は、日本語音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第3行第5段(さ行お段)に位置する。清音の他、濁音(ぞ、ゾ)を持つ。

平仮名
文字
字源 曾の草書体
JIS X 0213 1-4-29
Unicode U+305D
片仮名
文字
字源 曽の部分
JIS X 0213 1-5-29
Unicode U+30BD
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 SO
訓令式 SO
JIS X 4063 so
アイヌ語 SO
発音
IPA so̞
種別
清音

概要

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「そ」の筆順
 
「ソ」の筆順
  • 現代標準語の音韻: 1子音と1母音」からなる音。子音は、次の通り。
    • 清音 「そ」: の先を上歯茎に近づけて、隙間から息を摩擦させて通すときに出る音(歯茎摩擦音)。無声。
    • 濁音 「ぞ」: 舌の先を上歯茎に近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声音(歯茎摩擦音)。または、いったん舌を上歯茎に付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声音(歯茎破擦音)、すなわち「」の子音の有声音である。それら二つの「ぞ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。
  • 五十音順: 第15位。
  • いろは順: 第18位。「」の次。「」の前。
  • 平仮名「そ」の字形: 「曾」の草体
  • 片仮名「ソ」の字形: 「曾」の部分(曾の略字体「曽」の上部)
  • ローマ字
  • 点字:
     
  • 通話表: 「そろばんのソ」
  • モールス信号: ---・
  • 手旗信号:5→3
  

そ に関わる諸事項

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  • 平仮名の「そ」は、 のように上が離れる字体と のように続く字体がある。前者はゴシック体、後者は明朝体に多い。これは元となった「曽」の上部の省略に由来する差であり、単なる書き癖の違いとして扱われ、公式な場においても前者・後者のどちらでも書いても基本的に不問とされている。
    • 昔の学校教育では前者の で書くようにしていたが現在では後者の が主流である。しかし若年層でも前者の字体で書く者も多い。
  • 片仮名の「ソ」

関連項目

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