アフガニスタン東部地震
2022年6月22日にアフガニスタンで起きた地震
アフガニスタン東部地震(アフガニスタンとうぶじしん)は[5]、2022年6月22日午前1時半頃(現地時間)にアフガニスタン東部で発生したマグニチュード6.0の地震である[6]。
アフガニスタン東部地震 | |
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震源の位置(USGS) | |
本震 | |
発生日 | 2022年6月22日 |
発生時刻 | 1時24分34秒(アフガニスタン時間) |
震央 | アフガニスタン ホースト州ホースト市から南西55km |
座標 | 北緯33度01分12秒 東経69度27分50秒 / 北緯33.020度 東経69.464度 |
震源の深さ | 4.0 km |
規模 | Mw6.0 |
最大震度 | メルカリ震度階級VIII |
津波 | なし |
余震 | |
最大余震 |
22日 2時20分24秒(アフガニスタン時間) M4.5[1] |
被害 | |
死傷者数 |
政府発表 死者1,006人負傷者3,018人[2][3] |
被害地域 | |
出典:特に注記がない場合は[4]による。 | |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
概要
編集震源はアフガニスタンのホースト市から南西方向に55kmの位置にあり、その深さは4km、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されている。震源近傍では最大で日本における震度5弱から震度6弱程度に相当する揺れが観測され、アフガニスタンのパクティーカー州を中心に広範囲に大きな被害が出た。隣国のパキスタンでも大きな揺れが観測され被害が生じた[4]。
被害
編集パクティーカー州のGayan, Nika, Barmal, Zerokを中心に、1,000人以上が死亡、2,000人以上が負傷し、住宅1万棟が損壊した[7][8][9]。当該地域は、土や日干しレンガでできた耐震性の低い住宅が多く[10][4]、また発震時刻が深夜でほとんどの人が寝ていたことも被害が拡大した要因の一つとみられている[11]。24日、生存者の捜索が打ち切られた[9]。
支援
編集23日、国連の世界食糧計画は首都カブールで被災地へ送る小麦粉をトラックに積み込む作業を行った。日本政府から提供されたものを含む合わせて130トンが送られる[12]。韓国、台湾、アラブ首長国連邦も支援を表明し、インドは、27トンの支援物資を国際援助機関向けに送ったと発表した[9]。
脚注
編集- ^ “Search Results 3 earthquakes.”. アメリカ地質調査所. 2022年10月5日閲覧。
- ^ “وزارت دولت در امور رسیدگی به حوادث : از تجار و نهاد های کمک رسان ملی و بین المللی می خواهیم در قسمت اعمار سرپناه اساسی کمک کنند”. 国営バフタル通信社. (2022年7月3日) 2022年7月3日閲覧。
- ^ “アフガン、地震の生存者捜索を打ち切り 医療品など不足=高官”. 朝日新聞. (2022年6月24日) 2022年6月24日閲覧。
- ^ a b c “M 6.0 - 55 km SW of Khōst, Afghanistan”. アメリカ地質調査所 (2022年6月22日). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “アフガニスタン東部地震について(木原誠二内閣官房副長官)”. 首相官邸ホームページ. 2022年7月2日閲覧。
- ^ 西田道成「アフガン東部で地震、少なくとも1050人死亡…集落指導者「救急隊が足りていない」」『読売新聞』2022年6月23日。2022年8月5日閲覧。
- ^ “アフガン地震の死者、1000人超に”. 共同通信. 2022年6月22日閲覧。
- ^ “More than 1,000 people killed after magnitude 5.9 earthquake hits eastern Afghanistan”. CNN june 22, 2022閲覧。
- ^ a b c “アフガン、地震の生存者捜索を打ち切り 医療品など不足=高官”. 朝日新聞. 2022年6月24日閲覧。
- ^ “アフガン地震、1000人超死亡 家屋倒壊、多くが下敷きか”. 秋田魁新報. (2022年6月22日)
- ^ “Nearly 1,000 killed after strong earthquake jolts Afghanistan”. アルジャジーラ. (2022年6月22日)
- ^ “アフガニスタン地震 発生メカニズムは なぜ被害拡大 最新状況”. NHK. (2022年6月23日)