この人を見よ (ニーチェ)
フリードリヒ・ニーチェの著書
『この人を見よ』(原題:Ecce homo)は、フリードリヒ・ニーチェが発狂する直前の1888年11月4日に原稿が完成していた自伝[1][2]。ニーチェの存命中に出版される予定だったが出版社が保留していて、ニーチェの死から8年後の1908年に妹のエリーザベト・フェルスター=ニーチェの合意に基づき出版した[1]。
この人を見よ Ecce homo | ||
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ニーチェの原稿タイトルページ | ||
著者 | フリードリヒ・ニーチェ | |
訳者 | 安倍能成 | |
発行日 | 1908年(限定出版)、1911年(公刊) | |
発行元 | ライプツィヒのインゼル書店 | |
ジャンル | 哲学、自伝 | |
国 | ドイツ帝国 | |
言語 | ドイツ語 | |
ウィキポータル 哲学 | ||
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なぜ自身が賢明かを皮肉を交えつつ自画自賛を述べ、同時に『悲劇の誕生』や『ツァラトゥストラはこう語った』など、それまでに出されたニーチェの著作を自ら総括している。題名のラテン語“Ecce homo”は新約聖書『ヨハネによる福音書』の19章5節から引用されたものである。
参考文献
編集- ニーチェ 著、西尾幹二 訳『この人を見よ』新潮文庫[3]、1990年6月。ISBN 978-4102035078。改版2015年
- 工藤綏夫『ニーチェ』清水書院〈Century Books 人と思想22〉、1967年12月。新装版2014年9月、ISBN 978-4389420222
- ニーチェ 著、西尾幹二 訳『悲劇の誕生』中公クラシックス、2004年1月。ISBN 978-4121600622。
他の日本語訳
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- フリードリヒ・ニーチェ『この人を見よ(最終章)』(安倍能成訳) - ARCHIVE