こがね丸 (4代)
佐渡汽船のフェリー
こがね丸(こがねまる、旧称:えひめ)は、佐渡汽船が運航するフェリー。本項目では、2023年4月29日に就航した4代目を取り扱う。
こがね丸 | |
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直江津港に入港する「こがね丸」 | |
基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 |
宇和島運輸 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 →佐渡汽船 |
運用者 |
宇和島運輸 →佐渡汽船 |
建造所 | 内海造船瀬戸田工場 |
信号符字 | JL6674 |
IMO番号 | 9254238 |
MMSI番号 | 431501694 |
改名 |
えひめ(2001-2022) こがね丸(2023-) |
経歴 | |
起工 | 2000年 |
進水 | 2001年 |
竣工 | 2001年 |
就航 |
2001年7月12日(「えひめ」として) 2023年4月29日(「こがね丸」として) |
運航終了 | 2022年6月(「えひめ」として) |
現況 | 運航中 |
要目 | |
総トン数 |
2,483 トン[1] (宇和島運輸時代は2,494 トン) |
全長 |
116.5 m[1] (宇和島運輸時代は115.0 m) |
幅 | 16.0 m |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 2基 |
推進器 | 2軸 |
出力 | 6,620 kW |
最大速力 | 22.3ノット |
航海速力 |
19.0 ノット[1] (宇和島運輸時代は20.2ノット) |
旅客定員 |
584名[1] (宇和島運輸時代は610名) |
車両搭載数 |
中型バス35台及び乗用車25台、または乗用車150台[1] (宇和島運輸時代は8トントラック35台、乗用車25台) |
概要
編集内海造船瀬戸田工場で建造され、宇和島運輸の「えひめ」として2001年7月12日に就航した。
共有建造制度を利用して建造された鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船であった。
2022年6月をもって宇和島運輸での運航を終了し[2]、佐渡汽船に売却された[3][4]。佐渡汽船での名称は公募により「こがね丸」に決定した[5]。2023年4月29日に直江津港 - 小木港航路に就航した。当初は3月25日に就航する予定だったが、船体の改造に必要な部品の納入が遅れたために延期された[6]。
航路
編集運航していた航路
編集- 本船とあかつき丸の2隻で1日6往復を運航していた。
- 八幡浜港 - 臼杵港
- ドック期間の際に回航を兼ねて臼杵航路で運航される場合があった。
設計
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全通二層甲板型の旅客船兼自動車渡船である。 先に就航したさくらと船型は類似するが、全長が2メートル長くなり、船室の拡大されており、旅客定員が125名、総トン数が約150トン増加した。 ランプウェイは船首(バウバイザー付)および船尾の2箇所に装備されている。
佐渡汽船への売却後に以下の改造が行われた。
船内
編集船室
編集- 特等室 - ベッド、ソファーセット、トイレ、化粧台付
- 一等室 - 枕、毛布、マット付
- 二等室
設備
編集- ペットケージエリア
脚注
編集- ^ a b c d e “こがね丸(4代目)船内見取り図”. 佐渡汽船. 2024年1月27日閲覧。
- ^ “新造フェリー「れいめい丸」あす就航 畳敷き、エレベーター 高齢客に優しく 別府-八幡浜 /大分”. 毎日新聞. (2022年6月22日). オリジナルの2022年6月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “佐渡汽船、中古カーフェリー購入 小木-直江津航路に来年3月導入へ”. 新潟日報. (2022年9月8日). オリジナルの2022年9月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ “中古カーフェリー購入 約8億7000万円で契約 佐渡汽船と宇和島運輸”. 上越タイムス. (2022年9月8日). オリジナルの2022年9月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ 『2023年春就航 小木・直江津航路カーフェリー船名決定のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)佐渡汽船、2022年11月18日 。2023年2月23日閲覧。
- ^ “【速報】佐渡汽船 小木-直江津航路の就航1カ月延期”. 新潟日報. (2023年2月13日) 2023年2月23日閲覧。
- ^ “2024年カーフェリー配船表(新潟~両津航路)”. 佐渡汽船. 2024年1月27日閲覧。
外部リンク
編集- 就航船 - ウェイバックマシン(2021年5月7日アーカイブ分) - 宇和島運輸フェリー
- MarineTraffic.com - KOGANE MARU - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示