すわき後楽中華そば
すわき後楽中華そば(すわきこうらくちゅうかそば)は、岡山県域に展開されている岡山ラーメンのチェーン店。現在の運営は株式会社ファインフードネットワーク。店名は略称の「すわき」で呼ばれることが多い。
概要
編集1964年に岡山市の表町商店街にあったすわき家具店[注 1]の地下で開業。(この場所は現在、天満屋リビング館になっている)家具店の社長夫人が副業として始めたとされる。その味が評判となり、市内や郊外に次々と支店を出すようになり、さらにはフランチャイズ方式を取り入れて一時は岡山県下でも知られるラーメンチェーンとなった。当時は千葉県、広島県、兵庫県にも展開していた。
しかし、店舗が増えすぎたこともあって、店舗間の味のばらつきが大きくなったこと、こってり系のラーメンが人気を得たことなどから徐々に人気が低下し閉店する店舗が増えるようになった。さらに本業である家具販売の業績不振も重なり、経営が伸び悩むようになってしまう。
1989年に、株式会社すわきがラーメン部門全体を株式会社ファインフードネットワークに譲渡することとなった。譲渡後は営業エリアを岡山県内に絞り、従来の味を残しつつ新しいメニューを追加するなど営業体制の見直しを行っている。現在の本部は岡山県岡山市中区桜橋3-2-18。
数ヶ月に一度、山陽新聞で日曜日に発行の子供向け新聞内の広告とLINE公式アカウント(掲載日は異なる)に指定商品の半額セールのお知らせを出す。半額セールは直営店全てとFC店舗の一部で行っている。半額セールの日は、半額セール対象の商品しか店舗では調理されず他の商品は調理休止する。半額セールの日は、下中野店など駐車場が狭い店舗の場合は、近隣の大型駐車場がある店舗にお願いして駐車場を使わせてもらえるようにしてある。[1]
特徴
編集とんこつをベースとし、あっさりとしていてコクのある醤油ラーメンは、40年以上の歴史を持ち、現在でも幅広い年齢層に支持されている。ラーメンの具はねぎとチャーシュー、メンマが基本だが、トッピングでさらに追加することもできる。また、各テーブルに小梅が食べられるよう置いてある。
メニュー
編集太字は一部店舗のみ。また、下記に示した以外のメニューや、各種セットメニューを置いている店舗もある。
特に「株式会社すわき」時代から契約を続けている一部フランチャイズ店舗の中には、現在でも「株式会社すわき」旗下時代の旧メニューで営業を続けている店舗も存在する。なお、それに該当する店舗では既トッピングメニューでの提供となるため、トッピングメニューおよび替玉制が存在しない。
また店舗によっては、メニューを限定して半額セールを行ったり、店頭や折込チラシや新聞広告などで割引券を配布するなど、積極的に集客を行っているところもある。(配布されている割引券は直営店すべてと一部のフランチャイズ店舗専用しか発行されていない)
ラーメン
編集- 醤油ラーメン
- スペシャル醤油ラーメン
- うまみ醤油ラーメン…通常の醤油ラーメンに豚の背油を加えている。
- ぴりごまラーメン
- みそラーメン
- 塩ラーメン
- 超激辛ぴりごまラーメン
- 味噌ぴりごまラーメン
- お子様セット
サイドメニュー
編集- 梅げんこつおにぎり
- わかめげんこつおにぎり
- チャーハン
- チャーシューまぜご飯
- コロハンしゅうまい
- ぎょうざ
- 大盛り
- 替玉
トッピング
編集- チャーシュー
- わかめ
- もやし
- メンマ
- スイートコーン
- 無塩バター
- 味付けたまご
過去には「天ぷら」(小えびのかき揚げ)も存在していた。
店舗
編集※詳細は公式サイトの店舗情報[2]を参照
脚注
編集注釈
編集- ^ のち株式会社すわきに商号変更。現・株式会社タイム
- ^ テーパマーク内店舗で、同テーマパークの閉園と共に閉店。現・高梁店の前身
- ^ 2015年現在はセブン-イレブンの店舗が建設されている。
- ^ 閉店理由はイオン岡山店の完全閉店の為である。2014年9月に閉店。
- ^ この店舗は8番らーめんとして建設された店舗で、8番らーめんの閉店後は、飲食店以外も含め複数の店が入れ替わって2014年からすわきになっている。建物は、店内だけを改装して使用しており、看板以外の外装は8番らーめんの時代のままである。2018年10月30日に閉店。その後、必ず復活しますのでお待ちくださいという内容の看板が掲示されたが一切復活しないで、同じ敷地内にあった隣の建物の格安美容室と共に完全閉店し、すわきだった建物を解体して撤去し、美容室だった建物が2020年2月に根本商店が経営している勝成という店名のラーメン屋になった。
出典
編集関連項目
編集- 岡山県のラーメン
- リックコーポレーション - 創業家にして、かつての親会社。旧・すわき