おんがくブラボー
『おんがくブラボー』は、NHK Eテレで2015年10月7日より放送されている教育番組(学校放送)。小学校3 - 6年生音楽科を対象にしている。字幕放送、および視覚障害者向けに副音声による解説放送を実施している。
2014年12月26日 9:00 - 9:10に「冬のテレビクラブ」内で第1回「音を感じて考えよう」の先行放送を行った(のちに「春のテレビクラブ」で2015年4月1日にも放送)。
概要
編集2015年10月7日より放送開始。NHKの学校放送番組における小学3年音楽科向けの番組としては『歌えリコーダー』終了以来12年半ぶり、小学4年音楽科向けとしては『ゆかいなコンサート』終了以来20年半ぶり、小学5・6年音楽科向けとしては『音楽教室』終了以来43年ぶり。
「器楽」「歌唱」「音楽づくり」「鑑賞」から毎回ひとつのテーマを取り上げる[1]。
出演者
編集- ブラボー - 声:山本シュウ
本名は「ケロン・セバスチャン・ブラボー・バッハ」。作曲家であるバッハの末裔らしいが、なぜかカエルの姿をしており、関西弁でしゃべる。音楽のことならなんでも知っている。なお、同じくNHK教育テレビ→NHK Eテレで2006年 - 2011年に放送された『理科6年 ふしぎ情報局』のキャラクターとは全く無関係。
- しらとり - 演:白鳥久美子(たんぽぽ)
- そら - 演:富沢そら
- ひなた - 演:加瀬ひなた
- スギテツ - 「ブラボー音楽実験」のコーナーに出演。クラシック音楽をアレンジした「冗談音楽」のユニット。テーマ曲「いふうどうどう de SKA?」の演奏も担当。
- ゲスト出演者
- 江崎浩司(リコーダー奏者) - 第2回、第3回
- 栗コーダーカルテット - 第2回、第3回
- 野本由紀夫(指揮者)、玉川大学管弦楽団 - 第3回
- 植松透、竹島悟史(NHK交響楽団メンバー) - 第4回
- 辻秀幸(声楽家) - 第7回
- NHK東京児童合唱団 - 第7回、第8回
- 金田典子(指揮者) - 第8回
スタッフ
編集- 人形操演 - がこさく、山部俊文
- 人形美術 - 小池俊章(スタジオ・ノーヴァ)
- 制作・著作 - NHK
放送時刻
編集すべて日本標準時(JST)
期間 | 放送時間 |
---|---|
2015年度下期 | 水曜日 9:10 - 9:20、月曜日 15:30 - 15:40
月曜日の放送は2016年1月 - 3月のみ。 |
2016年度下期、2017年度上期 | 水曜日 9:55 - 10:05 |
2018年度上期 | 水曜日 9:50 - 10:00 |
2018年度下期 | 水曜日 15:30 - 15:40(2018年10月 - 12月) |
2019年度 - 2021年度の上期 | 火曜日 15:30 - 15:40 |
2022年度以降の上期 | 火曜日 16:40 - 16:50
(4月 - 6月の放送。7月 - 9月は『カテイカ』を放送) |
放送リスト
編集回 | 初回放送日 | 単元 | タイトル | 放送楽曲 |
---|---|---|---|---|
1 | 2014年12月30日[2] | 鑑賞 | 音を感じて考えよう | 組曲「動物の謝肉祭」より「白鳥」 |
2 | 2015年10月21日 | 器楽 | リコーダーに挑戦しよう | 「マンボNo.5 おんがくブラボーバージョン」(「シ」の音だけで演奏) |
3 | 2015年11月4日 | 器楽 | リコーダーをうまくふこう | ベートーベン作曲 交響曲第9番・第4楽章「歓喜の歌」[3] |
4 | 2015年7月27日 | 器楽 | さまざまな楽器に挑戦[4] | メキシコ民謡「ラ・クカラーチャ」 |
5 | 2015年12月2日 | 音楽づくり | リズムで音楽づくり | オリジナル音楽「リズムの音楽」(クラベスとボイスパーカッションで演奏)[5] |
6 | 2016年1月6日 | 鑑賞 | ”さくらさくら”のヒミツ | 日本古謡「さくらさくら」 |
7 | 2016年1月27日 | 歌唱 | ひびくいい声で歌おう | 童謡「ゆかいに歩けば」 |
8 | 2016年2月10日 | 歌唱 | ハモるって気持ちいい! | 日本の唱歌「ふるさと」 |
9 | 2016年2月24日 | 音楽づくり | ”せんりつづくり”はこわくない! | オリジナル楽曲「ソラシのせんりつ」 |
10 | 2016年3月9日 | 鑑賞 | 音楽の”しかけ”をさぐろう! | ハチャトゥリアン作曲「剣の舞」[6] |
11 | 2016年3月31日 | 特別編 | オーケストラに行こう! | [7] |
脚注
編集- ^ NHK放送文化研究所 編『NHK年鑑2016』NHK出版、2016年11月11日、194頁。
- ^ 当初、オープニングテーマは「天国と地獄」をアレンジしたものが使用されたが、レギュラー化した際にスギテツの「いふうどうどう de SKA?」に差し替えられた。
- ^ しらとり・そら・ひなたと玉川大学管弦楽団が演奏。
- ^ ゲストの植松透と竹島悟史を紹介する際は、テレビ放送版ではブラボーによるナレーションとNHK交響楽団の演奏シーンが流れるが、Web配信版では版権の都合により演奏音声はカットされてブラボーによるナレーションのみが流されて演奏シーンは静止画に差し替えられ、オーケストラの演奏シーンはWeb上では公開できない旨の断り書きが添えられている。
- ^ 曲の後半でそらがボイスパーカッションを披露。
- ^ テレビ放送版ではユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏の演奏映像が流れるが、Web配信版では版権の都合によりオーケストラの演奏映像をWebサイト上で公開できないため、音声はそのままにブラボーが曲に合わせて踊る映像に差し替えられている。
- ^ 「春のテレビクラブ」内で9:30 - 9:40に放送。放送からしばらくの間はNHK for SchoolのWebサイトでも閲覧可能だったが、現在は閲覧不可となっている。なお、視覚障害者向けのの副音声解説放送は実施されなかった。