アゾセミド
化合物
アゾセミド(Azosemide)は、長時間作用型のループ利尿薬の1種である。商品名ダイアートで三和化学研究所製造販売。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | ダイアート |
Drugs.com |
国別販売名(英語) International Drug Names |
法的規制 |
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薬物動態データ | |
代謝 | 未変化体、酸化的脱テニル体、グルクロン酸抱合体 |
半減期 | 2.6時間 |
排泄 | 糞中 |
データベースID | |
CAS番号 | 27589-33-9 |
ATCコード | none |
PubChem | CID: 2273 |
DrugBank | DB08961en:Template:drugbankcite |
ChemSpider | 2186 |
UNII | MR40VT1L8Z |
KEGG | D01323 en:Template:keggcite |
ChEBI | CHEBI:31248en:Template:ebicite |
ChEMBL | CHEMBL1097235en:Template:ebicite |
化学的データ | |
化学式 | C12H11ClN6O2S2 |
分子量 | 370.84 g/mol |
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効能・効果
編集作用機序
編集腎臓の尿細管のヘンレ係蹄上行脚に存在するNa+/K+/2Cl-共輸送体を阻害することでナトリウムイオンと塩化物イオンの再吸収を抑制し、それとともに尿の水分が体内に吸収されるのを抑えて排泄される尿の量を増やす。[2]
禁忌
編集以下の患者には禁忌である。
- 無尿(1日当たりの尿量が100 mlを切った状態)。
- 肝性昏睡。
- 体液中のナトリウム+、カリウム+が明らかに減少している。
- スルホンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴がある。
副作用
編集重大な副作用として、添付文書には低カリウム血症、低ナトリウム血症などの電解質異常や、無顆粒球症、白血球減少が記載されている。
出典
編集- ^ “ダイアート錠30mg/ダイアート錠60mg 添付文書” (2016年8月). 2016年11月4日閲覧。
- ^ 『図解 薬理学』Toshitaka Nabeshima, Kazuhide Inōe, 鍋島俊隆., 井上和秀.、南山堂、Tōkyō、2015年、562-563頁。ISBN 978-4-525-72061-2。OCLC 922307421 。
参考文献
編集- Popelak, A.; Lerch, A.; Stach, K.; Roesch, E.; Hardebeck, K.; German Offen., 1970, 815922; Chem. Abstr. 1970, 73, 45519.