アインブライド[1]とは、日本の競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍に1997年阪神3歳牝馬ステークス。同年のJRA賞最優秀3歳牝馬(旧称。現在のJRA賞最優秀2歳牝馬)に選出された。

アインブライド[1]
欧字表記 Ein Bride[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1995年4月14日[1]
死没 2002年3月28日(7歳没)[2]
コマンダーインチーフ[1]
セブンレットウ[1]
母の父 パーソロン[1]
生国 日本の旗 日本北海道新冠町[1]
生産者 北星村田牧場[1]
馬主 荒木美代治[1]
調教師 宮徹栗東[1]
競走成績
タイトル JRA賞最優秀3歳牝馬(1997年)[1]
生涯成績 14戦3勝(うち地方1戦0勝)[1]
獲得賞金 8807万7000円[1]
勝ち鞍
GI 阪神3歳牝馬ステークス 1997年
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戦績

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

1997年8月9日、小倉競馬場での3歳新馬戦でデビューし、メイショウオウドウの3着。2戦目で初勝利を挙げ、9月阪神競馬場のオープン特別野路菊ステークスを勝って2連勝。重賞初出走となったファンタジーステークスではロンドンブリッジの7着に終わるが、暮れの阪神3歳牝馬ステークスではロンドンブリッジらの不在で「混戦」とも評された中、デビュー戦でメイショウオウドウを追い詰め野路菊ステークスでも決め手となった末脚を繰り出し、2着キュンティアを1馬身4分の1差下してG1競走を制した[4]。1997年度のJRA賞の選考では、最優秀3歳牝馬に選ばれた。

1998年を迎え、初戦のきさらぎ賞スペシャルウィークの9着に終わり、2走目のチューリップ賞では3着に入るが、牝馬クラシックレースでは桜花賞10着、優駿牝馬(オークス)も12着に終わって休養に入り、5歳となった1999年も重賞、ダートグレード競走、オープン特別で5戦したが未勝利に終わり、1999年6月のマーメイドステークスエリモエクセルの11着だったのが最後の競馬となった。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[3]およびnetkeiba.com[5]の情報に基づく。

年月日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ(人気) 着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
(kg)
勝ち馬/(2着馬)
1997.08.09 小倉 3歳新馬 芝1200m(良) 14 2 2 003.90(2人) 3着 1:10.8 (35.4) -0.1 古川吉洋 52 メイショウオウドウ
0000.08.30 小倉 3歳新馬 芝1200m(良) 8 2 2 001.70(1人) 1着 1:10.4 (34.7) -0.3 古川吉洋 52 (ゼンノシチョウ)
0000.09.27 阪神 野路菊S OP 芝1600m(良) 14 5 8 004.40(2人) 1着 1:36.4 (37.0) -0.2 古川吉洋 53 (ユノプリンス)
0000.11.01 京都 ファンタジーS GIII 芝1400m(良) 12 5 6 009.10(4人) 7着 1:22.5 (34.4) -1.3 古川吉洋 53 ロンドンブリッジ
0000.11.30 阪神 阪神3歳牝馬S GI 芝1600m(良) 16 1 2 013.90(7人) 1着 1:35.8 (36.5) -0.2 古川吉洋 53 (キュンティア)
1998.02.08 京都 きさらぎ賞 GIII 芝1800m(稍) 16 2 3 007.70(2人) 9着 1:53.0 (37.2) -1.7 古川吉洋 55 スペシャルウィーク
0000.03.07 阪神 チューリップ賞 GIII 芝1600m(良) 13 5 8 006.80(3人) 3着 1:37.1 (34.9) -0.2 古川吉洋 54 ダンツシリウス
0000.04.12 阪神 桜花賞 GI 芝1600m(良) 18 6 11 013.60(6人) 10着 1:34.8 (36.1) -0.8 古川吉洋 55 ファレノプシス
0000.05.31 東京 優駿牝馬 GI 芝2400m(良) 18 8 17 033.9(10人) 12着 2:29.7 (35.3) -1.6 古川吉洋 55 エリモエクセル
1999.03.07 阪神 マイラーズC GII 芝1600m(稍) 14 4 5 163.4(13人) 13着 1:39.0 (39.0) -3.4 古川吉洋 54 エガオヲミセテ
0000.04.07 船橋 マリーンC GIII ダ1600m(良) 9 2 2 000.00(8人) 9着 1:43.9(00.0) -3.1 古川吉洋 55 ファストフレンド
0000.05.09 東京 メトロポリタンS OP 芝2300m(良) 16 4 8 112.0(14人) 14着 2:20.5 (35.9) -2.2 小林淳一 50 セイウンエリア
0000.06.05 中京 テレビ愛知OP OP 芝1800m(良) 16 1 1 051.8(13人) 13着 1:49.1 (36.8) -1.4 古川吉洋 55 アンブラスモア
0000.06.27 阪神 マーメイドS GIII 芝2000m(重) 15 7 12 043.4(10人) 11着 2:05.5 (37.8) -1.9 橋本美純 55 エリモエクセル

引退後

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北海道日高郡新ひだか町(旧静内町)の塚尾牧場で繁殖入りしたが、初年度産駒のアインノールを産んだ翌年の2002年3月28日に死亡した[2]

産駒一覧

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生年 馬名 毛色 馬主 管理調教師 戦績 主な勝利競走 供用 出典
初仔 2001年 アインノール 鹿毛 フォーティナイナー 荒木美代治 北海道原孝明 2戦0勝 [6]

血統表

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アインブライド血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 リファール系
[§ 2]

*コマンダーインチーフ
Commander in Chief
1990 鹿毛
父の父
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Navajo Princess Drone
Olmec
父の母
Slightly Dangerous
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Where You Lead Raise a Native
Noblesse

セブンレットウ
1984 鹿毛
*パーソロン
Partholon
1960 鹿毛
Milesian My Babu
Oatflake
Paleo Pharis
Calonice
母の母
ホクセーミドリ
1976 黒鹿毛
*ヴェンチア Relic
Rose o'Lynn
*フェアリーテイル Sicambre
Fee Royale
母系(F-No.) フエアリーテイル(BEL)系(FN:4-j) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [7]
  2. ^ [8]
  3. ^ [7]
  4. ^ [7][8]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q アインブライド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
  2. ^ a b アインブライド”. 競走馬のふるさと案内所 馬・牧場・施設検索. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月1日閲覧。
  3. ^ a b アインブライド 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月20日閲覧。
  4. ^ 混戦を制した切れ味 1997年 アインブライド”. 阪神ジュベナイルフィリーズ 歴代優勝馬ピックアップ. JRA-VAN. 2021年5月1日閲覧。
  5. ^ アインブライドの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年8月20日閲覧。
  6. ^ アインノール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月1日閲覧。
  7. ^ a b c アインブライド 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月1日閲覧。
  8. ^ a b アインブライドの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年5月1日閲覧。
  9. ^ ホクセーミドリ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年5月1日閲覧。

外部リンク

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