小田扉

日本の漫画家
こさめちゃんから転送)

小田 扉(おだ とびら、1974年 - )は、日本漫画家。男性。神奈川県横浜市出身、同横須賀市在住(2022年現在)[1]

おだ とびら
小田 扉
生誕 1974年????
日本神奈川県横浜市
職業 漫画家
活動期間 1999年 -
ジャンル 青年漫画
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略歴

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1974年(昭和49年)東京都足立区に生まれ、同年、神奈川県横浜市磯子区上中里住宅[要出典]に移り団地で育つ[2][1]。家族は両親と兄の4人で「典型的な核家族」だった[2]関東学院大学経済学部卒業。

在学中に同人活動を始め[2]、卒業後に島津郷子アシスタント約3年間[要出典]務める[1]

1999年(平成11年)に雑誌『モーニング新マグナム増刊』に掲載された『話田家』でデビュー。2001年(平成13年)初単行本『こさめちゃん : 小田扉作品集』を講談社より刊行。この単行本は商業誌に発表した「話田家」シリーズ(全5話)、「スミ子の窓」(『コミックビーム』2000年6月号掲載)以外は表題作の「こさめちゃん」を含めて同人誌発表作品[注 1]を収録した短編集である。には漫画家の安田弘之が推薦文を寄せた[注 2]

2003年(平成15年)から2019年(令和元年)まで16年にわたり雑誌『ビッグコミックスピリッツ』にて『団地ともお』を連載[4]。連載終了と同じ2019年、『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて横須賀市を舞台に据えた『横須賀こずえ』を連載開始[5][6]2021年(令和3年)、『webアクション』にて『ちょっと不思議なこの宇宙』を連載開始[7]2023年(令和5年)、『webアクション』にて『たたかいのきろく』を連載開始[8]。同年、『ビッグコミック増刊』にて『じんちく以外』を連載開始[9]

『団地ともお』連載中の2016年(平成28年)より神奈川県横須賀市在住[1]。2022年(令和4年)4月から6月にかけて横須賀美術館で原画展「特集:小田扉の『横須賀こずえ』展」が開催された[10][1][11]

人物

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画材はつけペンではなくミリペン(ピグマ)を使用している。

自身が影響を受けた漫画家として、藤子・F・不二雄諸星大二郎を挙げている[6]

漫画家とは別にバンド活動も行っている。楽曲は、様々な漫画家の楽曲が収録された『漫画家バンド大戦CD』に収録されている。

小田のもとでアシスタント経験がある漫画家として真造圭伍がいる[12][13]

評価と影響

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森つぶみは「憧れているマンガ」を問われた際に小田扉作品全般を挙げ「発想と笑いのセンスが唯一無二」と評している[14]

作品リスト

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漫画

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イラスト

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映像化作品

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脚注

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注釈

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  1. ^ 収録作品の多くは同人誌即売会COMITIAなどで小田の個人サークルからコピー製本(コピー誌)の形態で発行された。単行本『こさめちゃん』巻末の初出情報欄では「その他はすべて未発表」と記載されている[3]。商業誌未発表の意味。
  2. ^ 帯の表紙(表1)側に「ショムニの塚原なら『もー人生の愛読書です!』って言うと思うよ。そんな本。」とゴシック体で大きく掲げられ、安田弘之の漫画『ショムニ』の主役・塚原佐和子のイラストに添えて「草夫君のママになってみたい♡」と手書きで描かれていた。

出典

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  1. ^ a b c d e 漫画『横須賀こずえ』作者 小田扉さん 犬との生活がストーリーのヒント 横須賀美術館で特集展示開催中”. タウンニュース. 株式会社タウンニュース社 (2022年5月20日). 2024年1月24日閲覧。
  2. ^ a b c 江藤俊也 (2014年12月30日). “「団地ともお」に見る「現代を生きるヒント」 漫画家・小田扉さん(40)”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. 2024年1月24日閲覧。
  3. ^ 小田扉『こさめちゃん』講談社〈KCデラックス〉、2001年3月、p. 222。
  4. ^ 小田扉「団地ともお」16年の連載に幕、TVアニメ化もされた団地マンガ”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年2月4日). 2024年1月2日閲覧。
  5. ^ 「団地ともお」の小田扉、スピリッツで犬と家族描く新連載「横須賀こずえ」”. コミックナタリー (2019年9月30日). 2024年1月2日閲覧。
  6. ^ a b anan編集部 (2021年1月8日). “天才犬が主人公のマンガ『横須賀こずえ』 ちょっと奇妙で心温まる!”. ananニュース. 株式会社マガジンハウス. 2024年1月26日閲覧。
  7. ^ 団地ともお」小田扉の新連載「ちょっと不思議なこの宇宙」がwebアクションで始動”. コミックナタリー (2021年8月20日). 2024年1月2日閲覧。
  8. ^ 小田扉が“たたかい”描く新連載がwebアクションで、「本日の卜部さん」も掲載開始”. コミックナタリー (2023年7月21日). 2024年1月2日閲覧。
  9. ^ 人畜無害の“人畜以外”、夫婦経営のとある食堂…小田扉&保松侘助の新連載”. コミックナタリー (2023年11月17日). 2024年1月2日閲覧。
  10. ^ 小田扉「横須賀こずえ」の原画展が舞台の横須賀で、SNSで描き下ろしのマンガも公開”. コミックナタリー (2022年3月29日). 2024年1月26日閲覧。
  11. ^ 令和4年度第1期所蔵品展 : 特集:小田扉の『横須賀こずえ』展”. 横須賀美術館. 2024年1月24日閲覧。
  12. ^ 魅惑の描線・独特な世界を生み出す漫画家 西村ツチカさんに迫る(前編)”. illustration-mag. 玄光社 (2017年). 2024年1月26日閲覧。 “友人でもある真造圭伍君は小田扉さん(※4)のところでアシスタントをバリバリやっていたので、コマの割り方とか漫画を描くのがやっぱり上手いんですよ。” ※初出は雑誌『illustration(イラストレーション)』No. 213、玄光社、2017年3月。
  13. ^ 入院したことで生まれた、入院した時に読みたいマンガ「ひらやすみ」真造圭伍にガチインタビュー|川島・山内のマンガ沼web”. FANY Magazine. 吉本興業株式会社 (2023年8月18日). 2024年1月24日閲覧。
  14. ^ 「今回の作品は特に線を意識して作画をするようにしています」まんきき38号『転がる姉弟』森つぶみ先生インタビュー”. コミタン!ブログ部 (2021年1月15日). 2024年1月24日閲覧。 ※初出は『まんきき』第38号。
  15. ^ “あのレスラーが牧場で飼われる?小田扉が実在選手を描くプロレスギャグ1巻”. コミックナタリー. (2017年9月29日). https://natalie.mu/comic/news/250762 2017年9月29日閲覧。 
  16. ^ “「団地ともお」小田扉の新連載「ちょっと不思議なこの宇宙」がwebアクションで始動”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月20日). https://natalie.mu/comic/news/441577 2021年8月20日閲覧。 
  17. ^ ビッグコミックオリジナル増刊号 11月12日増刊号”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2021年10月12日閲覧。
  18. ^ 「しめっぽい話ですが 最終話 葬儀の相談をしよう、今野!」『ビッグコミックオリジナル増刊』2023年3月12日増刊号、小学館、2023年2月10日、262頁。 
  19. ^ “小田扉が“たたかい”描く新連載がwebアクションで、「本日の卜部さん」も掲載開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年7月21日). https://natalie.mu/comic/news/533764 2023年7月21日閲覧。 
  20. ^ ビッグコミック増刊号 12月17日増刊”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2023年11月17日閲覧。
  21. ^ 『office YOU』2024年4月号、集英社クリエイティブ、2024年2月22日。 表紙より。
  22. ^ 『office YOU』2024年8月号、集英社クリエイティブ、2024年6月21日。 表紙より。

外部リンク

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