おかべりか
おかべ りか(1950年11月10日 - 2017年7月8日[1])は、日本の女性漫画家・挿絵画家。埼玉県浦和市(現:さいたま市)出身。獨協大学外国語学部フランス語学科卒業[2]。
おかべ りか | |
---|---|
生誕 |
1950年11月10日 日本・埼玉県浦和市(現:さいたま市) |
死没 | 2017年7月8日(66歳没) |
職業 | 漫画家、挿絵画家 |
来歴
編集おもに児童書・絵本・育児誌などを中心に漫画や挿絵、翻訳などを手がける。子供の視点を中心にした、鋭い観察眼と人物描写に基づくユーモラスな作風が特色。また1970年代には集英社『明星』などで挿絵を描いていた。
福音館書店より刊行していた月刊誌『おおきなポケット』では漫画作品を断続的に連載。うち『とちめんぼう劇場』『よい子への道』などを単行本化。
2002年より北澤楽天顕彰会理事。他、さいたま市民漫画展(のち北澤楽天漫画大賞)審査員、さいたま市文化財等選考委員を務める。
『おばけやさん』は初の物語作品シリーズで、2011年より年一回ペースで刊行され、全7巻が発売された。
2018年7月-8月にさいたま市立漫画会館にて原画展『おかべりか展〜コドモだってイロイロあります〜』[3]、10月に東京都豊島区Art&Eat ロケッティーダにてスケッチ展『発掘!いろいろあったぞ!おかべりか展』[4]が開催された。
家族・親族
編集主な作品
編集文・絵
編集- コミック コドモの定番(学陽書房)
- パワー全開!!!赤ちゃんのお通〜り(主婦の友社)
- イロイロあるぞ彼らの事情(フレーベル館)
- とちめんぼう劇場(福音館書店)
- よい子への道(福音館書店)
- よい子への道2(福音館書店)
- やきゅうじょうにいこう(福音館書店『かがくのとも』448号)
- よい子れんしゅう帳(福音館書店)
- あゆみ?(読売新聞 教育欄掲載)
- おだんごちゃん(童心社)
- 「おばけやさん」シリーズ(偕成社)
- 笠智衆のように枯れたい(小林道雄・堀切和雅との共著 ユビキタ・スタジオ)
挿絵
編集- 若いやつは失礼(文・小林道雄、岩波書店)
- 高校生の正しい夏(岩波書店)
- W・ブレインホルストの素敵な部屋からこんにちは(文:W・ブレインホルスト、翻訳:島村力、グラフ社)
- どきどき よぼうちゅうしゃ(文:小林まさこ、あかね書房)
- ごめんねがいえなくて(文:藤田千津、あかね書房)
- 花ゲリラってしってる?(文:藤田千津、あかね書房)
- とんだトラブル!?タイムトラベル(文:友乃雪、あかね書房)
- ナッチにおまかせ 虹を下から見上げたら(文:山口理、国土社)
- 「ムジナ探偵局」シリーズ(文:富安陽子、童心社)
- 「もも&ピーマン」シリーズ(文:いそみゆき、ポプラ社)
- 逢魔が刻のにおい(文:金治直美、学習研究社)
- へんてこらんど(文:岩佐敏子、リーブル)
- はっけよい鯉太(文:杉山亮、フレーベル館)
- 朝の連続小説(文:杉山亮、仮説社)
- 空を飛んだポチ(文:杉山亮、講談社)※第56回(2009年)産経児童出版文化賞受賞
- バナ天パーティー(文:杉山亮、講談社)
- 走れ、カネイノチ!(文:杉山亮、講談社)
- 「日本のわらい話・おばけ話」シリーズ(文:西本鶏介、 ポプラ社)
- 「やまんば妖怪学校」シリーズ(文:末吉暁子、偕成社)
- マゾ森の夏休み(文:川渕圭一、 汐文社)
- げんたのかいぞくごっこ(文:うえつきみよこ、 瑞雲舎)
- かえうたえほん タマゴレンジャー(文:林木林、 ひかりのくに)
- むしばあちゃん(文:苅田澄子、佼成出版社)
- トイレのてんしちゃん(文:苅田澄子、佼成出版社)
文
編集- よるにきこえるおと (絵:大島妙子、フレーベル館)
翻訳
編集- まよなかのたたかい(文:ティエリー・デデュー、レミ・クールジョン、フレーベル館)
- もこもこはどこ?(文:マリー・ワッブ、フレーベル館)
脚注
編集- ^ “漫画家・おかべりかさんが66歳で死去 「よい子への道」など”. livedoor news (2017年7月18日). 2017年7月18日閲覧。
- ^ “はじめてのちいさなえほん しゃぼんだまぷわん”. 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア. 2022年7月12日閲覧。
- ^ “おかべりか展~コドモだってイロイロあります~ ~さいたま市~”. クオリティ埼玉. 日本電子新聞社 (2018年7月24日). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “発掘!いろいろあったぞ!おかべりか展”. 偕成社 (2018年9月27日). 2022年11月10日閲覧。