アンバスケイド (フリゲート)

アンバスケイド(F172 Ambuscade)は、イギリス海軍21型フリゲートフォークランド戦争に投入された。後にパキスタンへ売却され、タリク級駆逐艦(Tariq class Destroyer)のネームシップとなった。

アンバスケイド
基本情報
運用者  イギリス海軍
 パキスタン海軍
艦種 フリゲート
級名 21型フリゲート
前級 14型フリゲート
次級 23型フリゲート
艦歴
起工 1971年9月1日
進水 1973年1月18日
就役 1975年9月5日
退役 1993年7月28日
現況 パキスタン海軍で就役中
改名 タリク
要目
基準排水量 2,860トン
満載排水量 3,250トン (竣工時)
3,360トン (構造強化後)
全長 117m
最大幅 12.6m
吃水 6m
機関 COGOG
主機 タインRM-1Aガスタービン×2基
オリンパスTM-3Bガスタービン×2基
推進 2軸
出力 (RM-1A) 8,500hp
(TM-3B) 50,000hp
最大速力 32ノット (59 km/h)
乗員 177名
兵装 Mk.8 4.5インチ単装砲×1門
エリコンSS 20mm 機関砲×2門
シーキャットSAM4連装発射機×1基
エグゾセMM38SSM単装発射筒×4基
STWS-1 3連装短魚雷発射管×2基
搭載機 対潜ヘリコプター×1機
ウェストランド ワスプ
アグスタウェストランド リンクス
C4ISTAR CAAIS DBA-2 戦術情報処理装置
WSA-4 射撃管制装置
レーダー 992Q型 対空・対水上捜索用
978型 航法用
912型(RTN-10X) 射撃指揮用×2基
ソナー 184M型162M型
電子戦
対抗手段
MEL UAA-1 電波探知装置
コーバス 8連装チャフ・フレア発射機
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艦暦

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1983年オマーン近海で、アメリカ海軍リーヒ級ミサイル巡洋艦デイル」と衝突し艦首を損傷、修復に6週間を要した。

1993年に退役後パキスタン海軍に最初に引き渡され、タリク級駆逐艦のネームシップ、タリク(Tariq)となる。

タリク級駆逐艦

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タリク級への主な変更点としては、中国製艦対空ミサイルLY-60Nの6連装ランチャー増設、エグゾセからハープーンへの変更、シーキャット艦対空ミサイルからファランクスへの変更、短魚雷発射管をスウェーデン製短魚雷が運用可能な型への変更等が行われている。

脚注

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外部リンク

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