アルベール・ダルク(Albert Darcq、Albert Darcyとも[1]1848年9月8日 - 1895年3月8日)は、フランスの彫刻家である[2]。フランス北部の都市、リールで活躍した。

アルベール・ダルク
Albert Darcq
Édouard-Joseph Boldoduc による肖像画
生誕 (1848-09-08) 1848年9月8日
フランス、リール
死没 1895年3月8日(1895-03-08)(46歳没)
フランス、リール
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略歴

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ベルギーと国境を接するフランス北部の都市、リールで生まれた。リールの美術学校(École des beaux-arts de Lille)で画家のアルフォンス・コラに学んだ後、パリに出てパリ国立高等美術学校で、彫刻家のピエール=ジュール・カヴァリエに学んだ。1874年から1892年まで、毎年パリのサロンに作品を出展した。1881年にサロンで3等のメダルを受賞した。

1875年からリールの美術学校で教え始め、ダルクの教えた学生にはエドガー・ブートリー(Edgar Boutry: 1857-1938)やイポリット・ルフェーブル(Hippolyte Lefèbvre: 1863-1935)がいる。1886年に、リールの彫刻美術館 の館長に任じられ1895年まで館長を務めた。

リールで多くの公的な注文を受けてモニュメントを制作した。園芸協会会長のシャルル・オーギュスト・ラモー(Charles Auguste Rameau: 1795- 1876)から遺贈された資金で1879年に完成した展示場であるラモー宮殿(Palais Rameau)の装飾彫刻などを制作し、リール宮殿美術館などに作品は収蔵されている[3]教育功労章を受勲した。

作品

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参考文献

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  1. ^ Dictionnaire Bénézit.
  2. ^ Louis Trenard および Yves-Marie Hilaire, Histoire de Lille : Du XIXe siècle au seuil du XXIe siècle, Perrin,‎ , 539 p. (ISBN 978-2-262-01579-4), p. 164
  3. ^ Nécrologie, Revue de l'architecture et de la construction dans le Nord, mars 1895, p. 36.