アンプト
アンプト(Anput)とは古代エジプトの宗教に登場する女神である。彼女の名前はヒエログリフでjnpwt(中エジプト語で/ʔan.ˈpa.wat/ もしくは /jan.ˈpa.wat/と表記)と書かれている[1]。英語においては、彼女の名前はAnupet・Input・Inpewt・Yineputとも表記される[1]。古代エジプト人の間では、jnpwとして知られていた夫・アヌビスに対応する女性形として、女性形の接尾辞"t"で終わるjnpwtとして表記されていた。
アンプト Anput | ||||||
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ヒエログリフ表記 |
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シンボル | ミイラの包帯、ジャッカル、カノプス壺 | |||||
配偶神 | アヌビス | |||||
子供 | ケベチェト |
神話
編集アンプトはアヌビスと対を成す女神である[2]。彼女は上エジプトの第17ノモスの名を持つ女神でもある[3]。また、冥界の神であるオシリスの体の守護者ともされている。
脚注
編集- ^ a b “Anubis, God of Embalming and Guide and Friend of the Dead” (October 8, 2001). 8 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。5 June 2017閲覧。
- ^ Wilkinson, Richard H. (2003). The Complete Gods and Goddesses of Ancient Egypt. Thames & Hudson. p. 190
- ^ DuQuesne, Terence (2007), Anubis, Upwawet, and Other Deities: Personal Worship and Official Religion in Ancient Egypt, p. 20