アソビル
アソビル(ラテン文字表記:ASOBUILD)は、神奈川県横浜市西区高島の横浜駅東口前に所在する、駅直通の体験型複合娯楽施設である。2019年(平成31年)3月15日に開業。
アソビル ASOBUILD | |
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帷子川側のエントランス 上部にはリノベーション前の痕跡である、「横浜中央郵便局」という表記が見える。 | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒220-0011 日本 神奈川県横浜市西区高島2-14-9 |
座標 | 北緯35度27分50.5秒 東経139度37分19.6秒 / 北緯35.464028度 東経139.622111度座標: 北緯35度27分50.5秒 東経139度37分19.6秒 / 北緯35.464028度 東経139.622111度 |
開業日 | 2019年(平成31年)3月15日[1] |
施設所有者 | 日本郵便 |
施設管理者 | マザーエンタテイメント |
商業施設面積 |
約11,900 m2[2] ※施設面積 |
営業時間 |
10:00 - 22:00 ※フロア・店舗により異なる(詳細は公式サイト内「ACCESS」を参照) |
駐車台数 |
0台 ※近隣に有料駐車場有 |
前身 | 横浜中央郵便局別館 |
最寄駅 | 横浜駅 |
最寄バス停 | 横浜駅改札口前 |
最寄IC | 首都高速横羽線横浜駅東口出入口 |
外部リンク |
asobuild |
概要
編集当施設が入居する建物は横浜駅東口に隣接し、横浜中央郵便局別館として1966年に建築され集配業務を行ってきたが、2015年(平成27年)に神奈川郵便局に移管されて遊休していた[3]。将来は「エキサイトよこはま22」計画に基づき「ステーションオアシス地区」として再開発(後節参照)が検討されている。
ゲーム会社であるアカツキの子会社、アカツキライブエンターテインメントは、建て替えが具体化するまでの期間、日本郵便から建物を借り受け、複合型体験エンターテインメント施設にリノベーションする旨を2018年(平成30年)8月に発表した[2]。施設は2019年(平成31年)2月に竣工し[1]、1階・2階・3階・屋上の4フロア[1]が3月15日に開業[4]した。
来館者数は初年度目標を200万人と目算したが[5]、開業から約3か月の6月15日に100万人を越えた[6]。2F「ALE-BOX」で開業時から期間限定開設された体験型コンテンツ「うんこミュージアム YOKOHAMA」は、80営業日の6月3日時点で来場者数が10万人を越えて人気を博した[7]。
2022年5月より株式会社マザーエンタテイメントがアソビルの賃貸借契約を締結。大きく施設のリニューアルが実施され、まず5月1日に「YOKOHAMA COAST」がオープンした(2022年1月まで東京・新木場にあったイベントホール「STUDIO COAST」の後継施設)[8]。
フロア
編集地下1階 (B1) から地上4階および屋上 (RF) の6フロアで構成され、地下1階と4階を除き、2019年(平成31年)3月15日に開業した[1]。フロア構成は公式ウェブサイト内の「FLOORS[1]」に詳述がある。
屋上からフロアごとに青色・黄色・緑色・赤色・橙色・紫色(●●●●●●)をコンセプトカラーに充て、アソビルのロゴマークなどもこの6色をデザインコンセプトとしている。
RF
編集● SAL SPORTS PARK YOKOHAMAアソビル店
4F
編集● 屋内キッズテーマパーク「ハピピランド」
- 2019年(令和元年)5月1日に開業[1][10]。
- グローバル・ソリューションズ株式会社が運営する子供向けの屋内テーマパーク[10]宇宙をイメージした屋内キッズテーマパークとなっており、 「夢中になれる遊びの中にこそ、豊かな学びがあふれている」をコンセプトに、新しい時代を生きていく子どもたちに必須の「センス」「感性」「知性」の3つを、遊びながら自然と学んでいけるようにデザイン・設計されている。0 - 12歳を対象に0 - 8歳を推奨している[10]。ウェブサイトによる完全予約制[11]である。
● 「デジタルハリウッドSTUDIO横浜」
- WEBクリエイティブを学ぶスクールで3階で営業していたが、2022年6月1日から4階に移転[8](移転工事期間中の5月6日〜5月27日は2階で営業)。
● 「いいオフィス横浜」
- コワーキングスペース
3F
編集● 「ASOBIBA横浜駅前店」
- 2022年5月1日現在、サバイバルゲームフィールド「ASOBIBA」が開業準備中である[8]。
2F
編集● 「YOKOHAMA COAST」
- 2022年5月1日にオープンしたライブホールで、Room1(スタンディング2035人、着席340人)、Room2(スタンディング324人、着席54人)、Room3(スタンディング443人、着席74人)からなる[8]。
1F
編集● 飲食店街「アソビル横丁」
- 横丁系居酒屋、B級グルメ店などを集め[1]てステージで音楽などのパフォーマンスを行う、グルメとエンターテインメントのフロア[1]で「横浜の食と音楽を楽しめるグルメストリート」を謳う[1]。
- 出入口は横浜駅みなみ東口暫定通路と帷子川万里橋側の2か所にあり、横浜駅から裏横浜方面への通路としても活用される[12]。
- 開業時の参加飲食店は、崎陽軒シウマイBAR、家系ラーメン「壱六家」、チーズバーガー店「DAIGOMI BURGER」、立ち食い寿司店、せんべろのできる居酒屋など、全18店舗[13]である。
B1
編集● 「YOKOHAMA COAST garage+」
- バーラウンジ『PITCH CLUB』(2019年オープン)を改装し、2022年8月6日にオープンしたライブスペース。メインステージ、サブステージ、ロビーフロア含めて約800人(スタンディング時)収容可能[14]。
過去のフロア
編集3F
編集- ハンドメイド体験フロア「MONOTORY(モノトリー)」
2F
編集- 常設体験イベントフロア「ALE BOX(エールボックス)」
B1
編集交通情報
編集2つの出入口がある。公式サイト内の「ACCESS[2]」に詳述がある。
- みなみ東口の暫定通路直結口
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みなみ東口の暫定通路出入口(横浜中央郵便局隣)
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暫定通路から当施設へ直結
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当施設のエントランス
今後の再開発計画
編集横浜駅周辺大改造計画「エキサイトよこはま22」のうち同駅東口エリアの再開発地区「ステーションオアシス地区」として、横浜中央郵便局など東口一帯を再開発する計画がある。また、同地区の再開発により東口エリアとみなとみらい地区の接続を強化するため、高島二丁目地区を経由してみなとみらい地区方面の歩行者動線「キング軸」の西端までペデストリアンデッキで接続する計画もある[17][18]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 短編映画(ショートフィルム)の総合ブランド「ShortShorts」を展開。俳優の別所哲也が代表取締役社長を務める。短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル」を開催している他、短編映画専門のオンラインシアター「ブリリア・ショートショートシアター オンライン」も2018年2月より開設している。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j “横浜駅直通、複合型体験エンターテインメントビル「アソビル」、いよいよ明日3月15日オープン!”. 公式ウェブサイト. アカツキライブエンターテインメント. 2019年5月9日閲覧。
- ^ a b 『横浜中央郵便局別館をリノベーションし、 横浜駅直通の複合型体験エンタメ施設をプロデュース 2019年初春に開業予定』(プレスリリース)アカツキライブエンターテインメント、2018年8月1日 。2019年3月19日閲覧。
- ^ “横浜中央郵便局別館が「複合型体験エンターテインメント施設」に!? 2019年春開業予定”. はまれぽ.com (2018年8月3日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “横浜駅東口「アソビル」の魅力を徹底紹介!3月15日オープン!”. はまれぽ.com (2019年3月14日). 2019年4月25日閲覧。
- ^ “横浜駅東口「アソビル」、初年度200万人来場目標”. 日本経済新聞. (2019年3月13日) 2019年3月17日閲覧。
- ^ 横浜駅直通、都市型の複合体験エンターテインメントビル「アソビル」オープンから3ヶ月で来館者100万人を突破! - アカツキライブエンターテインメント 2019年6月17日(PR TIMES)
- ^ 「うんこミュージアム YOKOHAMA」入場者数 10万人突破! - アカツキライブエンターテインメント 2019年6月3日(PR TIMES)
- ^ a b c d 新木場「STUDIO COAST」が横浜で新装オープン 唯一の横浜駅直通ライブホール誕生 ORICON NEWS、2022年5月2日閲覧。
- ^ a b “横浜駅東口に複合エンタメ施設「アソビル」 「うんこミュージアム」やハンドメイド体験フロア”. ヨコハマ経済新聞. (2019年3月15日) 2019年3月19日閲覧。
- ^ a b c “完全予約制のキッズテーマパーク 宇宙をイメージした「PuChu!(プチュウ)」5/1(水・祝)オープン!”. 横浜観光情報(公式ウェブサイト). 横浜観光コンベンション・ビューロー (2019年). 2019年5月8日閲覧。
- ^ “横浜駅の屋内遊び場「PuChu!(プチュウ)」 全エリア徹底紹介”. いこレポ(公式ウェブサイト). アクトインディ株式会社 (2019年5月8日). 2019年5月8日閲覧。
- ^ “横浜駅東口に複合エンタメ施設「アソビル」2月1日竣工、春オープン”. レアリア. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “最大7杯飲んでも1000円の居酒屋や「丿貫」の新店舗「煮干蕎麦」がアソビルに出店!”. はまれぽ.com (2019年2月8日). 2019年3月19日閲覧。
- ^ “長らく愛されたSTUDIO COASTの移転先、YOKOHAMA COAST garage+はどんな場所?”. 音楽ナタリー. 2023年5月28日閲覧。
- ^ a b “B1「PITCH CLUB」オープニングキャンペーンのお知らせ”. 公式ウェブサイト. アソビル (2019年3月11日). 2019年5月8日閲覧。
- ^ “PITCH CLUBとは”. 公式ウェブサイト. アソビル. 2019年3月19日閲覧。
- ^ “横浜駅東口、万里歩道橋が利用されない理由とは?”. はまれぽ.com (2011年12月5日). 2019年4月25日閲覧。
- ^ “横浜駅の「みなみ東口」はいつまで仮設通路なの?”. はまれぽ.com (2017年3月8日). 2019年4月25日閲覧。