アセトヒドロキサム酸
アセトヒドロキサム酸(アセトヒドロキサムさん、またはN-ヒドロキシアセトアミド、英: Acetohydroxamic acid、AHAとも略記される)は、細菌や植物のウレアーゼに対する強力かつ不可逆的な酵素阻害剤であり、尿路感染症の治療に用いられる。分子構造は尿素に類似するが、ウレアーゼによる加水分解を受けない[1]。物理的な性質として、融点は92℃。常温では白色ないしわずかに薄い黄色の結晶又は粉末である[2]。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
Drugs.com |
患者向け情報(英語) Consumer Drug Information |
データベースID | |
CAS番号 | 546-88-3 |
ATCコード | G04BX03 (WHO) |
PubChem | CID: 1990 |
DrugBank | DB00551 |
ChemSpider | 1913 |
UNII | 4RZ82L2GY5 |
KEGG | D00220 |
ChEBI | CHEBI:49029 |
ChEMBL | CHEMBL734 |
化学的データ | |
化学式 | C2H5NO2 |
分子量 | 75.0666 g/mol |
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物理的データ | |
融点 | 92 °C (198 °F) |
米国では1983年に「ストルバイト結石」の予防薬として希少疾病医薬品に指定された。
脚注
編集- ^ W. Fishbein and P. Carbone J Biol Chem. 1965 Jun;240:2407-14
- ^ Acetohydroxamic Acid(東京化成工業)