アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション
『アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション』(原題:Unbroken: Path to Redemption)は2018年に公開されたアメリカ合衆国の伝記映画である。監督はハロルド・クランク、主演はサミュエル・ハントが務めた。本作は2014年に公開された映画『不屈の男 アンブロークン』の続編だが、主要キャスト及びスタッフのほとんどが入れ替わっている。
アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション | |
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Unbroken: Path to Redemption | |
監督 | ハロルド・クランク |
脚本 |
リチャード・フリーデンバーグ ケン・ヒクソン |
原作 | ローラ・ヒレンブランド『不屈の男 アンブロークン』 |
製作 |
マシュー・ベア マイク・エリオット |
製作総指揮 |
シンシア・ギャリス デイヴ・メカム ビル・リーヴス マイケル・スコット ルーク・ザンペリーニ エリック・ウェアー |
出演者 |
サミュエル・ハント メリット・パターソン ヴィンチェンツォ・アマート ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ |
音楽 | ブランドン・ロバーツ |
撮影 | ゾーラン・ポポヴィック |
編集 | エイミー・マクグラス |
製作会社 | ユニバーサル1440・エンターテインメント |
配給 | ピュア・フリックス・エンターテインメント |
公開 |
2018年9月14日 劇場未公開 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $6,216,897[1] |
前作 | 不屈の男 アンブロークン |
概略
編集ルイス・ザンペリーニは過酷な捕虜収容所から生還を果たしたが、帰国後もトラウマに苦しみ続けていた。ルイスは自分を虐待した人間に復讐しようとしていたが、復讐心に燃えれば燃えるほど、絶望は深まっていくばかりであった。やがて、ルイスはシンシアと恋に落ちたが、2人の関係はどうにも上手く行かなかった。
そんな2人を救ったのがビリー・グラハムであった。ルイスはビリーの説教を通してキリストへの信仰を深め、ついには自分を虐待した人間を赦す境地に達した。それと同時に、シンシアとの結婚生活も安定するようになった。
キャスト
編集- サミュエル・ハント - ルイス・ザンペリーニ
- メリット・パターソン - シンシア・アップルホワイト=ザンペリーニ
- ヴィンチェンツォ・アマート - アンソニー・ザンペリーニ
- ヴァネッサ・ベル・キャロウェイ - リラ・バークホルダー
- ボビー・ガンポ - ピート・ザンペリーニ
- ボブ・ガントン - ジーグラー
- マッダレーナ・イシャール - ルイーズ・ザンペリーニ
- デヴィッド・サクライ - 渡邊睦裕
- ゲイリー・コール - ジョージ・ベイリー
- ウィル・グレアム - ビリー・グラハム
- デヴィッド・デルイズ - ハワード・ランバート
- ジャンナ・シモーネ - シルヴィア・ザンペリーニ
- エイプリル・ボウルビー - セシー・フィリップス
製作
編集2017年9月5日、『アンブロークン 不屈の男』の続編が製作されているとの報道があった[3]。7日、デヴィッド・サクライが起用されたと報じられた[4]。
2018年9月14日、バック・ロット・ミュージックが本作のサウンドトラックを発売した[5]。
公開・マーケティング
編集2018年6月28日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[6]。
当初、本作は2018年10月5日に全米公開される予定だったが、後に公開日は同年9月14日に前倒しされた[7]。
興行収入
編集本作は『シンプル・フェイバー』、『ザ・プレデター』、『ホワイト・ボーイ・リック』と同じ週に封切られ、500万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[8]、実際の数字はそれを大きく下回るものとなった。2018年9月14日、本作は全米1620館で公開され、公開初週末に223万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場10位となった[9]。
評価
編集本作に対する批評家からの評価は伸び悩んでいる。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには26件のレビューがあり、批評家支持率は38%、平均点は10点満点で5.19点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション』は実話の持つ力を過大評価したばかりに、退屈なドラマに仕上がってしまった。しかも、キリスト教の信者向けの説教が頻繁に挟まれている。」となっている[10]。また、Metacriticには7件のレビューがあり、加重平均値は39/100となっている[11]。なお、本作のCinemaScoreはAとなっている[12]。
出典
編集- ^ “Unbroken: Path to Redemption (2018)”. The Numbers. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “アンブロークン: パス・トゥ・リデンプション (字幕版)”. Amazon. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Louis Zamperini’s ‘Unbroken’ Story Continues In Sequel ‘Path To Redemption’”. Deadline.com (2017年9月5日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “‘Unbroken: Path To Redemption’ Finds Its Japanese Tormenter ‘The Bird’ In David Sakurai”. Deadline.com (2019年9月7日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “‘Unbroken: Path to Redemption’ Soundtrack Details”. Film Music Reporter (2018年7月31日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Unbroken: Path To Redemption - Official Trailer”. YouTube (2018年6月28日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “‘Unbroken: Path To Redemption’ Moves Up Theatrical Release Date By A Month”. Deadline.com (2018年10月5日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “'The Predator' Targets Weekend #1; 'Simple Favor', 'White Boy Rick' & 'Unbroken' Also Debut”. Box Office Mojo (2018年9月13日). 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Domestic 2018 Weekend 37 September 14-16, 2018”. Box Office Mojo. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Unbroken: Path to Redemption”. Rotten Tomatoes. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Unbroken: Path to Redemption (2018)”. Metacritic. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Why ‘The Predator’ Is Shorter Than ‘Predators’ At $24M & ‘White Boy Rick’ So Pale At $8M+ – Sunday Box Office”. Deadline.com (2018年9月16日). 2019年10月30日閲覧。