ラ・クカラーチャ
「ラ・クカラーチャ」 (La cucaracha) は、メキシコの民謡である。
概要
編集ラクカラーチャは、スペイン語で「ゴキブリ」や、女性兵士の名前であると言われている。ビジャ軍の愛唱歌であり、行進中に歌われていたと言われている。
歌詞
編集スペイン語(原語)
- Una cosa me da risa
- Pancho Villa sin camisa
- Ya se van los carrancistas
- Porque vienen los villistas
- La cucaracha, la cucaracha,
- Ya no puede caminar;
- Porque no tiene, porque le falta
- Marihuana que fumar
- Para sarapes, Saltillo
- Chihua, para soldados
- Para mujeres, Jalisco
- Para amar toditos Lados
- La cucaracha, la cucaracha,
- Ya no puede caminar;
- Porque no tiene, porque le falta
- Marihuana que fumar
日本語訳(ただし、左記の訳ではない)
- おれたちゃ愉快な 気のいい仲間さ 肩苦しいのが とっても苦手さ
- 自由できままな 楽しい毎日 飾らないで生きる それが俺たち
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ どうしてなんだろう?
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 嫌われものだ
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 逃げ出さないで
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 仲良くやろう
- スピード自慢で あちこち走るよ 険しい山だって かるがるのぼれる
- 小さなあなだって やすやすくぐれる おまけに空だって すいすい飛べる
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ どうしてなんだろう?
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 嫌われものだ
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 逃げ出さないで
- ラクカラーチャ ラクカラーチャ 仲良くやろう
みんなのうた
編集みんなのうた 車にゆられて (ラ・クカラーチャ) | |
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歌手 | 東京放送児童合唱団 |
作詞者 | 佐木敏 |
作曲者 | メキシコ民謡 |
編曲者 | 山本直純 |
映像 | 実写 |
初放送月 | 1963年10月 |
再放送月 | なし |
NHKの『みんなのうた』では佐木敏が訳詞、山本直純が編曲を手掛け、『車にゆられて(ラ・クカラーチャ)』というタイトルで、1963年10月に放送された。歌は東京放送児童合唱団。
再放送はされておらず、「みんなのうた発掘プロジェクト」によって音声が提供されたものの、当時の映像は提供されていない[1]。
その他
編集- マグの「フルーティー」というめざまし時計に使用されている。
- アメリカのアイスクリームトラックのメロディに使用されている。
- 『まちかどドレミ』でこの歌の替え歌が歌われたこともある。
- Holtek製のメロディIC HT38A5に収録されている。
- 1980年頃にアース製薬「ごきぶりホイホイ」のCMでこの歌の替え歌が歌われたこともある。
- 1980年代後半に日本プロ野球の横浜大洋ホエールズに所属したカルロス・ポンセ(スペイン語が公用語のプエルトリコ出身)の応援歌の原曲として使用された。
- stebel社のミュージックホーンのメロディにも採用されている。
- 『釣りバカ日誌20 ファイナル』で奪衣婆(演:西田敏行)がこの歌の替え歌を歌いながら踊った。
関連項目
編集- パンチョ・ビリャ - スペイン語での読みはビジャ。革命時にビジャ軍を率いる。
脚注
編集- ^ “車にゆられて(ラ・クカラ―チャ)”. NHKみんなのうた. 2021年12月20日閲覧。