わし座ξ星b(わしざクシーせいb、Xi Aquilae b)は、わし座の方角に約180光年離れた位置にある太陽系外惑星である。

わし座ξ星b
xi Aquilae b
星座 わし座
分類 太陽系外惑星
発見
発見年 2008年
発見者 佐藤文衛[1]
発見場所 岡山天体物理観測所[1]
発見方法 ドップラー分光法[1]
現況 公表
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.68 au[1]
離心率 (e) 0[1]
公転周期 (P) 136.75 ± 0.25日[1]
近点引数 (ω) 0 °[1]
前回近点通過 JD 2453001.7 ± 1.4[1]
準振幅 (K) 65.4 ± 1.7 m/s[1]
わし座ξ星の惑星
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  19h 54m 14.88s[2]
赤緯 (Dec, δ) +08° 27′ 41.2″[2]
距離 183光年
(56.27 pc[2])
物理的性質
質量 > 2.8 MJ[1]
他のカタログでの名称
Fortitudo, Libertas b, わし座59番星b, HD 183310 b, HIP 97938 b, HR 7595 b, SAO 125210 b, BD+08 4261 b, IRAS 19518+0819 b, TYC 1058+-03400-1 b, 2MASS J19541489+0827414 b, WDS J19542+0828 A b, WISE J195414.95+082740.3 b[2]
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概要

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2008年に黄色巨星わし座ξ星の周囲を公転しているのが発見された。質量は、最小で2.8木星質量であり、公転周期は137日である[1]

2015年に国際天文学連合によって太陽系外惑星系の名前の公募と投票が行われた際にこの星系も募集の対象となった。2015年12月15日、国際天文学連合より、法政大学の学生団体Libertyer(リバティア)からの提案を採用し、主星に Libertas 、惑星bに Fortitudo という名前を選定したことが発表された[3]。それぞれラテン語で、Libertas は「自由」、Fortitudo は「不屈の精神」を表す[3][4]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k Sato, Bun’ei et al. (2008). “Planetary Companions around Three Intermediate-Mass G and K Giants: 18 Delphini, ξ Aquilae, and HD 81688”. Publications of the Astronomical Society of Japan 60 (3): 539–550. arXiv:0802.2590. Bibcode2008PASJ...60..539S. doi:10.1093/pasj/60.3.539. ISSN 0004-6264. 
  2. ^ a b c d xi Aql b”. NASA Exoplanet Archive. NASA Exoplanet Science Institute. 2020年11月12日閲覧。
  3. ^ a b NameExoWorld”. 国際天文学連合 (2015年12月15日). 2018年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月12日閲覧。
  4. ^ 太陽系外惑星系命名コンテスト-NameExoWorlds-の結果を受けて”. 法政大学学生団体 LIBERTYER (2015年12月15日). 2020年11月12日閲覧。

関連項目

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同時に発見が報告された太陽系外惑星

外部リンク

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座標:   19h 54m 14.88s, +08° 27′ 41.2″