アルミランテ・ファン・デ・ボルボーン (フリゲート)

アルミランテ・ファン・デ・ボルボーンスペイン語Almirante Juan de Borbón F-102)は、スペイン海軍フリゲートアルバロ・デ・バサン級フリゲートの2番艦。艦名はファン・デ・ボルボーンに由来する。

アルミランテ・ファン・デ・ボルボーン
基本情報
建造所 イサル
フェロル造船所
運用者  スペイン海軍
艦種 フリゲート
級名 アルバロ・デ・バサン級
艦歴
発注 1997年1月31日
進水 2002年2月28日
就役 2003年12月3日
要目
排水量 基準 不明t
満載 6,250t
全長 146.72m
最大幅 18.6m
吃水 4.75m
機関 COGAG方式、2軸推進
LM2500 ガスタービン × 2基(46,648HP
バサン=キャタピラー3600ディーゼル × 2基(12,000HP)
速力 最大速 29ノット
乗員 240名
兵装 Mk 45 Mod 2 54口径5インチ砲 × 1基
メロカ 20mmCIWS × 2基
ハープーンSSM 4連装発射筒 × 2基
Mk41VLS 48セル
Mk32 Mod9 324mm魚雷発射管 × 4門
搭載機 SH-60B シーホークLAMPS × 1機
C4ISTAR NTDS (リンク 4A/11/14/16)
Mk 7 AWS+Mk 34 GWS
レーダー AN/SPY-1D 多機能フェーズドアレイ
AN/SPS-67(V)4 対水上
タレス スカウト航海
AN/SPG-62イルミネーター × 2基
FABA DORINA 射撃指揮
ソナー ENOSA=レイセオン DE 1160LF(I)
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艦歴

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「アルミランテ・ファン・デ・ボルボーン」は、イージスシステム搭載型フリゲートとしてイサルフェロル造船所で建造され、2002年2月28日進水、2003年12月3日に就役した。

2004年9月、アメリカ海軍アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦DDG-91 ピンクニー」とともにミサイル発射試験を実施した。

2006年9月8日レバノン紛争の停戦後に平和維持活動のため周辺海域に派遣され、同年11月12日に無事に任務を終え帰還する。

2007年2月、ガリバー07演習に参加[1]

2008年8月、黒海での演習のためにアメリカ海軍FFG-50 テイラー」、ドイツ海軍F214 リューベック」、ポーランド海軍ORP ゲネラウ・カジミェシュ・プワスキ」から成るNATO所属艦艇と共にボスポラス海峡を通過した。これらは2007年10月時点で既に予定されていた演習だが、南オセチア紛争の当事者であるロシアが情勢への影響に対して懸念を表明した[2][3]

脚注

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