あっぱれ伝-伏龍の章-』(あっぱれでん ふくりょうのしょう)は1995年TGLからPC-9801で発売されたゲームソフトである。 本作は、江戸時代を背景とする架空の世界「ヤマト大国」を舞台とするロールプレイングゲームであり、実在の人物をモデルとしたキャラクターや有名な兵器、宝物や妖怪などが多く登場した。 一方でユニークな設定もあり、たとえば、初期に登場する敵妖怪・ワラビモチは、ファンタジーの世界観を持つRPGに登場するスライムという存在に対してのパロディである。

あっぱれ伝-伏龍の章-
ジャンル RPG、FD
対応機種 PC-9801
開発元 TGL
発売元 TGL
人数 1
発売日 1995年12月8日(フロッピーディスク版)12月15日(CD-ROM版)
その他 特典:キャラクターの図柄を使用したアイロンプリント
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内容

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「ヤマト大国」でよろず屋を営む主人公・幻斗は、忍びたちに襲われたの持っていた密書を届ける役目を受け、相棒の猫又・ベニマルとともに旅に出る。

登場キャラクター

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幻斗(げんと)
主人公であるよろず屋。武器は
ベニマル
幻斗の相棒である猫又。武器は。さまざまな姿に変身することも出来る。
メイリン
武術家の少女。白竜に変身することが出来る。
ヘイリー
西の国からやって来たパライソ教の宣教師。
タマモ
化け狐。美少女の姿に変身も出来る。
ゴエモン
蝦夷地で酒場を営む男性。正体は大泥棒であり、武器は煙管。モチーフは石川五右衛門
シロウ
パライソ教のヤマト大国における頭領。モチーフは天草四郎
エレキ源内
発明家。モチーフは平賀源内
ヨシムネ
エド幕府の将軍さま。モチーフは徳川吉宗
マサムネ
モチーフは伊達政宗
ハンゾウ
忍びの頭。モチーフは服部半蔵
オキツグ
悪の親玉。最凶の邪龍ヤマタノオロチを召喚しようとしている。モチーフは田沼意次
ヤマタノオロチ
最凶の邪龍。

注記

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初期出荷の製品には、特定のキャラが特定の武器を装備するとゲームの進行が停止してしまうなどのバグが存在していた。そのため、アップデートのためのパッチが配布されていた。

参考資料

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  • 『コンプティーク』1995年12月号 角川書店 18頁