ドーム・アット・アメリカズ・センター
ザ・ドーム・アット・アメリカズ・センター(The Dome at America's Center、通称: ザ・ドーム(The Dome))は、アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイスにあるスタジアム。2015年までNFLのセントルイス・ラムズ(現、ロサンゼルス・ラムズ)の本拠地であった。1995年から2001年まではトランス・ワールド・ドーム(Trans World Dome)、2002年から2016年まではエドワード・ジョーンズ・ドーム(Edward Jones Dome)の名称であった。2020年、および2023年にXFLのセントルイス・バトルホークスが本拠地とする。
ザ・ドーム・アット・アメリカズ・センター The Dome at America's Center | |
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施設情報 | |
所在地 |
アメリカ合衆国 701 Convention Plaza St. Louis, Missouri 63101 |
位置 | 北緯38度37分58秒 西経90度11分19秒 / 北緯38.63278度 西経90.18861度座標: 北緯38度37分58秒 西経90度11分19秒 / 北緯38.63278度 西経90.18861度 |
起工 | 1992年7月13日[1] |
開場 | 1995年11月12日 |
所有者 |
St. Louis Regional Sports Authority |
グラウンド |
人工芝(AstroTurf:1995年 - 2005年、 FieldTurf:2006年 - 2010年、 AstroTurf GameDay Grass 3D:2010年 - 現在) |
建設費 | 2億8000万ドル |
設計者 | HOK Sport |
旧称 | |
トランス・ワールド・ドーム(1995年 - 2001年) ドーム・アット・アメリカズ・センター(2001年) エドワード・ジョーンズ・ドーム(2002年 - 2016年) | |
使用チーム、大会 | |
セントルイス・ラムズ(NFL)(1995年 - 2015年) セントルイス・バトルホークス (XFL、2023年からはUFL) (2020年、2023年-) | |
収容人員 | |
66,000人 |
歴史
編集カージナルスを失って以来、NFLチームの誘致を目指していたセントルイス市は、1990年代初期に新しいドーム球場の建設を決定。1992年にスタジアムの建設を開始した。一方カリフォルニア州ロサンゼルス(厳密にはアナハイム)に本拠を置いていたラムズは、1990年代に入ってから毎年二桁敗戦を喫する低迷期に陥り、観客動員も減少。さらに新スタジアム建設要望も却下され、窮地に追い込まれた。
当時のオーナーの故郷であるセントルイス市と新規市場を開拓したかったラムズの思惑が一致し、ラムズの1995年からのセントルイス移転が決まった。市が建設中の新スタジアムは、ラムズが本拠地スタジアムにすることになった。しかし新スタジアムは1995年シーズン開幕までに完成が間に合わず、ラムズはかつて1987年までアメリカンフットボールとの兼用だった野球場ブッシュ・スタジアムを間借りすることとなった。
シーズンも中盤に入っていた1995年11月12日、ようやく新スタジアムトランス・ワールド・ドーム(Trans World Dome)が開場。スタジアム名はトランス・ワールド航空が命名権を取得したためこのようになった。
トランス・ワールド・ドームはNFL以外にも様々なイベントに使用された。1999年にはローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がミサを行い、104,000人の観衆を集めた。これはアメリカ史上最大の屋内集会である。
2001年、トランス・ワールド航空がアメリカン航空に吸収されると命名権スポンサーがなくなり、スタジアムは一時的にドーム・アット・アメリカズ・センター(Dome at America's Center)と呼ばれた。2002年1月25日、エドワード・ジョーンズ・インベストメンツ(Edward Jones Investments、金融サービス業)が命名権スポンサーとなり、スタジアム名がエドワード・ジョーンズ・ドーム(Edward Jones Dome)に変更された(2016年まで)。
2016年シーズンから、ラムズはロサンゼルスに再移転した。2020年以降はXFL(2024年以降はUFL)のセントルイス・バトルホークスが本拠地とし、2023年にはXFLで最も観客を集めたチームとなった。
NCAAによるアメリカンフットボールやバスケットボールなどの大会も多く開催されている。
2016年シーズンにラムズがロサンゼルスへ再移転した後も、セントルイスのファンはスタジアムを熱心に支え続けた。2020年には新しいプロアメリカンフットボールリーグ、XFLが復活し、セントルイスの「バトルホークス」がエドワード・ジョーンズ・ドームを本拠地とした。2023年には観客動員数がXFLで最も多いチームとなり、セントルイス市が依然としてアメリカンフットボールに対する熱意を持っていることが証明された。2024年からXFLはUFL(United Football League)に改称され、バトルホークスは引き続き本拠地とする予定である。
エドワード・ジョーンズ・ドーム(現在は「ドーム・アット・アメリカズ・センター」)は、アメリカンフットボール以外にも多目的に利用されており、NCAAのバスケットボールトーナメントやプロレスイベント、コンサートなど、幅広いイベントが開催されている。
脚注
編集外部リンク
編集開催イベントとテナント | ||
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前本拠地: ブッシュ・スタジアムII 1995 - (4試合のみ) |
セントルイス・ラムズの本拠地 1995 - 2015 |
次本拠地: ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム 2016 - 2019 |
先代 アラモドーム |
ファイナルフォー会場 2005年 |
次代 RCAドーム |