み
かな文字の一つ
み、ミは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第7行第2段(ま行い段)に位置する。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
み |
字源 | 美の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-63 |
Unicode | U+307F |
片仮名 | |
文字 |
ミ |
字源 | 三 |
JIS X 0213 | 1-5-63 |
Unicode | U+30DF |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | MI |
訓令式 | MI |
JIS X 4063 | mi |
アイヌ語 | MI |
発音 | |
IPA | mʲi |
種別 | |
音 | 清音 |
概要
編集- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音から成る音 /mi/。両唇を閉じて鼻から声を出す有声子音/m/(両唇鼻音)といから成る音。
- 五十音順: 第32位。
- いろは順: 第41位。「め」の次、「し」の前。
- 平仮名「み」の字形: 一般的には「美」の草体と言われるが、「美」の異体字である「𫟈」の草体からきており、その最終画が「み」の2画目の払いとなっている。
- 片仮名「ミ」の字形: 「三」による
- ローマ字: mi
- 点字:
- 通話表: 「三笠のミ」
- モールス信号: ・・-・-
- 手旗信号:6→1
- 発音:
み に関わる諸事項
編集- や行の文字を後続させて、開拗音を構成する。このとき、後続するや行の文字は一般に小さく書く。
- 音階で「ミ」(記号E)は「レ」(D)と「ファ」(F)のあいだの音を示す。
- 宮城県旗と 三重県旗は平仮名の「み」を図案化したもの、また、 宮崎県旗は片仮名の「ミ」を図案化したものである。
- オリヴィエ・メシアンの夫クレール・デルボスからの愛称、「ミ」(Mi)
- 若者言葉で、形容詞の名詞語尾である「-さ」を「-み」で代用することがある( 「やばみ」「つらみ」 など)[1][2]。
- 古代日本の尊称、ミ(彌、見、美、海、看)。「ミミおよびミ」参照。
- 日本の古地名では「ん」で終わる漢字が「み」で終わるものがある。
印南 郡、美談 駅などである。 - きゃりーぱみゅぱみゅの楽曲(アルバム「なんだこれくしょん」に収録。江崎グリコ「アイスの実」CMソング)
関連項目
編集脚注
編集- ^ “「わかりみ・よさみ・ありよりのあり」…若者言葉に反応できますか?(りょかち) @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2020年5月2日閲覧。
- ^ 熊澤志保 (2018年4月13日). “「やばみ」「つらみ」…若者言葉は言語能力の低下ではない? 専門家が指摘 〈AERA〉”. AERA dot. (アエラドット). 2020年5月2日閲覧。