ウィル・クロウ
ウィリアム・チャンドラー・クロウ(William Chandler Crowe, 1994年9月9日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州キングストン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
ワシントン・ナショナルズ時代 (2020年) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テネシー州キングストン |
生年月日 | 1994年9月9日(30歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2017年 MLBドラフト2巡目 |
初出場 |
MLB/ 2020年8月22日 KBO/ 2024年3月23日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集2013年のMLBドラフト31巡目(全体921位)でクリーブランド・インディアンスから指名されたが、契約せずにサウスカロライナ大学へ進学した。
2016年はMLBドラフト21巡目(全体632位)で再びインディアンスから指名されたが、この時も契約しなかった。
プロ入りとナショナルズ時代
編集2017年のMLBドラフト2巡目(全体65位)でワシントン・ナショナルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプロデビュー。A-級オーバーン・ダブルデイズでもプレーし、2球団合計で9試合に先発登板して防御率2.96、17奪三振を記録した。
2018年はA-級オーバーン、A+級ポトマック・ナショナルズ、AA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、3球団合計で22試合(先発21試合)に登板して11勝5敗、防御率3.40、94奪三振を記録した。
2019年はAA級ハリスバーグとAAA級フレズノ・グリズリーズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して7勝10敗、防御率4.70、130奪三振を記録した。
2020年8月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。メジャーデビューとなった同日のマイアミ・マーリンズ戦では先発して3.2回で4失点を喫し、敗戦投手となった[3]。この年はメジャーで3試合に先発登板して0勝2敗、防御率11.88、8奪三振を記録した。
パイレーツ時代
編集2020年12月24日にジョシュ・ベルとのトレードで、エディ・イェーンと共にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[4]。
2021年は先発ローテーション入りを果たし、26試合(先発25試合)に登板。メジャー初勝利を含む4勝(8敗)、防御率5.48を記録した。
2022年はリリーフに転向。終盤に息切れしたものの堅実な投球を見せ[5]、60試合に登板して6勝10敗4セーブ16ホールド、防御率4.38という成績を残した。
2023年は開幕からリリーフとして5試合に登板したが、4月28日に右肩の違和感で負傷者リスト入り[6]。7月2日にマイナーで復帰を果たしたが、7月19日にDFAとなり[7]、7月25日にマイナー契約を結び直してチームに残留した[6]。その後はシーズン終了までメジャーに復帰することはなく、オフの11月16日に自由契約となった[6]。
起亜時代
編集2024年1月7日、韓国プロ野球の起亜タイガースと契約した[8]。
しかし、5月8日、ブルペンでのピッチング中に右肘の痛みを訴えその後登板せず、8月5日、ウェーバー公示され、8月12日、自由契約選手となった[9]。
投球スタイル
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2020 | WSH | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 46 | 8.1 | 14 | 5 | 8 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 | 13 | 11 | 11.88 | 2.64 |
2021 | PIT | 26 | 25 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | 0 | .333 | 524 | 116.2 | 126 | 25 | 57 | 1 | 6 | 111 | 3 | 1 | 75 | 71 | 5.48 | 1.57 |
2022 | 60 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 4 | 16 | .375 | 332 | 76.0 | 68 | 8 | 38 | 0 | 3 | 68 | 3 | 0 | 40 | 37 | 4.38 | 1.40 | |
2023 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | 57 | 9.2 | 9 | 1 | 9 | 1 | 1 | 9 | 2 | 0 | 6 | 5 | 4.66 | 1.86 | |
MLB:4年 | 74 | 29 | 0 | 0 | 0 | 10 | 21 | 5 | 16 | .323 | 949 | 210.2 | 217 | 39 | 112 | 2 | 11 | 196 | 8 | 1 | 134 | 124 | 5.30 | 1.56 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | WSH | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2021 | PIT | 26 | 5 | 10 | 0 | 1 | 1.000 |
2022 | 60 | 5 | 6 | 2 | 1 | .846 | |
2023 | 5 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
MLB | 94 | 11 | 19 | 2 | 2 | .938 |
- 2023年度シーズン終了時
背番号
編集- 57(2020年)
- 29(2021年 - 2023年)
- 12(2024年)
脚注
編集- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2021』廣済堂出版、2021年、393頁頁。ISBN 978-4-331-52322-3。
- ^ “Nationals select the contract of Wil Crowe” (英語). MLB.com (2020年8月22日). 2021年3月15日閲覧。
- ^ “Miami Marlins at Washington Nationals Box Score, August 22, 2020” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年3月15日閲覧。
- ^ Steve Adams (2020年12月24日). “Pirates Trade Josh Bell To Nationals” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年3月15日閲覧。
- ^ Nick Deeds (2024年1月7日). “KBO’s KIA Tigers Sign Wil Crowe”. MLB Trade Rumors. 2024年1月8日閲覧。
- ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2024年1月8日閲覧。
- ^ “Pirates' Wil Crowe: Designated for assignment”. CBSSports.com (2023年7月20日). 2024年1月8日閲覧。
- ^ 홍규빈 (2024年1月7日). “KIA, 새 외국인 투수 크로우 영입…메이저리그 풀타임 선발 출신” (韓国語). yna.co.kr. 2024年1月8日閲覧。
- ^ https://namu.wiki/w/%EC%9C%8C%2520%ED%81%AC%EB%A1%9C%EC%9A%B0
- ^ 2021年 ミルウォーキー・ブルワーズ戦で計測
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Wil Crowe stats MiLB.com
- Wil Crowe (@WilCrowe15) - X(旧Twitter)