アルマ・レデンプトリス・マーテル
アルマ・レデンプトリス・マーテル (Alma redemptoris mater) は、キリスト教聖歌のアンティフォナ。「贖い主(イエス・キリスト)を養い育てた母(聖母マリア)」を意味し、カトリック教会における伝統的な聖母賛歌の一つでもある。「救い主を育てた母」、「恵み深き贖い主の御母」「慈しみ深き贖い主の御母」、あるいは「救い主のうるわしき母」とも。
西方教会のうち、カトリック教会における聖務日課の「終課」で歌われる、聖母マリアのための4つのアンティフォナの一つである。プロテスタントや、東方教会(正教会・東方諸教会)においては用いられない。
テキスト
編集ラテン語
編集Alma redemptoris mater, quae pervia caeli porta manes, et stella maris, succurre cadenti, surgere qui curat populo; tu quae genuisti, natura mirante, tuum sanctum genitorem: virgo prius ac posterius, Gabrielis ab ore sumens illud ave, peccatorum miserere.
日本語
編集聖母マリアのための4つのアンティフォナ
編集- サルヴェ・レジーナ (Salve regina、元后あわれみの母)
- レジーナ・チェリ(Regina coeli、天の元后、喜びたまえ)
- アヴェ・レジーナ・チェロールム(Ave Regina caelorum、天の元后、天の女王)
- アルマ・レデンプトリス・マーテル(Alma Redemptoris Mater、救い主を育てた母)