別称 エリトルビン酸、D-イソアスコルビン酸 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 89-65-6 |
E番号 | E315 (酸化防止剤およびpH調整剤) |
特性 | |
化学式 | C6H8O6 |
モル質量 | 176.13 g/mol |
密度 | N/A |
融点 |
169-172 °C (分解) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アスコルビン酸と同様に、グルコースを元にして合成される。またエリソルビン酸とその塩は同様に毒性が非常に低いので、酸化防止剤として食品添加物に使われている。
還元作用はアスコルビン酸よりも強いが、ビタミンCとしての効力はほとんどない。