バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん
バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん(バーチャルのじゃロリきつねむすめユーチューバーおじさん)は、VTuber黎明期[注釈 2]に主にYouTube、ニコニコ動画などで活動していた、ねこみみマスター(ねこます)が扮するバーチャルYouTuberである[4][5]。略称にのじゃおじなどがある[1]。
みここ | |
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作者 | ねこます |
声優 | ねこます[1] |
プロフィール | |
愛称 | のじゃおじ[1] |
別名 | バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん |
身長 | 137 cm[2][注釈 1] |
体重 | 34 kg |
ねこます | ||||||||
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人物 | ||||||||
職業 |
バーチャルYouTuber(2018年12月まで) バーチャルタレント | |||||||
公式サイト | けもみみおーこく国営放送 公式WEB | |||||||
YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2015年2月3日– | |||||||
ジャンル | コメディ、ゲーム実況 | |||||||
登録者数 | 16.8万人 | |||||||
総再生回数 | 15,296,393 回 | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年11月9日時点。 |
2019年現在は「ねこます」として個人制作を行っており、2018年12月以降「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」としての活動は辞めてバーチャルYouTuberとしての出演や取材などは断っている[6]。
概要
編集2017年11月9日より、バーチャルYouTuber「バーチャル狐娘Youtuberおじさん」としてデビューした[4][5]。2017年12月5日ににゃるらによりブログで紹介されたことがきっかけでインターネットで広まった[7]。また、これによりVTuber自体の認知も高まることとなったとされる[7]。キズナアイ、輝夜月、ミライアカリ、電脳少女シロらと並んで「バーチャルYouTuber四天王」とされた[4][8][9]。ねこますを除いた4人をバーチャルYouTuber四天王とすることもあったが、「5人で四天王」と呼ぶ向きもあった[4]。ただし、本人は「バーチャルYouTuber四天王」を自称したことはない[10]。バーチャルYouTuberの中には、虚構世界を出自とする作中人物が、その設定に従い活動を行うものもいるが[11]、ねこますは公式に「現実世界に生きている配信者が、単にアバターを身にまとっている」という提示を行っている[8]。Unityを勉強したアウトプットとしてVTuberの動画を投稿していた[7]。この活動が「個人でもツールさえ使うことができればVTuberになれる」ということを多くの人に示し、2018年初頭より「個人勢」VTuberが多数デビューする契機となった[7]。
活動に使用されているモデルは自身が作成したみここで[7]、声優(およびモーションキャプチャー)も自身が行っている。みここの設定身長は137.591 cm(履いている下駄の高さも含む)で[2]、「可愛い見た目」でありながら成人男性の声のまま活動していた[7]。また、投稿した動画の内容もコンビニバイトの世知辛い話や、腋でおにぎりを握るなど、シュールなものばかりであり、広田 (2024) では「ツッコミどころ満載」「ギャップの塊」と表現され、VTuber業界へインパクトを与えたと論じられている[7]。そして、女性の姿から男性の声がしても、「そういうもの」として受容されるコンセンサスが形成されるまでの一端を担ったとも評されている[7]。また、後続のVTuberに「(中身は男性でも)僕もカワイイ美少女やけもみみアバターになれるんだ」と感じさせたと評価されている[1]。
3DCGによるキャラクターアニメーションを動画共有サイトに投稿する事が主な活動だが、この他にもITカンファレンス[12]などでも活動を行っている。
2018年7月26日の動画では、チャンネル引き継ぎについて語っており[13]、後にチャンネル名も「バーチャル番組連盟」(後にバーチャル番組チャンネルに変更)に変更された(のちに、別の個人チャンネルを開設)。また、今回の様なチャンネルの利用目的変更は過去にも「アニメ娘エイレーン」から「Mirai Akari Project」に引き継いだなどの例がある[14]。以降、いわゆるYouTuber的な活動は抑え、縮小的ながらバーチャルタレントとして活動する(2018年12月以降は「バーチャルYouTuber」としての出演依頼などは断っており、宣言以前の案件は適宜消化している)。
2021年1月3日にチャンネルの再開運営を動画で発表。管理をしていた管理人Aが忙しくなり手をつけられなくなった為、チャンネルの主導権をねこますに戻される形となった(この時にチャンネル名もけもみーおーこく「狐」となる)。今後は気が向き次第更新していくとされ、個人チャンネルとして運営されていた、けもみーおーこく「猫」と、けもみーおーこく「狐」はメインとサブに分けて活用していきたいと話している。
出演
編集テレビ番組
編集インターネットテレビ
編集ラジオ番組
編集- 杉田智和のアニゲラ!ディドゥーーン(2018年8月16日・23日、文化放送超!A&G+)
カンファレンス
編集イベント
編集書籍
編集- バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん ねこますクロニクル(原案、KADOKAWA、2018年11月21日、ISBN 978-4-04-065320-4)[21]
- バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん 公式コミックアンソロジー 〜一緒に働くのじゃー!編〜(監修・協力、KADOKAWA、2018年8月9日発売、ISBN 978-4-04-072875-9)[22]
楽曲
編集- バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさんのうた
- 作詞・作曲:さつき が てんこもり、歌:ねこます
- ショート版 - 2018年3月25日にYouTube、同月26日にニコニコ動画に投稿
- フル版 - 同年6月9日にYouTube、同月17日にニコニコ動画に投稿
タイアップ
編集出典
編集出典
編集- ^ a b c d バーチャルYoutuber名鑑 2018, p. 12.
- ^ a b のじゃロリおじさん [@kemomimi_oukoku] (2018年1月26日). “身長は1m37cmじゃ(下駄の高さを含む)”. Twitter. 2019年1月9日閲覧。
- ^ 広田 2024, p. 16.
- ^ a b c d 広田 2024, p. 17.
- ^ a b けもみみおーこく「狐」 (2017年11月9日). “バーチャル狐娘Youtuberおじさん。はじまります。【001】”. YouTube. 2024年11月9日閲覧。
- ^ のじゃロリおじさん [@kemomimi_oukoku] (2019年3月3日). “現在は「ねこます」として個人制作をしています。公式の見解として私はバーチャルYoutuberではありませんので、バーチャルYoutuberとしてメディアへの掲載・出演等々は不適切なものとなります。#バーチャルのじゃロリ狐娘元youtuberおじさん”. Twitter. 2019年4月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 広田 2024, p. 18.
- ^ a b 山野 2024, p. 9.
- ^ バーチャルYoutuber名鑑 2018, p. 10.
- ^ のじゃロリおじさん [@kemomimi_oukoku] (2022年8月14日). “インターネットにある「ねこますは四天王」的なニュアンスの表記ですが…2018年当時からこちらが監修可能なものについては全て削除させてます。自ら名乗った事は一度もないです。定義もないし。そういった表記を見かけたなら、取材や確認を取らずにデタラメぶっこいてるライターの責任です。”. Twitter. 2024年11月9日閲覧。
- ^ 山野 2024, p. 8.
- ^ a b “のじゃおじ、初のリアル登壇で「Just Do It!」と叫ぶ #MANABIYA 「CrossSession XR」レポート”. PANORA VR (2018年3月26日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ けもみみおーこく国営放送 (2018年7月26日). “重大発表!【036】”. Youtube. 2018年8月2日閲覧。
- ^ “ミライアカリ、生放送に尊い新コーナー「萌え萌えキュン」爆誕”. panora.tokyo (2018年2月1日). 2018年8月2日閲覧。
- ^ “VIRTUAL BUZZ TALK! 第5回|バラエティ・情報|TOKYO MX”. TOKYO MX * オンライン. 2018年10月17日閲覧。
- ^ “VIRTUAL BUZZ TALK! 第6回|バラエティ・情報|TOKYO MX”. TOKYO MX * オンライン. 2018年10月17日閲覧。
- ^ VRoadCaster (2018年5月13日). “第1回 V-TV 放送開始!”. Youtube. 2018年6月23日閲覧。
- ^ “バーチャルYouTuber人狼”. ニコニコ動画. 2018年6月23日閲覧。
- ^ “人気VTuber6人が「eスポーツ」で対決!6月17日放送”. MoguraVR (2018年6月14日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ “みんなの愛に囲まれたキズナアイ生誕祭「A.I. Party! 〜Birthday with U〜」レポート”. PANORA (2018年7月2日). 2018年11月8日閲覧。
- ^ “バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん ねこますクロニクル”. KADOKAWA. 2018年10月21日閲覧。
- ^ “バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん 公式コミックアンソロジー 〜一緒に働くのじゃー!編〜”. KADOKAWA. 2018年10月21日閲覧。
- ^ “ポッ○ーゲーム再現!? 「コトダマン」のじゃおじコラボ詳細発表”. PANORA VR (2018年3月7日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ “「共闘ことばRPG コトダマン」,バーチャルYouTuber「ねこます」さんがコラボキャラクター「みここ」としてゲーム内に登場”. 4Gamer.com (2018年2月6日). 2018年6月23日閲覧。
- ^ けもみみおーこく国営放送 (2017年12月29日). “コンビニバイトがSEGA様とコラボしてコトダマンになる ①【011】”. Youtube. 2018年6月23日閲覧。
- ^ けもみみおーこく国営放送 (2018年4月24日). “【建国してみた】ブレイブファンタジア【030】”. Youtube. 2018年6月23日閲覧。
- ^ “【Ver.4.04アップデート】9/19“のじゃロリおじさん”や“マジカルミライ2018テーマソング”新曲登場!”. タイトー (2018年9月14日). 2018年11月20日閲覧。
- ^ “【キャンペーン】9/19〜10/22まで「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん アンロックキャンペーン」開催”. タイトー (2018年9月14日). 2018年11月20日閲覧。
参考文献
編集- にゃるら監修、たば『バーチャルYoutuber名鑑 2018』三才ブックス、2018年7月5日。ISBN 978-4-86673-055-4。
- 広田稔 著「第1章 VTuber の歴史 ―VR ニュースサイト「PANORA」運営者の視点から―」、岡本健、山野弘樹、吉川慧 編『VTuber学』岩波書店、2024年8月28日。ISBN 978-4-00-061653-9。
- 山野弘樹『VTuberの哲学』春秋社、2024年3月20日。ISBN 978-4-393-33405-8。