はなれ瞽女おりん
篠田正浩監督の1977年の映画
『はなれ瞽女おりん』(はなれごぜおりん) は水上勉の小説、またそれを原作とした映画。1974年『小説新潮』2月号に掲載され、1975年に新潮社から書籍化された。
はなれ瞽女おりん | |
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作者 | 水上勉 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 小説新潮 1974年2月号 |
出版元 | 新潮社 |
刊本情報 | |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1975年9月 |
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書籍
編集はなれ瞽女おりん | |
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監督 | 篠田正浩 |
脚本 |
長谷部慶次(兼セリフ) 篠田正浩 |
原作 | 水上勉 |
製作 |
岩下清 飯泉征吉 |
出演者 |
岩下志麻 原田芳雄 奈良岡朋子 小林薫 |
音楽 | 武満徹 |
撮影 | 宮川一夫 |
編集 | 山地早智子 |
製作会社 | 表現社 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1977年11月19日 |
上映時間 | 117分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
映画
編集映画は1977年に表現社が製作し、篠田正浩が監督を務めた。盲目の旅芸人である瞽女の姿を北陸の美しい四季の景色を背景に描かれている。
あらすじ
編集幼い時に瞽女になったおりんは、ある男と関係をもったことからはなれ瞽女となる。ある日、おりんは脱走兵の男と出会い、一緒に旅をする。
キャスト
編集- おりん:岩下志麻
- 男(平太郎):原田芳雄
- 一瀬たま(瞽女):樹木希林
- テルヨ(瞽女のおかみ):奈良岡朋子
- ツギ子(瞽女):神保共子
- カネ子(同):横山リエ
- ヤス子(同):宮沢亜古
- ミツ子(同):中村恵子
- 老婆:原泉
- おりんの少女時代:嶺川貴子
- 斉藤(薬売り):浜村純
- 伊助:加藤嘉
- 炭焼男:殿山泰司
- 袴田虎三(憲兵軍曹):小林薫
- 今西万太郎(刑事):桑山正一
- 山下(香具師):山谷初男
- 小杉(香具師):不破万作
- 野次馬の男:伊達三郎
- トンネル工事の男:松山照夫
- 助太郎:西田敏行
- 別所彦三郎(香具師):安部徹
- 初井言榮
- 三戸部スエ
- 田中筆子
- 塚本信夫
- 阿藤海
- 矢崎滋
スタッフ
編集受賞
編集- 第1回日本アカデミー賞[1]
- 第51回キネマ旬報ベスト・テン[2]
- 日本映画ベスト・テン第3位
- 主演女優賞:岩下志麻
- 第32回毎日映画コンクール[3]
- 日本映画優秀賞
- 女優演技賞:岩下志麻
- 撮影賞:宮川一夫
- 第20回ブルーリボン賞[4]
- 主演女優賞:岩下志麻
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “第1回日本アカデミー賞 優秀賞”. 日本アカデミー賞協会. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “キネマ旬報ベスト・テン 第51回(1977年度) 受賞者一覧”. エンタメデータ&ランキング. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “毎日映画コンクール 第32回(1977年)”. 毎日新聞. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “1977年 第20回 ブルーリボン賞”. allcinema. 2024年2月26日閲覧。