アーバンシック

日本の競走馬

アーバンシック(欧字名:Urban Chic2021年3月16日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2024年菊花賞セントライト記念

アーバンシック
第85回菊花賞優勝時(2024年10月20日)
欧字表記 Urban Chic[1]
香港表記 名城潮流
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2021年3月16日(3歳)[1]
スワーヴリチャード[1]
エッジースタイル[1]
母の父 ハービンジャー[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)シルクレーシング[1]
調教師 武井亮美浦[1]
厩務員 郡司誠
競走成績
生涯成績 7戦4勝[1]
獲得賞金 3億5044万8000円[1]
(2024年10月20日現在)
勝ち鞍
GI 菊花賞 2024年
GII セントライト記念 2024年
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馬名の由来は、洗練された。母名より連想[2]

戦績

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2歳(2023年)

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2023年8月13日、札幌競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1800m)で、横山武史を背にデビュー。中団から直線で鋭く伸びて、デビュー戦での初勝利を飾った[3]。次走の百日草特別も直線一気の末脚で差し切り勝ちを収め、デビュー2連勝を果たした[4]

3歳(2024年)

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重賞初挑戦となる1月14日の京成杯より始動。上がり最速33秒9の脚を繰り出すも、勝負所で内にもたれるロスを最後まで取り戻せず、後のダービー馬であるダノンデサイルの2着に惜敗[5]。デビューからの連勝もストップした。GI初挑戦の皐月賞は最後に伸びて4着[6]東京優駿は自慢の末脚が不発に終わり、11着に大敗した[7]

夏は休養に充て、秋のセントライト記念で復帰。中団の内側からじわじわと位置を上げ、直線コースで圧巻の切れ味を発揮。差し切りを決め、11着に大敗した前走から巻き返しの重賞初制覇を飾った[8][9][10]

10月20日の菊花賞では、中団から先団に取りつくと最後の直線で後続勢を突き放して優勝。初のGIタイトルを獲得した[11]。グレード制以降、セントライト記念優勝馬の菊花賞制覇は史上3頭目[12]。また同レースで担当の郡司誠厩務員がベストターンドアウト賞を受賞[13]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[14]およびJBISサーチ[15]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2023.08.13 札幌 2歳新馬 芝1800m(良) 10 6 6 002.30(1人) 01着 R1:53.1(34.2) -0.0 0横山武史 55 (ヴィクトリアドール) 512
0000.11.05 東京 百日草特別 1勝 芝2000m(良) 9 4 4 004.10(3人) 01着 R1:59.4(33.2) -0.1 0横山武史 56 (マーゴットソラーレ) 512
2024.01.14 中山 京成杯 GIII 芝2000m(良) 14 4 6 003.00(2人) 02着 R2:00.6(33.9) -0.1 0横山武史 57 ダノンデサイル 516
0000.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 17 5 9 014.20(6人) 04着 R1:57.5(34.1) -0.4 0横山武史 57 ジャスティンミラノ 510
0000.05.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 4 8 008.30(4人) 11着 R2:25.4(33.5) -1.1 0横山武史 57 ダノンデサイル 512
0000.09.16 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(良) 17 1 1 003.10(2人) 01着 R2:11.6(34.0) -0.3 0C.ルメール 57 コスモキュランダ 510
0000.10.20 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 7 13 003.70(2人) 01着 R3:04.1(35.6) -0.4 0C.ルメール 57 (へデントール) 510
  • 競走成績は2024年10月20日現在

血統表

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アーバンシック血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系ヘイロー系
[§ 2]

スワーヴリチャード
栗毛 2014
父の父
ハーツクライ
鹿毛 2001
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス *トニービン
*ビューパーダンス
父の母
*ピラミマ
黒鹿毛 2005
Unbridled's Song Unbridled
Trolley Song
*キャリアコレクション General Meeting
River of Stars

エッジースタイル
栗毛 2013
*ハービンジャー
鹿毛 2006
Dansili *デインヒル
Hasili
Penang Pearl Bering
Guapa
母の母
ランズエッジ
鹿毛 2006
ダンスインザダーク *サンデーサイレンス
*ダンシングキイ
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
母系(F-No.) (FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 サンデーサイレンス 3×4=18.75%Lyphard 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o アーバンシック”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年9月16日閲覧。
  2. ^ 競走馬情報 アーバンシック”. 日本中央競馬会. 2024年9月16日閲覧。
  3. ^ 【札幌5R新馬戦結果】アーバンシックが鋭く差し切りデビューV”. netkeiba.com (2023年8月13日). 2024年9月16日閲覧。
  4. ^ 【百日草特別結果】アーバンシックが直線一気で無傷の2連勝!”. netkeiba.com (2023年11月5日). 2024年9月16日閲覧。
  5. ^ 【京成杯】最速33秒9の末脚でアーバンシックが2着 内にもたれて修正 横山武史騎手「その分の差が出てしまったかも」”. スポーツ報知 (2024年1月14日). 2024年11月11日閲覧。
  6. ^ 【皐月賞】6番人気アーバンシックが最後に伸びて4着 横山武史騎手「一歩ずつ成長している」”. スポーツ報知 (2024年4月14日). 2024年11月11日閲覧。
  7. ^ 【日本ダービー】4番人気アーバンシック末脚不発11着 横山武史騎手「スムーズに外に出せましたが…」”. スポーツ報知 (2024年5月26日). 2024年11月11日閲覧。
  8. ^ 【セントライト記念】アーバンシックが鋭く差し切り重賞初制覇 ルメール騎手は9度目騎乗で初勝利」『スポーツ報知』。2024年9月16日閲覧。
  9. ^ 【セントライト記念結果】アーバンシックが突き抜け重賞初制覇!」『netkeiba.com』。2024年9月16日閲覧。
  10. ^ 【セントライト記念】アーバンシックが圧巻の切れ味発揮!反撃の秋へ初の重賞V」『サンケイスポーツ』。2024年9月16日閲覧。
  11. ^ 【菊花賞 2024結果情報】アーバンシックが重賞連勝で最後の一冠制す | 競馬まとめ”. netkeiba. 2024年10月20日閲覧。
  12. ^ 同馬以前はシンボリルドルフキタサンブラックのみで、セントライト記念に出走しての菊花賞優勝としてでも史上9頭目
  13. '^ 【菊花賞】アーバンシックの郡司誠厩務員がベストターンドアウト賞を受賞 審査委員は99年の菊花賞を勝った調教師”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2024-10-20JST19:31:00+0900). 2024年10月20日閲覧。
  14. ^ アーバンシックの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年9月16日閲覧。
  15. ^ アーバンシック 競走成績”. JBISサーチ. 2024年9月16日閲覧。
  16. ^ a b c アーバンシックの血統表”. netkeiba.com. 2024年9月16日閲覧。
  17. ^ アーバンシック - 競走馬詳細 - UMATOKU”. 馬トク. 報知新聞社. 2024年9月16日閲覧。

外部リンク

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