アレクサンドラ・ナザロワ

ウクライナのアイスダンス選手

アレクサンドラ・エフゲニエヴナ・ナザロワウクライナ語: Олександра Євгенівна Назарова[1]1996年11月30日 - )は、ウクライナの元フィギュアスケート選手(アイスダンス)。パートナーはマキシム・ニキーチンなど。

アレクサンドラ・ナザロワ
Alexandra Nazarova
フィギュアスケート選手
2018 欧州選手権でのナザロワ(左)と
パートナーのニキーチン(右)
生誕 (1996-11-30) 1996年11月30日(27歳)
ハルキウ
身長 170 cm
選手情報
代表国  ウクライナ
パートナー マキシム・ニキーチン
コーチ ガリーナ・チュリロワ
所属クラブ Kolos Kharkov
練習拠点 ハルキウ
開始 2001年
引退 2022年8月13日
ISUパーソナルベストスコア
総合188.642021 CSデニステンメモリアル
RD75.462021 CSデニステンメモリアル
FD113.182021 CSデニステンメモリアル
獲得メダル
フィギュアスケート
世界ジュニア選手権
2015 タリン アイスダンス

2015年世界ジュニア選手権3位。

経歴

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スケートリンクで、アイスホッケーをしていた兄を待つ時間を潰すために、母にスケートクラスに入れられた。兄はアイスホッケーを止めたが、7歳でスケートを始めることになった。ジャンプが苦手だったためにアイスダンスに転向し、マキシム・ニキーチンとカップルとカップルを結成した。

2010-2011シーズン、ジュニアグランプリシリーズに参戦。2012年のインスブルックユースオリンピックでは銀メダルを獲得した。2013年世界ジュニア選手権の後にコーチのガリーナ・リュリロワに部屋に呼ばれ、「私はあなたたちをそれなりのレベルまで導いてきた。でもこれ以上は上に連れて行ってあげることはできない。」と言われ、アレクサンドル・ズーリンを紹介された。オーベルストドルフのセミナーに参加後、ロシアモスクワへと渡った[2]

2013-2014シーズン、ジュニアグランプリシリーズのバルティック杯で銀メダルを獲得し、続くタリン杯でも銀メダルを獲得して、ジュニアグランプリファイナルに進出した5位だった。

2014-2015シーズン、初のシニアの大会となったワルシャワ杯で銀メダルを獲得。ウクライナ選手権で初優勝。初出場の欧州選手権では11位。世界ジュニア選手権ではこの種目でウクライナに19年ぶりのメダルをもたらした。世界選手権では17位だった。

2015-2016シーズン、ウクライナ選手権は怪我で欠場。欧州選手権の代表からも外れた[3]。シーズン終了後、コーチをイーゴリ・シュピリバンドに変更し、練習拠点をアメリカのノバイに移した[4]

主な戦績

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大会/年 2007
-08
2009
-10
2010
-11
2011
-12
2012
-13
2013
-14
2014
-15
2015
-16
2016
-17
2017
-18
2018
-19
2019
-20
2020
-21
2021
-22
  冬季オリンピック 21 20
  世界選手権 17 19 15 15 20 中止 20 WD
  欧州選手権 11 9 11 10 10
ウクライナ選手権 1 J 1 J 1 WD 1 1 1 1 1
  GPロステレコム杯 6
  GP NHK杯 6 9 8
  GPフランス杯 7
  GPスケートアメリカ 7 8
CSデニステンメモリアル 2
CSネーベルホルン杯 9
CSロンバルディア杯 3 3
CSアイススター 1 4 3
CS USクラシック 4
CSタリントロフィー 6
CSゴールデンスピン 4 6
CSワルシャワ杯 2
LuMi ダンストロフィー 1
メッツァルーナカップ 1
アイスモールカップ 1
パベルロマンメモリアル 1 1
ユニバーシアード 1
ニース杯 3
サンタクロース杯 8 J 1 J 1
  世界Jr.選手権 11 5 3
ユースオリンピック 2
  JGPファイナル 5
  JGPクールシュヴェル 4
  JGPタリン杯 2 3
  JGPバルティック杯 2
  JGPクロアチア杯 5
  JGPオーストリア 11 5
  JGP J.カリー記念 7
ボルボオープン 2 J
イスタンブール杯 5 J
NRW杯 1 N 1 N 10 J 5 J 7 J
団体戦
  冬季オリンピック 10
  • J - ジュニアクラス
  • N - ノービスクラス

詳細

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2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2018年3月21日 - 25日 2018年世界フィギュアスケート選手権ミラノ 16
63.35
15
95.05
15
157.02
2018年2月19日 - 20日 2018年平昌オリンピック平昌 21
57.97
- 21
2018年1月17日 - 20日 2018年ヨーロッパフィギュアスケート選手権モスクワ 11
63.20
12
93.15
11
156.35
2017年11月10日 - 12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪 7
63.33
6
97.55
6
160.88
2017年10月26日 - 29日 ISUチャレンジャーシリーズアイススターミンスク 4
63.32
4
92.89
4
156.21
2017年9月14日 - 17日 ISUチャレンジャーシリーズロンバルディアトロフィーベルガモ 4
61.06
3
89.82
3
150.88
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2017年3月27日 - 4月2日 2017年世界フィギュアスケート選手権ヘルシンキ 14
63.86
15
91.49
15
155.35
2017年1月31日 - 2月5日 ユニバーシアード冬季競技大会アルマトイ 1
64.12
1
101.50
1
165.62
2017年1月25日 - 29日 2017年ヨーロッパフィギュアスケート選手権オストラヴァ 9
63.36
10
91.29
9
154.65
2016年12月21日 - 23日 ウクライナフィギュアスケート選手権キエフ 1
66.85
1
96.74
1
163.59
2016年12月7日 - 10日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 9
56.20
6
92.46
6
148.66
2016年11月18日 - 20日 2016年アイススターミンスク 1
64.58
1
98.82
1
163.40
2016年11月11日 - 13日 ISUグランプリシリーズ フランス杯パリ 7
56.61
7
88.78
7
145.39
2016年10月19日 - 23日 2016年ニース杯ニース 4
56.98
3
83.58
3
140.56
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 20
53.64
18
77.75
19
131.39
2015年11月18日 - 22日 ISUチャレンジャーシリーズ タリントロフィータリン 4
53.82
10
74.02
6
127.84
2015年10月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 7
50.53
7
85.07
7
135.60
2015年9月16日 - 20日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 5
48.40
4
73.78
4
122.18
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 17
55.08
17
78.72
17
133.80
2015年3月2日 - 8日 2015年世界ジュニアフィギュアスケート選手権タリン 5
55.77
2
90.31
3
146.08
2015年1月26日 - 2月1日 2015年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ストックホルム 12
54.66
11
84.36
11
139.02
2014年12月18日 - 20日 ウクライナフィギュアスケート選手権キエフ 1
62.68
1
93.21
1
155.89
2014年12月4日 - 7日 ISUチャレンジャーシリーズ ゴールデンスピンザグレブ 4
58.20
4
90.28
4
148.48
2014年11月20日 - 23日 ISUチャレンジャーシリーズ ワルシャワ杯ワルシャワ 3
51.06
2
85.84
2
136.90
2014年9月24日 - 28日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 6
47.70
3
80.89
3
128.59
2014年8月20日 - 24日 ISUジュニアグランプリ クールシュヴェルクールシュヴェル 5
43.44
3
77.44
4
120.88
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2014年3月10日 - 16日 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 7
53.47
4
81.18
5
134.65
2013年12月5日 - 8日 2013/2014 ISUジュニアグランプリファイナル福岡 5
51.32
5
71.85
5
123.17
2013年11月7日 - 10日 2013年ボルボオープンカップ ジュニアクラス(リガ 2
57.69
2
82.64
2
140.33
2013年10月9日 - 13日 ISUジュニアグランプリ タリン杯タリン 4
51.89
2
82.89
2
134.78
2013年9月18日 - 22日 ISUジュニアグランプリ バルティック杯グダニスク 2
55.61
2
79.61
2
135.22
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2013年2月25日 - 3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 12
48.03
9
71.12
11
119.15
2013年1月27日 - 31日 ウクライナフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(リガ 1
56.20
1
81.28
1
137.48
2012年11月2日 - 4日 2012年NRW杯 ジュニアクラス(ドルトムント 5
51.86
7
70.94
7
122.80
2012年10月3日 - 7日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯ザグレブ 5
49.13
6
64.93
5
114.06
2012年9月12日 - 16日 ISUジュニアグランプリ オーストリアリンツ 7
44.54
5
69.64
5
114.18
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2012年1月14日 - 22日 インスブルックユースオリンピックインスブルック 2
57.44
2
74.24
2
131.68
2011年12月14日 - 17日 2011年イスタンブール杯 ジュニアクラス(イスタンブール 5
42.09
3
62.71
5
104.80
2011年11月22日 - 25日 ウクライナフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ドニプロペトロウシク 1
51.59
1
69.41
1
121.00
2011年11月4日 - 6日 2011年NRW杯 ジュニアクラス(ドルトムント 6
47.88
5
69.20
5
117.08
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SD FD 結果
2010年11月5日 - 7日 2010年NRW杯 ジュニアクラス(ドルトムント 10
37.81
10
61.45
10
99.26
2010年9月29日 - 10月3日 ISUジュニアグランプリ ジョン・カリー記念シェフィールド 8
38.24
8
60.28
7
98.52
2010年9月15日 - 19日 ISUジュニアグランプリ オーストリア杯グラーツ 12
36.93
10
55.92
11
92.85

プログラム使用曲

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シーズン SD FD EX
2016-2017 ブルース:オンリー・ユー
作曲:バック・ラム
スウィング:トゥッティフルッティ
曲:リトル・リチャード
Droit de Cite 映画『ミックマック』サウンドトラックより
作曲:ラファエル・ボー
Sur le mesure
作曲:ユーグ・ル・バール
Diabolique 映画『ミックマック』サウンドトラックより
作曲:ラファエル・ボー
2015-2016 ワルツ:美しき青きドナウ
作曲:ヨハン・シュトラウス2世
マーチ:ラデツキー行進曲
作曲:ヨハン・シュトラウス1世
幻想曲第3番 ニ短調
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
2014-2015 サンバ:Vocalizado
by Luciano Perrone
ルンバ:Perfidia
作曲:ジョン・アルトマン
フラメンコ:Street Dance
by Didulia
フラメンコ
Escalier
by Hugues Le Bars
G線上のアリア
作曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
Tchack
by Hugues Le Bars
タンゴ・ジェラシー
作曲:ヤコブ・ゲーゼ
2013-2014 クイックステップ:Man With the Hex
演奏:The Atomic Fireballs
フォックストロット:マック・ザ・ナイフ
作曲:クルト・ヴァイル
ミュージカル『キャバレー』より
作曲:ジョン・カンダー
Love the Way You Lie
曲:エミネム feat. リアーナ
2012-2013 ブルース:Gota Broken Heart
演奏:ウォルター・トラウト
スウィングセット
Gopher Mambo
Habanera
Malambo
2011-2012 Lacrymosa
曲:エヴァネッセンス
2010-2011 パダム・パダム
ボーカル:エディット・ピアフ
タンゴ:タンゴ・オブ・ラブ
作曲:エドウィン・マートン
Mix Swing Music
演奏:Diablo Swing Orchestra
O'Clock Blues
演奏:エリック・クラプトン
Jurassic 5 Swing Set

脚注

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  1. ^ ウクライナ語ラテン翻字: Oleksandra Nazarova または Alexandra Nazarova
  2. ^ Alexandra Nazarova/Maxim Nikitin: “You can do more with four hands and four legs”
  3. ^ Оприлюднено склад збірної України на чемпіонат Європи з фігурного катання
  4. ^ Украинская пара фигуристов Назарова/Никитин перешла от тренера Жулина к Шпильбанду

参考文献

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