アドリア (イタリア)

コムーネ

アドリア: Adria)は、イタリア共和国ヴェネト州ロヴィーゴ県にある都市で、その周辺地域を含む人口約19,000人の基礎自治体コムーネ)。

アドリア
Adria
アドリアの風景
ビアンコ運河
アドリアの紋章
紋章
行政
イタリアの旗 イタリア
ヴェネト州の旗 ヴェネト
県/大都市 ロヴィーゴ
CAP(郵便番号) 45011
市外局番 0426
ISTATコード 029001
識別コード A059
分離集落 #行政区画参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 18681 人 (2023-01-01 [1])
人口密度 164.6 人/km2
文化
住民の呼称 adriesi
守護聖人 San Bellino
祝祭日 11月26日
地理
座標 北緯45度03分 東経12度03分 / 北緯45.050度 東経12.050度 / 45.050; 12.050座標: 北緯45度03分 東経12度03分 / 北緯45.050度 東経12.050度 / 45.050; 12.050
標高 4 (-3 - 8) [2] m
面積 113.51 [3] km2
アドリア (イタリア)の位置(イタリア内)
アドリア (イタリア)
アドリアの位置
ロヴィーゴ県におけるコムーネの領域
ロヴィーゴ県におけるコムーネの領域 地図
イタリアの旗 ポータル イタリア
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ポー川アディジェ川の河口の間に位置する。エトルリア人が築いた港湾都市が起源で、古代のアドリアはスピナ (Spinaとともにフェルシナ(現在のボローニャ)の外港であり、アドリア海とは運河でつながっていた。現代の市街の地下には、古代の都市の遺跡が眠っている。アドリア海の名は、この都市の名に由来するとされる。

名称

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エトルリア人の都市で、Atria や Hatria の名で呼ばれた。

アドリアとアドリア海

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アドリア海の名は、この都市の名に由来するとされる。ただし、The Princeton Encyclopedia of Classical Sites の引用によれば、ストラボンは都市アドリアの名の方がアドリア海から来ているとしている。また、ミレトスのヘカタイオスは、都市アドリアとアドリア海の双方が、かつてこの付近に流れていたアドリア川 (Adria (river)から来ているとしている。

地理

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位置・広がり

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ロヴィーゴ県中部のコムーネで、アディジェ川ポー川の河口の間に位置する。アドリアの市街は、県都ロヴィーゴの東約21km、フェラーラの北東約42km、パドヴァの南南東約42km、州都ヴェネツィアの南南西47km、ボローニャの北東約84kmに位置する[4]

 
ロドヴィーゴ県概略図

隣接コムーネ

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隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のVEはヴェネツィア県所属を示す。

気候分類・地震分類

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アドリアにおけるイタリアの気候分類 (itおよび度日は、zona E, 2466 GGである[5]。 また、イタリアの地震リスク階級 (itでは、zona 3 (sismicità bassa) に分類される[6]

行政

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行政区画

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アドリアには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Baricetta, Bellombra, Bottrighe, Ca' Emo, Cavanella Po, Fasana, Mazzorno, Valliera, Treponti, Mezzana, Canton Basso, Don Minzoni, Cicese, Ramostorto, Ca' Matte, Case sparse

姉妹都市

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脚注

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  1. ^ Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年1月3日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Ripartizione:Nord-est, Regione:Veneto, Provincia:Rovigo, Comune:Adria を選択
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Rovigo (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年2月12日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Rovigo (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2014年2月12日閲覧。
  4. ^ 2点間の直線距離を測る”. 2014年2月14日閲覧。
  5. ^ Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
  6. ^ classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica/. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。

外部リンク

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