はあきゆり(HERCULES)は、東日本フェリーが運航していたフェリー。船名はギリシャ神話の英雄ヘーラクレースに由来する。

はあきゆり
BLUE GALAXY時代のはあきゆり
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
大韓民国の旗 韓国
ギリシャの旗 ギリシャ
所有者 ハヤシマリンカンパニー
アネック・ラインズ英語版
チェジュ・クルーズライン(Jeju Cruise Line)
ナティクシス
運用者 東日本フェリー
アネック・ラインズ英語版
ブルースターフェリー
建造所 三菱重工業下関造船所[1]
姉妹船 へるめす[1]
航行区域 沿海[1]
船級 JG第二種船・NK M0[1]
IMO番号 9035876
改名 はあきゆり
Kriti V
LEFKA ORI
ANTONIO L
BLUE GALAXY
経歴
起工 1991年7月26日[1]
進水 1991年11月22日[1]
竣工 1992年4月8日[1]
就航 1992年4月15日
運航終了 2000年1月16日
要目
総トン数 13,403 トン[1]
29,992トン(ブルースターフェリー)[2]
全長 192.0 m[1]
垂線間長 175.0 m[1]
型幅 27.0 m[1]
深さ 18.3 m
満載喫水 6.7 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 NKK-SEMT-Pielstick 12PC4-2V 2基 2基[1]
推進器 可変ピッチプロペラ 2軸
最大出力 35,600 PS[1]
定格出力 30,260 PS[1]
最大速力 26.6ノット[1]
航海速力 24.0ノット[1]
航続距離 4,000海里[1]
旅客定員 703名[1]
1740名(ブルースターフェリー)[2]
乗組員 46名[1]
車両搭載数 12mトラック154台・乗用車77台[1]
乗用車780台(ブルースターフェリー)[2]
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概要

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三菱重工業下関造船所で建造され、1992年4月15日直江津 - 岩内航路に就航した[3]。就航前の4月11日には岩内港で就航祝賀式が開催された[4]。本船就航に伴い東日本フェリー日本海航路は「へるめす」のみによる直江津 - 岩内週2往復・室蘭週1往復から岩内・室蘭ともに週3往復に増便された[3]

1998年にはへるめすの直江津 - 岩内航路転配に伴い大洗 - 室蘭航路に転配され[5]、3代目ばるなの大洗 - 室蘭航路転配に伴い2000年1月16日の大洗着をもって東日本フェリーから引退した。

引退後は海外売船され、ギリシャアネック・ラインズ英語版Kriti Vとなったが[2]LEFKA ORIと変更されてパトラ - イグメニツァ - コルフ - トリエステ航路に就航した。2005年、イタリア側の発着地をトリエステからベニスに変更。

2012年、Sofoklis V(旧「へるめす」)とともに、韓国のチェジュ・クルーズライン(Jeju Cruise Line)へ売却されANTONIO Lと改名、上海 - 済州島 - 門司航路への投入が予定されていたが、就航することなく韓国で1年間係船された後、2013年にアネック・ラインズに復帰して、船名もLEFKA ORIに戻され、ベラマで係船された。

2014年10月にナティクシスに売却され、2015年からブルースターフェリーに傭船されBLUE GALAXYとして就航[2]4月15日からピレウス - ハニア航路に就航している。2018年時点では上部・後部デッキが増設された上でピレウス - ソウダ(クレタ島)間に就航[2]

設計

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船内(東日本フェリー時代)
  • Aデッキ[6]
    • レストラン
    • バーコーナー
    • 展望室
  • Bデッキ[6]
    • 特等客室(28室)
    • 2等客室(5室)
    • 浴室
    • ミーティングルーム
    • ゲームコーナー
    • カードルーム
    • 談話室
  • Cデッキ[6]
    • 1等洋室(24室)
    • 1等和洋室(20室)
    • 1等和室(5室)
    • 2等寝台室(14室)
    • エントランスホール
    • 案内所
    • マリンシアター
    • サブエントランス
    • ドライバールーム
    • ドライバー浴室
外観(ANEK LINE時代)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 新造船写真集 カーフェリーはあきゆり HERCULES 東日本フェリー株式会社・株式会社ハヤシマリンカンパニー - 船の科学1992年9月号
  2. ^ a b c d e f 地中海の元日本長距離フェリー最近影 - 世界の艦船2019年1月号
  3. ^ a b 4月15日から就航 東日本Fの"はあきゅり" - 内航近海海運速報版 1992年2月12日(内航ジャーナル)
  4. ^ 新造船就航で週3便に増便 岩内-直江津フェリー - 北海道新聞1992年4月13日
  5. ^ 新ばるな進水 東日本フェリー - 内航近海海運1998年9月号
  6. ^ a b c 長距離フェリーガイド はあきゆり - ぐるりニッポン船旅ガイド'96(成美堂出版)

外部リンク

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