アリ・ハッサン・ムウィニ
タンザニアの政治家
アリ・ハッサン・ムウィニ(Ali Hassan Mwinyi, 1925年5月8日 - 2024年2月29日)は、タンザニアの政治家で第2代大統領。ザンジバル革命政府第3代大統領。
アリ・ハッサン・ムウィニ Ali Hassan Mwinyi | |
任期 | 1985年11月5日 – 1995年11月23日 |
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出生 | 1925年5月8日 イギリス領タンガニーカ、ザンジバル |
死去 | 2024年2月29日(98歳没) タンザニア連合共和国ダルエスサラーム |
政党 | タンザニア革命党(CCM) |
生涯
編集ザンジバル出身。初代大統領のニエレレ政権下で内相や副大統領を務めた。また、1984年1月から1985年10月まではザンジバル大統領も兼任した。1985年11月にニエレレ大統領が引退すると、ムウィニは大統領に就任。ニエレレの社会主義政策の見直しや、複数政党制の導入、貿易制限の緩和など、ムウィニ政権下でタンザニアは自由化への道を歩み始めた。しかしニエレレは、1990年まで党首の座にあり一定の政治力を保持していた。
市場経済化などで一定の成果を収めたムウィニだったが、一方で汚職、贈賄、脱税が政権下で蔓延したとの非難もある。1995年に大統領職から退き、ダルエスサラーム市内に居住していた。2022年キング・ファイサル国際賞イスラーム奉仕部門受賞。
2024年2月29日、タンザニアの最大都市ダルエスサラームの病院で肺がんのため死去[1]。98歳没。2023年11月にがんと診断され闘病していた[2]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “アリ・ハッサン・ムウィニ氏死去 タンザニア元大統領”. 北海道新聞 (2024年3月1日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ “Tanzania's former President Ali Hassan Mwinyi dies - TRT Afrika” (英語). Tanzania's former President Ali Hassan Mwinyi dies (2024年2月29日). 2024年3月1日閲覧。
公職 | ||
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先代 ジュリウス・ニエレレ |
タンザニア連合共和国大統領 第2代:1985 - 1995 |
次代 ベンジャミン・ウィリアム・ムカパ |