ぬく森の郷
富山県南砺市小又にある温泉施設
ぬく森の郷(ぬくもりのさと)は、富山県南砺市小又にある、福光医王山温泉(福光小又温泉[1])を使用した温泉施設。株式会社ぬく森の郷によって運営されている[2]。
福光医王山温泉 ぬく森の郷 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 富山県南砺市小又311 |
座標 | 北緯36度34分5.6秒 東経136度48分48.9秒 / 北緯36.568222度 東経136.813583度座標: 北緯36度34分5.6秒 東経136度48分48.9秒 / 北緯36.568222度 東経136.813583度 |
交通 |
城端線福光駅より車で約8分 北陸自動車道小矢部ICより車で18分 東海北陸自動車道福光ICより車で15分 |
泉質 | 単純泉 |
泉温(摂氏) | 45.1 °C |
湧出量 | 毎分16.5L(動力揚水) |
pH | 8.9 |
液性の分類 | アルカリ性 |
特徴
編集県下随一、北陸最大級(約500m2、32畳)の大露天風呂が特長である[3](岩を高めに積み上げ竹垣で囲んだ露天風呂も存在しており、1週間ごとに男湯と女湯が入れ替わる)。露天風呂からは医王山、桑山、倶利伽羅峠、宝達山などの山並みが眺められるほか、露天風呂としては珍しく屋根付きの洗い場も存在する。
歴史
編集元々は上水道の水源確保のため1996年より掘削を始めたのが最初である。結果、水温22℃の鉱物的成分が含まれた水が湧き出たことから、温泉としての追加調査が実施され、水温45.5℃、水量毎分250リットルの温泉の掘削に成功した[4]。
その後、2000年4月に着工、2001年4月25日に福光町によって開湯し(総事業費5億6,000万円)[5]、2018年5月30日に民営化された[2]。
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、露天風呂がひび割れ、機械室のポンプや配管も破損するといった被害が発生した。その後は内風呂のみ営業を続けていたが、同年5月に露天風呂が復旧した[6]。
泉質
編集温泉街
編集木造一部鉄筋コンクリート造り平屋建て1,234m2で[5]、砺波平野に多く見られる吾妻建の大きな家屋をイメージした温泉施設が存在し、温泉浴場以外では研修用の大小個室、多目的ホール、会議室、レストラン、売店(周辺地域の菓子などの特産品のほか、農産物も販売されている)を備える。
温泉地周辺には医王山登山口やイオックス・アローザ(スキー場)が存在する。
アクセス
編集脚注
編集- ^ a b c d e f 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)143頁。
- ^ a b 「ぬく森の郷」民営化祝う(e-tonamino.com、2018年5月31日)
- ^ 『とやま日帰り湯 '08~'09』(2008年4月19日、シー・エー・ピー発行)93頁。
- ^ 『福光町史 下巻』(2011年3月25日、南砺市発行)409頁。
- ^ a b 『北日本新聞』2001年4月26日付朝刊15面『福光 活性化へ交流拠点完成 南蟹谷地区に「ぬく森の郷」 住民ら300人祝う』より。
- ^ 『北日本新聞』2024年6月25日付20面『露天風呂復旧 応援に感謝 福光「ぬく森の郷」』より。
- ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)126頁。
参考文献
編集- 『富山お湯道楽ふるこ~す』(2003年4月7日初版、2004年4月7日増補、北日本新聞社発行)161頁。
- 『富山版 日帰り、ゆったり、お湯めぐり』(2002年12月5日、富山新聞社発行)44 - 45頁。